消耗品費

 2019.05.22  クラウドERP実践ポータル

消耗品費は、会計の勘定科目で使用される費目で、会社での業務に必要な事務用品や工具、機械等の購入費用を指す。具体的には、ボールペンやノートなどの文房具、各種の伝票や封筒、名刺や資料などの営業ツール、印鑑やスタンプ、荷造り用の手袋やガムテープなど、非常に幅広い対象が消耗品費として該当する。
消耗品費として認められるための条件は、金額が10万円以内・使用可能な期間が1年未満。例えばパソコンを購入した場合、その金額が10万円未満なら消耗品費、10万円を超えると有形固定資産となる。またパソコン本体が10万円未満でも、キーボードやマウスなどを含めた金額が10万円を超えると消耗品には当たらなくなる。

実際の会計処理では、例えば製造業の場合、事務で使う消耗品費と工場で使う消耗品費を分けて管理するのが一般的。また一般の会社でも、机や椅子などの什器や掃除機といった機械類は備品費として分けて扱われる。

なお、似た科目として事務用品費があり、消耗品費に該当する多くの物品が重複する。どちらを使うかは会社の判断に委ねられている。

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