ECサイト構築の種類とメリットデメリット

 2018.01.11  クラウドERP編集部

ECサイトの役割といえば、最近まではWebへ移行した消費者の購買行動に合わせるためWeb上で商品を販売する、というのが主なものでした。しかし、越境EC市場が拡大したことで、自社ビジネスの市場拡大のためにECサイトを取り入れている企業が増えています。

実際に経済産業省の調査によれば、平成28年(2016年)の日本国内B2C(消費者向け)EC市場は、15.1兆円(前年比9.9)と順調な成長を見せています。

引用:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場が15兆円を突破。中国向け越境EC市場も1兆円を突破~

今年は越境ECに乗り出した企業も多いことから、前年以上の成長率で市場が拡大するのではないでしょうか。

今回はそんなECサイトを構築するための種類と、各種のメリット・デメリットを紹介していきます。これからECサイト事業を視野に入れているという企業は、自社に合った構築方法を見つけてください。

1.クラウドサービス型ECサイト

クラウドサービス型ECサイトというのは、Web上で提供されるECサイト構築サービスを利用するものです。通常ECサイト構築といえば、オープンソースソフトウェアやパッケージ製品を導入し、オンプレミスでの運用をイメージしがちです。しかし、インフラへの投資が必要ないことから、最近ではオンプレミスよりもクラウドサービス型ECサイトへの人気が高まっています

メリット

最大のメリットはやはり、インフラへの投資が不要ということでしょう。ECサイトは構築や運用よりも、初期投資にかかる費用を考慮して、導入を先送りにしているケースが少なくありません。

一方、クラウドサービス型ECサイトならWeb上のサービスを利用するので、インフラへの投資が必要なく、低コストにECサイトを構築できます。

この他、ほとんどノンプログラミングで構築できるため、ECサイトをスピーディに構築できるというのもメリットの一つです。

デメリット

一方、ECサイトとしての自由度が低いというデメリットがあります。基本的にはカスタマイズができず、機能も限定的という場合がほとんどです。そのため、ECサイト運用状況に合わせて自由にカスタマイズしたい、という企業には不向きでしょう。

2.オープンソースソフトウェア

オープンソースソフトウェアとは無償で導入できる製品を指します。誰でも無償で使用でき、ソースコードが開示されているので自由にカスタマイズできるのも特長です。広く知られているWordPressはブログ作成のオープンソースソフトウェアであるものの、プラグインによってECサイト構築もできます。

メリット

ライセンス費用がかからないため、安価にECサイトを構築できるというのが最大のメリットです。もちろんインフラへの投資が必要です。ただし、クラウドサービスを活用すればインフラも安価に揃えられるので、初期投資は最も低い構築方法でしょう。

さらにデザインやカスタマイズの自由度も高いため、自社だけの特別なECサイトを構築できます。

デメリット

オープンソースソフトウェアのデメリットはやはりセキュリティです。脆弱性が発見されることも多く、Webサイト改ざんや情報漏えいなど深刻な事態に発展することもあります。ベンダーによるサポートもないため、バグが発生した際も完全に自己責任です。

このため、運用には厳しいセキュリティポリシーや、開発技術が必要になります。

3.パッケージ製品

パッケージ製品はベンダーがある程度開発したフレームワークをもとに、ECサイトを構築する方法です。オープンソースソフトウェアとの違いはライセンス費用がかかるということと、比較的安心して導入できるという点です。

メリット

パッケージ製品はオープンソースソフトウェア同様に、デザインやカスタマイズの自由度が高いECサイト構築方法です。そのため、自社オリジナルのECサイトを構築でき、ブランディングにも強い傾向にあります。

ベンダーによるサポートを受けられたり、定期的なアップデートによりセキュリティが維持されているというのも重要なメリットでしょう。

デメリット

サーバやネットワークなどのインフラ投資、さらにパッケージ製品購入費用もかかるので、初期コストが高いというのがデメリットです。さらに、フルスクラッチ開発ほどではないものの、開発に時間と手間がかかります。

4.フルスクラッチ開発

フルスクラッチ開発とは、ECサイト構築のためのWebアプリケーションなどすべてのシステムをゼロから開発するという方法です。そのため、ECサイト構築には開発技術を持った人材が不可欠になります。

メリット

フルスクラッチ開発のメリットは、どんな要件にも対応できるという点です。あんな機能を追加したい、こんなデザインにしたいといった要望も、技術さえあればいくらでも実現できます。

デメリット

構築コストが最もかかるのがフルスクラッチ開発です。そのため、大規模ECサイトを構築するという目的以外では、ほとんど選ばれない方法です。経年と共にシステムが古くなるため、細かいメンテナンスが必要になるというのも、管理者にとって大きな負担でしょう。

自社にとって最適なECサイト構築とは?

ここまで4つのECサイト構築方法を紹介しました。皆さんの環境や目的に合った構築方法は決まったでしょうか?少し、ECサイト構築方法に関するポイントを紹介します。

まず、小規模なECサイトから徐々に拡大していきたいという企業は、クラウドサービス型ECサイトを選ぶべきです。理由は、初期コストが最もかかりませんし、開発技術も不要だからです。

いきなりオープンソースソフトウェアやパッケージ製品に手を出すのではなく、クラウドサービス型ECサイトでスモールスタートを切り、ビジネスの成長に合わせて構築方法を変化させていきましょう。

中規模のECサイト、あるいは越境ECを目指している場合はオープンソフトウェアかパッケージ製品が最適です。デザインやカスタマイズの自由度が高いため、ブランド色を強く出せるというのも魅力の一つでしょう。

オープンソースソフトウェアかパッケージ製品かという選択については、ECサイトにかけられる予算と現状保有している技術を考慮して選ぶことが大切です。

もう一つ、越境ECを目指す場合は海外製のクラウドサービス型ECサイトを選ぶのも有効です。例えばNetSuiteは海外対応に強いERPですが、ECサイトとしての機能も備えているため、用意に外国語対応ができたり自由なカスタマイズもできます。

国内製品では海外のビジネス習慣に対応できないケースも多いので、越境ECを検討する際は視野に入れておくと良いでしょう。

まとめ

販売経路の一つとして構築されてきたECサイトも、今やビジネスの中心になりつつあります。越境ECサイトで海外市場を開拓してから、海外支社を設立するというのも、すでに当たり前の戦略です。自社ビジネスの拡大のために、新しい市場を開拓するためにも、積極的にECサイト構築を検討していきましょう。

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