成功を左右する!クラウドERPパートナー選定の5ポイント

 2016.07.07  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

クラウドERP(Enterprise Resource Planning)は企業経営に必要な基幹系システムを包括的に導入すると同時に、デリケートな製品でもあります。適切な導入ができなければ、失敗に終わる可能性は大きいでしょう。

そこで最近ではパートナーを活用しての導入が盛んになっていますね。つまりクラウドERP導入・運用に関するノウハウを持つプロフェッショナルと契約し、導入するということです。クラウドERP導入を成功させるという観点から考えれば、パートナーと契約しての導入は賢い選択と言えるでしょう。

しかし、全てのパートナーが導入成功に導いてくれるとは限りません。中にはパートナー選びが不適切で導入に失敗した事例が多く存在します。

そんな企業にならないためにも、パートナー選定のポイントを押さえておくことは必須条件ですね。今回はクラウドERP導入にあたり、適切なパートナーを選ぶためのポイントやクライアント企業が意識すべき注意点などを紹介していきます。

クラウドERP導入パートナーに求められるモノとは

パートナー選びを成功させる上でまず重要なのが、パートナーに求められるモノをしっかりと理解しておくことです。“良いパートナーの条件”と言い換えることもできますね。まずは以下の4つを良いパートナーの条件として念頭に入れておいて欲しいと思います。

製品の熟知

パートナーが取り扱う製品を熟知していることは基本中の基本であり、このため重視する必要もないという企業が多く存在します。しかし、パートナーでも製品に対する熟知度が不足しているケースが十分にあり得るのです。このため、クラウドERP導入企業はパートナーがどれだけ製品を熟知しているかを見極める必要があります。

クライアントへの理解

パートナーがクライアントの現状課題などをしっかりと理解していれば、導入成功率はグンッとアップします。「どれだけ自社の業務や課題を理解しているか?」はとても重要なポイントです。

導入、運用のノウハウ

クラウドERPでは導入はさることながら、適切な運用を行わなければ失敗に終わってしまいます。このためパートナーには導入と運用2つのノウハウがなければなりません。

適切なプランニング

自分本位なプランニングではなく、顧客視点に立ったプランニングができるという点もパートナーに必要なモノの一つです。つまり顧客に寄り添ったプランニングができるのが良いパートナーの指標となります。

パートナーを選ぶ5つのポイント

1. オウンドメディアで情報発信をしているか?

オウンドメディアとは、企業が運営するブログや情報メディアを指します。コンテンツマーケティングにおいて新規顧客獲得のために運営しているものですが、パートナー選びの一つのポイントでもあります。

まず着目すべきは製品に対する情報発信を行っているかです。クラウドERPを提供するパートナーなら、クラウドERPに関する導入や運営のノウハウを発信しているかに注目してください。自社独自のノウハウを発信している企業ほど、安心してサポートしてもらうことができます。

情報の正確性にもしっかりと目を向けましょう。どんなに情報発信していても正確性に欠ける情報を発信してしまっているようでは、信用問題に関わります。

また、コンテンツの更新頻度も重要です。パートナー企業内の人材リソースにもよるので、毎日更新しているという企業は少ないでしょう。ですので「最低でも週に1回以上更新している」を基準にしてみてください。ただし毎日更新しているケースでも情報の正確性に欠けてしまっていては元も子もないので、総合的に判断することが大切です。

2. 製品のメリットばかりと伝えていないか?

パートナー選定の際は、恐らく一度担当と対面して話をする機会があると思います。(あるいは電話で)このとき取扱い製品のメリットばかりを伝えるくるパートナーは要注意です。「契約を取りたい」という気持ちの現れでしょうが、どんな製品もがメリットとデメリット2つの側面を持ち合わせています。

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良いパートナーはこのデメリットに関してもしっかりと伝えてくれるのです。もちろん、デメリットをただ伝えるのではなく「それに対しどのような対策が取れるか?」も明確に提示してくれます。

良いことばかりを言うセールスマンと、悪いことも含め総合的に製品を紹介するセールスマン。どちらの方が信頼のおけるパートナーかは明白ですね。ただしデメリットを伝えるているからと言ってすぐに信頼するのは危険です。

他のポイントと合わせて多角面から評価しましょう。

3. クライアントの課題を把握した上で提案しているか?

