中小企業に必要な会計ソフトとは?

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 2018.06.13  クラウドERP編集部

堅調な成長を見せる会計ソフト市場では、中小企業を中心に導入が進み、今や零細企業にとってもなくてはならない存在となりました。しかしながら、「会計業務はExcelで十分だ」として会計ソフトを未だ導入していない企業もまだまだ多いでしょう。

確かにExcelでも会計処理は可能ですが、そこには課題も多く、せっかくの効率化のチャンスを逃している可能性があります。

それでは中小企業に必要な会計ソフトとは何か?今回はここに焦点を当ててお話します。

中小企業が持つ課題とは?

日本政策金融公庫が毎年発表している「中小企業の景況見通し※1」2018年版によれば、中小企業の経営課題トップ3は「営業力・販売力の強化」「人材の確保・育成」「販売価格引き下げ・コストダウン」です。

トップの「営業力・販売力の強化」はおそらくほとんどの中小企業にとって重大な課題ではないでしょうか。大企業は規模の経済の恩恵を受けながら利益を確保し、市場での地位を確固たるものとしてさらに大きな利益を生み出します。中小企業がこれに太刀打ちするためには営業力や販売力を強化して、大企業の製品やサービスと差別化を図ることが大切です。

次に多い「人材の確保・育成」に関しては近年大企業でも同じ課題を抱えています。離職率が上昇したり、キャリアアップのための転職が多くなったいま、優秀な人材確保や育成は大企業でも苦戦しているのが現状です。

3つめの「販売価格引き下げ・コストダウン」に関しては中小企業では対応が難しい傾向にあります。価格競争にのみ込まれてしまうとあっという間に利益率が下がるため、やはり営業力や販売力を強化することが重要と言えるでしょう。

こうした中小企業の経営課題に対して、会計ソフトはどう効果を発揮するのでしょうか?

中小企業の経営課題を解決する会計ソフトとは?

会計ソフトで経営課題が解決するのか?せいぜい会計業務がちょっと楽になるくらいだろう、という感覚をお持ちなのではないでしょうか。しかし、実際に会計ソフトによって経営課題を解決した事例があります。

たとえば「人材の確保・育成」という経営課題はクラウド会計ソフトによって解決できる可能性が高いものです。

クラウド会計ソフトとはインターネット経由で利用するサービスであり、企業はパソコンやサーバーに会計ソフトをインストールすることなく利用できます。そのためシステム運用業務も発生せず、管理負担が増加しません。

多くの中小企業ではIT人材が不足しているため可能な限り負担を増やさない形で新しいシステムを導入したいと考えています。その点、クラウド会計ソフトなら管理負担を変えずに会計ソフトを導入できるため、IT人材が少ない中小企業にもマッチするサービスです。

もちろん新たにIT人材を確保する必要もなければ育成する必要もありません。IT人材がまったくいないという企業でも導入できます。

中小企業の経営課題トップである「営業力・販売力の強化」に関しても会計ソフトで解決できる部分があります。営業支援や顧客管理と連携可能なクラウド会計ソフトなら、営業の事務処理を効率化した顧客とのコミュニケーションにより集中できる環境が整います。営業力や販売力を強化するために、まずは営業の効率化というアプローチで課題を解決します。

このように一口に会計ソフトといっても様々な形態があり、それぞれに解決できる経営課題が違います。

会計ソフトよりも広範囲な効率化を目指すためには

競合他社はもちろん大企業と市場で戦うために、中小企業は現状業務の多くを効率化して、創造的な部分により注力する必要があります。リソースが豊富な大企業では事務処理を徹底する部門と創造的な仕事をする部門が明確に分かれているため、それぞれの業務に専念すればよいでしょう。

しかし中小企業が創造的な仕事により集中するためには、組織全体での広範囲な効率化が求められます。つまり現状として会計ソフトによる効率化だけでは、競合他社や大企業に太刀打ちできるほどの効率化を手にすることは難しいでしょう。

そこでおすすめするのがクラウドERPです。複数の基幹業務を統合し、一つのデータベースで情報を管理するERP(Enterprise Resource Planning:エンタープライズ・リソース・プランニング)をインターネット経由で提供するというサービスです。

クラウドERPを利用すると会計をはじめ人事、総務、営業、購買、販売、製造といった組織全体の部門が一つのデータベースで繋がります。会計システムも人事システム、それ以外のシステムもすべて連携された状態が保たれているため、特定の業務だけでなく組織全体の業務効率化に成功するでしょう。

具体的には次のようなメリットを享受できます。

メリット①2重のデータ入力作業が無くなる

複数のシステムに同じデータを反映しなければならない場合、従来ならシステムごとに同じデータを入力します。しかしそれはでデータ入力の手間が多くなりますしミスも発生しやすいでしょう。クラウドERPでは一つのシステムに入力したデータが瞬時に他のシステムに反映されるため、手間の多いデータ入力作業が削減されます。

メリット②データの信頼性が担保される

データというものは信頼性があって初めて活用できます。整備されていない在庫データはあてにできず、自ら在庫置き場に確認に行っているというセールスマンは多いのではないでしょうか?しかしそれでは納期回答が遅れるばかりか、より一層在庫データの信頼性が低下してしまいます。クラウドERPならシステム同士のデータ連携によって、データは常に整合性が保たれます。信頼できるデータのもとで業務を進めることが可能なので、業務効率が大幅に向上するでしょう。

メリット③人、もの、金、情報の流れが見える

ERPとはそもそも企業の経営資源を統合管理するためのITソリューションです。人、もの、金、情報といった経営4大要素を可視化することで経営判断を下していくことができます。これらの流れが見えるようになることで、経営者の考え方は従来と変わるかもしれません。

メリット④情報活用が進む

ビッグデータ活用が話題になってから既に数年が経過しますが、膨大なデータを十分活用できている企業は少ないでしょう。大量のデータは分析し新しい知見を見出すためには、分析までのデータ集計や加工といった段階で多くの手間が生じます。そのためデータを活用しきれていないというのが現状です。クラウドERPを導入すると、各部署から生成されるデータは一元的に管理されるため、情報活用の難易度がぐっと下がります。データ集計や加工の必要はなく、あとはBIツールと連携してビッグデータ解析を進めるだけです。

以上のように、クラウドERPを導入すれば会計ソフトよりも圧倒的広範囲な業務効率化によって様々な経営課題を解決できるでしょう。「営業力・販売力の強化」はもちろん「人材の確保・育成」や「販売価格引き下げ・コストダウン」といった経営課題にも大変有効で、これ以外の「財務体質の改善」といった経営課題も解決できます。

大企業に比べて資本やリソースが少ない中小企業だからこそ、クラウドERPなどのソリューションを利用して多くの経営課題を解決し、より創造的な仕事に注力することによるメリットは大きいでしょう。

※1 2018年の中小企業の景況見通し ~「中小企業景況調査」(2017年11月)の付帯調査結果~

会計ソフトからクラウドERPヘ移行する理由

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