ERPシェアから見る市場のトレンドとクラウドへの変遷

 2016.11.16  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

ERP(Enterprise Resource Planning)を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。

2層ERPの採用”や“クラウド時代の到来”など、目まぐるしく変化するこの状況に混乱し、一体何を導入すればいいのかと悩むユーザーも多いことでしょう。

今回はこういった環境に対し間違ったERP導入をしてしまわないためにも、現在のERPシェアから市場のトレンドを読み取り、正しいERP導入を実現するヒントをお伝えできればと思います。

2015年国内のERP市場全体では前年比8.0%の増加

矢野経済研究所が2016年4月~7月にかけて行った調査によると、国内のERP市場は2015年が前年比8.0%増、2016年には8.1%増と予測され、まずまず好調な傾向となっています。
参考:ERP市場動向に関する調査を実施(2016年)

要因としては2016年1月からスタートしたマイナンバー制度開始や、クラウドサービスの利用が拡大したことによるERPクラウド化があるようです。

またERPクラウド化の背景として、円高や英国のEU離脱問題、中国をはじめとした新興国の景気悪化を受け、不安定な外部環境に対して“柔軟に対応できるプラットフォームを構築したい”という強いニーズがあります。

NetSuiteが3年連続成長率No.1ベンダーに

ERPソリューション個々でシェアを見てみると、クラウドERPを提供する「NetSuite(ネットスイート)」が3年連続で成長率No.1のベンダーとして米調査会社のガートナーに評価されてます。
参考:NetSuite、ガートナー社の調査で、上位10社の財務会計システムにおいて世界で最も速く成長している企業に選出

NetSuiteは1997年から一貫してクラウドERPを提供する業界のパイオニア的ベンダーであり、長年に渡るノウハウを反映させたシステム設計と、開発プラットフォームの提供による柔軟なシステム環境が人気のソリューションです。

成長率に関しては世界上位10社のうち、2番目に成長したベンダーと“3倍以上の差”があるので、その成長率の高さが伺えます。

こうしたNetSuiteの成長の背景には、やはりERPに対するニーズと時代の変化が大きく影響しており、恐らくこの傾向は今後も続くことでしょう。

特にクラウド化への波は非常に激しく、新規導入企業がクラウドERPを選択するだけでなく、従来オンプレミスで環境構築していた企業に関しても続々とリプレイスを検討しています。

ERPのトレンドとクラウドへの変遷

2層ERP(2Tier ERP)の採用

2層ERPとは、既存環境として構築されている“コアERP”に対し、シームレスな連携が可能なクラウドERPを拠点へ導入するというシステム構築方法です。

NetSuite SuiteSuccess 新登場!!

1990年代から2000年代初頭にかけて国内導入が広まったERPソリューションンには、“シングルインスタンス”という合言葉があったことを覚えているでしょうか?

いわゆる全ての子会社や支社、部門が地理的に異なる場所で同じERPシステム上で業務を行うことにより、効率的な財務処理や経営分析をもとにした意思決定の迅速化を実現するための概念です。

当時シングルインスタンスは非常に合理的かつ多くのIT課題を解決するための糸口として認識されていました。事実、この概念によりビジョンを達成した企業も多く存在します。

しかしその陰では、グローバル環境の標準化を数年かけても実現しないケースや、コストが肥大化し経営を圧迫するというケースが多く発生しました。

原因は膨大な運用管理業務の必要性に対応できず、時間とコストを大量に消費してしまっているということです。

これに対し2層ERPは初期コストの削減と運用管理業務の効率化を行いつつ、本社と拠点間において統合されたシステムを環境を構築することができます。

2層ERPの実現には“クラウドERPであること”が非常に重要です。オンプレミスでは現状課題を多く残すことになり、“変化に対応できないグローバル環境”を構築してしまうことになるのです。

データシート:グローバル企業のためのERP展開方法論

オンプレミスからクラウド時代へ

オンプレミスのERPソリューションから、クラウドERP主流へとシフトしている時代背景には2層ERPの採用もありますが、単純なコスト削減や運用管理業務の効率化といった大きな理由があります。

2009年に刊行された米CIOマガジンによると平均的なSAP導入コストは1,700万ドル(約13億6,000万円)であり、Oracleでは1,300万ドル(約10億4,000万円)となっています。(当時のレートで)

こうした莫大な導入コストは中小企業だけでなく大企業にとっても大きな負担であり、導入を躊躇する原因の一つです。

対してはクラウドEPRではユーザーベースでランニングコストが発生するので、初期コストにていてはほぼかからず、導入の障壁を大きく下げています。

また、クラウドサービスとして提供されることから運用管理業務を大幅に効率化できるので、労働生産性を向上させたりトータル的なコスト削減に繋がるケースも少なくありません。

これからのERPの在り方

様々な環境やニーズの変化を受け、これからは柔軟性の高いERPソリューションが市場の中心となっていきます。

そしてこうした柔軟性の高いシステム環境を提供できるのがやはりクラウドERPです。

特にNetSuiteでは独自の開発プラットフォームを提供していることから、クラウドERPでありながら自由なカスタマイズが可能であり、企業ごとに異なるニーズにもフィットできるという強みがあります。

もちろん、予め用意されたテンプレートを活用して業務を合わせることができるので、開発に頼らない環境構築も可能です。

実際にNetSuite導入事例の中には、1ヵ月程度でシステムをカットオーバーしたケースも存在します。

また、NetSuiteではSAPやOracleといったコアERPに対しシームレスに連携し、2層ERPの概念を実現することも可能です。

NetSuiteの成長率が物語るように、これからのERPの在り方というのは、柔軟性が高くグローバルで統合されたシステム環境を構築できるソリューションというのが中心になっていくでしょう。

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まとめ

皆さんは現在のシステム環境にどのような課題を抱えていますか?分断されたシステム環境による弊害や、運用管理業務の負荷などが課題としてあるのなら、ERPソリューション(とりわけクラウドERP)の導入がおすすめです。

その中でも柔軟性の高いNetSuiteは皆さんが持つ複雑なニーズにマッチし、快適なシステム環境とリアルタイムな経営分析を軸にした、意思決定の迅速化と経営基盤の強化を提供します。

ぜひ、2週間の無料トライアルを利用したり具体的な導入検討により、NetSuiteの高い導入効果を実感していただければと思います。

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