“企業買収”2016年の大型買収4選

 2017.01.16  クラウドERP編集部

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トムソン・ロイター社の「2016年上半期 日本M&Aレビュー」によると、2016年上半期(1月~6月)の国内M&A市場規模は公表案件ベースで7.1兆円、前年同期と比較すると24.8%の減少となりました。 

しかし、案件数に関しては1,565件と前年同期から24件増加し、各業界における企業買収の活発化が見て取れます。ちなみに過去10年間のデータでは2007年上半期の1,578件に次ぐ歴代2位となっています。

出典:トムソン・ロイター社 http://share.thomsonreuters.com/general/PR/MA_2Q_2016_J.pdf

今回は、そんな2016年のM&A市場を振り返り、大型買収を中心に紹介していきたいと思います。また最後には、M&A成功におけるNetSuite(ネットスイート)”の有用性について解説しますので、ご参考ください。

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ソフトバンク ⇒ 英国ARMホールディングス社(過去最高買収額)

ソフトバンクグループは7月に、英国の大手半導体設計メーカーであるARM(アーム)ホールティングス社の買収を発表しました。

買収額は3.3兆円と過去最高額を叩き出したことでも注目を集めています。 

ARMはCPUアーキテクチャを提供する会社であり、iPhoneや多くのAndroidスマートフォンがARMアーキテクチャをベースとして世界300社以上、約850のプロセッサライセンスを販売しています。

しかし、ARMの年間売上高が約1,800億円なのに対し「高すぎる企業買収なのでは?」という声も少なくありません。

こうした現状に対し、ARMは12月2日に都内で開催した「ARM Tech Symposia 2016」という開発者向けイベントにて、買収後のIoT(Internet of Things)戦略について言及しています。

現在拡大市場であり、普及期に入ろうというIoT市場ですが、2035年には2,750億個ものIoTデバイスがインターネットに接続される時代になると言われています。

ソフトバンクグループはこうした市場予測を踏まえARM買収に乗り出し、IoT普及に大きく貢献するという姿勢を見せているようです。

また、ソフトバンクグループでは既にARMサーバによるベアメタル(物理サーバ)クラウドサービスを展開しており、日本では12月16日よりサービス提供開始となります。

NetSuite SuiteSuccess 新登場!!

出典:PC Watch http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1033138.html

アサヒグループホールディングス ⇒ 欧州ビールメーカー4社

アサヒグループホールディングスは4月に、世界No1ビールメーカーであるベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ社に対し、同社が保有する欧州(イタリア、オランダ、英国)ビールブランド事業会社4社を買収すると発表しています。 

買収総額は3,293億円に達し、アサヒグループホールディングスにとっては過去最大の買収額となりました。

しかしその1カ月後には、英国ビールメーカー大手SABミラーに対し、東欧5ヵ国のビール事業の買収提案をする方針を見せています。

買収額は5,000億円以上に上ると予測されており、実現すれば日本ビールメーカーによる海外企業買収事例での最高額となります。

アサヒグループホールディングスはこれらの買収をもとに、今後海外における市場拡大を狙っていく方針です。

出典1:トムソン・ロイター社 http://jp.reuters.com/article/asahi-mrg-idJPKCN0VJ1PJ?pageNumber=1
出典2:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ04HFN_U6A001C1MM8000/

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ソニー ⇒ イスラエル アルティア・セミコンダクター社

ソニーは1月、イスラエルのLTEモデムチップ開発会社であるアルティア・セミコンダクター社(以下アルティア社)の買収を発表し、約250億円で買収を締結しています。 

アルティア社は、世界的な半導体開発メーカーであるテキサス・インストゥルメンツ社の元役員3名によりイスラエルで創業され、デバイスをLTEに接続するためのモデムチップ開発技術と関連ソフトウェアを有している企業です。

LTEは4G(第4世代移動通信システム)として既に広く普及している通信規格であり、今後急速な市場拡大が見込まれるIoTを実現する規格として注目されています。

ソニーはアルティア社の技術とソフトウェアを保有することで、自社が持つセンシングデバイス技術などと掛け合わせ、通信機能を持った新たなセンシングデバイスの開発に注力すると発表しています。

出典:ソニーニュースリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201601/16-008/

味の素⇒ アフリカ プロマシドール社

味の素は11月、アフリカ36ヵ国で事業展開する大手調味料/加工食品メーカーのプロマシドール社の買収を締結させました。 

アフリカは2015年時点での人口が約12億人であり、2030年には17億人に達すると予測されていることから、確かな市場拡大が見込まれているマーケットです。

この巨大市場においてプロマシドール社はナイジュリア、アルジュリア、ガーナ、アンゴラ、コンゴ共和国を中心に安定したブランドネームを持っており、今後の展望に注目が集まっています。

味の素がアフリカ市場に参入したのは既に25年以上前であり、現在ではナイジュリア、エジプト、コートジボワールにグループ会社を設立しています。

今回の買収により味の素はアフリカ36ヵ国に強力な流通ネットワークを拡大し、市場シェアを拡大する見込みです。

ちなみに買収額は558億円となり、ナイジュリアの大手飲料メーカーチャイ社を買収した米コカコーラや、マルチプロ社を買収した米ケロッグよりも高買収額となりました。

参考記事:M&Aニュース http://www.strike.co.jp/manews/2016/20161108a.html

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M&A成功におけるNetSuiteの有用性とは?

いかがでしょうか?今回紹介したいずれの買収事例も海外企業を対象としたものであり、やはり海外市場に今後のマーケット拡大を見出す企業が多いようです。 

さらに、少子高齢化が進み、巨大化する中国マーケットを横目に縮小していく日本市場では、大企業に限らず中小企業における海外企業の買収事例が増加しています。

今後、自社が持つ市場拡大のニーズを海外企業の買収に見出すという中小企業が増大する見込みです。

そうした中、中小企業のM&Aを成功させる一つの要素して、クラウドERPのNetSuiteが注目されています。

NetSuiteは1997年より一環してクラウドERPを提供する業界のリーディングカンパニーであり、常にグローバル市場を視野に入れたシステム設計から“世界160ヵ国/30,000社以上”に選ばれているソリューションです。

NetSuiteでは、クラウドERPとしてグローバル環境における経営資源共有の容易化を提供するだけでなく、“20言語/190種類以上の通貨/100種類以上の税務報告書”を提供することで、買収企業先での新たなERP構築をスムーズに支援します。

M&A成功のためには買収締結後の迅速な戦略立案が非常に重要であり、そのためにはリアルタイムな経営資源の可視化が求められます。

NetSuiteは国を問わずあらゆる企業の経営資源を迅速に可視化し、その活用までをサポートする革新的ERPソリューションです。

皆さんのM&A戦略を成功へと導くために、NetSuiteによるグローバル環境での経営資源可視化をぜひご検討ください。

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