クライアント企業の業務と現状課題をしっかりと把握しているかはパートナーに求められる大切な要素であり、これらを踏まえて上で提案できてるかが選定ポイントの一つです。これは実際にパートナーと対面し、提案を聞いてみることで感じ取れる部分でしょう。

よくあるのが「自社と同業への導入実績があるから大丈夫だろう」という安心感ですが、往々にして失敗するケースなので十分に注意してください。

確かに同業の導入実績があれば、業界の特徴を把握している可能性が高いので評価できるポイントではあります。しかしながら同業が抱えていた課題が自社の課題とまったく同じかと言われれば、違う点の方が多いでしょう。

このため導入実績は「うちと同業への導入実績もあるのか」と参考程度に抑えておきましょう。重要なのは実際にパートナーの提案を聞き、自社課題をしっかりと把握した上で提案をしているかです。

4. レスポンスは常に迅速か?

意外と気にしていない企業が多いようですが、クライアント企業からの連絡に対するレスポンスの迅速性は重要です。なぜならパートナーの信頼度に直結する事柄だからです。また、ビジネスに対する積極性も伺えます。

もしもレスポンスが遅いパートナーでは、いざクラウドERP導入となってもテンポが悪く迅速な導入が実現しません。このためレスポンスは早ければ早いほど良いのです。

もちろん、ただ早いだけでなく要点をしっかりと押さえたコミュニケーションが取れていることも重要です。

5. 他クライアントからの評判は良いか?

パートナーを評価する際に有効的なのが、他クライアントに直接評判を聞いてみることです。Amazonのレビューのように第三者の評価として参考にできるのでパートナー選びの際は必ずヒアリングしてみましょう。

導入時のパートナーの対応は迅速だったか?

導入前と導入後のギャップはどの程度あるか?

しっかりと目的達成に向かっているか?

などなど、可能な限りパートナーに関する情報を引き出して評価に盛り込みましょう。

クライアント企業が注意するべきポイント

ここで、パートナーと契約する際にクライアント企業が注意するべきポイントを紹介しておきます。クラウドERPでは何もパートナー選定だけでなく、他にも注意すべきことがたくさんあるのです。

パートナーに導入を丸投げしない

まず、パートナーにクラウドERP導入を丸投げしてしまうと失敗する可能性は確実に高まります。パートナーは導入や運用に対するプロフェッショナルであるため「どのようにすればクラウドERP導入が成功できるか?」というノウハウを持っています。(良いパートナーに限って)

しかし、クライアント企業の全てを理解しているわけではありません。企業の数だけ課題があるように、導入の仕方も各企業により異なります。つまりクライアント企業にとって適切なクラウドERP導入を実現するためには、クライアント企業の協力が必要不可欠なのです。

パートナーと密にコミュニケーションをとり、自社主体で導入プロジェクトを進めていくという心構えがなければいけません。

導入に合わせて業務変革を起こす気概を持つ

クラウドERPを導入することでこれまで個々に稼働していたシステムが連携し、一つのデータベースで情報を管理できるようになります。これは多くのメリットをもたらす半面、従来の業務スタイルを破壊するという意味も少なからずあるのです。

もちろん、全ての業務が激変してしまうほどの破壊は現場社員の負担となり、失敗の原因にもなりかねません。しかし多少の業務破壊を受け入れこれに対応するための体制を持つ必要があります。

つまり、クラウドERP導入に合わせて業務変革を起こすのです。クラウドERP導入ではこうした業務変革がなければ成功は難しいソリューションです。小さくてもいいので「ちょっとしたイノベーションを起こす」というクライアント企業の気持ちが重要です。

クラウドERPに対する予備知識を付けておく

パートナーを選定する上では一番大切なポイントです。選ぶ側であるクライアント企業がクラウドERPについてある程度知っておかなければ、適切な評価をすることはできないでしょう。

例えるならばルールを知らずにポーカー世界大会に出場するようなものです。そう都合よくビギナーズラックは起きないので、早々に敗北(選定失敗)してしまいます。

まずは「クラウドERPとは何なのか?」最低限の予備知識を付けておきましょう。

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まとめ

クラウドERPにおいてパートナー選びは製品を選ぶくらい大切なことです。どんなに良い製品だとしても、パートナーによっては導入失敗となってしまうことも十分にあります。

適切なパートナーを選ぶために、今回紹介したポイントを参考にして頂きたいと思います。

また、しつこいようですがクライアント企業としてクラウドERPに対する予備知識は必須です。これがなければ適切な評価も判断もままならないでしょう。

100%でなくてもいいので、最低でも70%程度はクラウドERPに対する理解を深めパートナー選定に臨んでください。

NetSuite SuiteSuccess

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