NetSuiteから学ぶERPの海外対応機能とは?

 2017.09.15  クラウドERP編集部

海外展開において不可欠となりつつあるのがERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)。特に、国内本社で稼働しているERPをコアとして、柔軟なシステム設計を持つERPを新たに導入する「2層ERP」という概念は、日本でも浸透しつつあります。 

米国の調査会社であるコンステレーション・リサーチ社によると、わずか18ヵ月間で2層ERPに興味を示している企業が、20%から50%に跳ね上がっています。

2層ERPを実現する上での条件は、「クラウド対応」「カスタマイズ可能」「豊富な海外対応機能」の3つです。

先の2つについては条件を満たしている製品も多いでしょう。しかし、「豊富な海外対応機能」となると、条件を満たせる製品の方が少ない現状にあります。従って、すべてのクラウド対応ERPが、海外対応を実現できるわけではないのです。 

NetSuiteが提供する「NetSuite OneWorld」は、豊富な海外対応機能を備える、数少ない製品の一つです。今回は、このNetSuite OneWorldを基準に、海外展開に必要な海外対応機能について紹介していきます。

手間の多い会計処理を、リアルタイムに統合する

海外展開の後、本社従業員として負担が大きくなるのが「会計処理」です。そもそも、日本と海外では会計基準が異なるため、統合された会計管理を行うことは基本不可能となっています。会計処理に関しても、現地通貨で届いた情報を一度日本円に換算したのち、会計処理を行うので、かなり手間の多い作業となってしまいます。

さらに、「海外支店」と「海外子会社」では国際課税への対応も異なるので、その違いに対応した会計処理機能も必要です。

NetSuite OneWorldでは多通貨対応、多言語対応の他、グループ全体を横断した単一の勘定科目一覧表の作成ができます。もちろん、個別の勘定科目を利用することも可能なので、海外拠点を含めた会計処理の速度が劇的に向上します。

世界規模でのBI(ビジネス・インテリジェンス)を実現する

ビッグデータへの期待が高まる中、BIを活用したデータ分析基盤に注目が集まっています。大量・多種なデータを分析し、経営へ活かしたビジネスチャンスを生み出すためには、迅速なデータ分析を行うための環境が必要です。

海外展開においても同様であり、これまでにも増して大量・多種なデータを取り扱うことになるでしょう。しかし、「海外のデータは海外のデータ」として、本社でのBI活用が不可能となってしまうと、データ活用が促進せずビジネスは停滞してしまいます。

そうした課題を解決するためには、世界規模でのBI活用ができる機能が無くてはなりません。 

NetSuite OneWorldは国内外にあるグループ会社すべての情報を統合管理し、一つの経営ダッシュボードに表示可能です。表示する情報は自由にカスタマイズでき、必要な情報を必要なときに取得できます。

これにより、世界規模でのデータ活用が促進し、グループ会社全体の舵切りが可能になります。 

世界をまたいで販売網を管理する

海外展開において難しいのが、海外拠点の「営業管理」です。現地でどのような販売ルートがあって、どのような顧客を抱えているのか、現地とのコミュニケーションが円滑に取れない環境では、これらの情報を把握することが難しくなってしまいます。 

その結果、企業としての強みを反映できず、現地は現地の営業を展開します。本社としては、これらの営業管理まで行い、自社の特色を反映させることが望ましいと言えます。 

そこでNetSuite OneWorldは、海外拠点を含めた販売チーム、販売パートナーの管理を自動化できます。これにより、国をまたいで販売チーム・販売パートナーとして仕事を進められ、顧客記録や取引における活動全般を閲覧することもできます。 

さらに、KPI(主要業績評価指標)、レポート、関連グラフやチャートが、正確でリアルタイムな情報を提供する販売管理ダッシュボードを自動で生成します。 

マーケティングの範囲を、世界中に拡大する

オンラインかオフラインかを問わず、マーケティングは「利益の要」です。正確な情報を適切なターゲットに届けることで、効率良く販売促進を行います。しかし、海外展開において、海外拠点を含めてマーケティング管理は難しいのが現状です。

現地市場を理解するためにはコミュニケーションが需要であったり、現地のマーケティング効果を測定するなど、様々な施策が必要です。

NetSuite OneWorldのマーケティング管理機能は、こうした世界規模でのマーケティング問題を解決します。マーケティングチームがローカル・地域・国のレベルでマーケティングを展開でき、それぞれのレベルでキャンペーン効果を測定可能です。 

マーケティング活動により生じたリード(見込み客)は、各リードの条件によって子会社や販売拠点などに自動で分配されます。世界規模でのマーケティングが迅速化することで、これまで以上にビジネスを加速できます。

サポートセンターの自動化で顧客満足度をアップ

世界規模での顧客満足度向上は、海外展開企業の「永遠の課題」です。NetSuite OneWorldが提供する顧客サポート機能は、顧客から寄せられた製品などの問題を、所在地に応じて適切な地域サポートセンターに送ることができます。さらに、顧客満足度の追跡によって、顧客満足度向上により貢献します。 

NetSuite OneWorldの代表的な海外向け機能

簡易化された税務報告

複数のローカルな税制に対応する必要があるグローバル企業は、自動化された各国独自の税務報告や自動化された税計算をより多くの国において利用できます。

会計基準コンプライアンスに準拠

110を超える国においてNetSuite OneWorldは、会計基準コンプライ アンスに対応します。

税務処理エンジンの設定

50以上の国に柔軟に対応可能な税務処理エンジンを提供します。

包括的な通貨管理機能

190を超える通貨に対応した通貨管理機能を提供します。それらは豊富な納付オプションにも対応します。

コンプライアンス監査レポート

電子監査および監査証跡と事前に組み込まれた分析機能、コンプライアンス機能を提供します。

複数言語対応

日本語はもとより19の主要な言語に対応できるため世界中で利用が可能です。

海外展開のERP選びで大切なことは?

いかがでしょうか?ここまで、NetSuite OneWorldの海外対応機能の一部を紹介しました。これらの機能は、海外展開を支援するERP、あるいは2層ERPにとって不可欠な機能であり、製品選定時に注意していただきたいポイントです。 

その上で、自社の現状環境と、海外拠点の環境を考慮したERP選びを行っていただきたいと思います。

例えばNetSuiteのようなPureなクラウド製品であれば現地にIT人材を採用する必要はなくなります。さらには必要な分だけ、必要な期間での契約が可能なため急な展開や撤退にも対応しやすいというメリットがクラウドERPにはあります。

このようにあらゆる視点から考えることが海外展開のERP選定で重要なのです。

 

まとめ

海外展開において「豊富な海外対応機能」を持つ製品を選ぶこと、「真のクラウドERPであること」「2層ERPを実現できる製品を選ぶこと」は大切です。そのためには、何よりも「製品選定が大切」ということを、念頭に置いていただきたいと思います。 

これから海外展開を行う企業。すでに展開していて、現地管理が難しい企業。これらの企業は、NetSuite OneWorldにより海外展開支援、2層ERPの実現を、ぜひご検討ください。

世界規模でのデータ管理とコミュニケーションを実現することで、海外拠点のビジネスが加速し、ひいてはグループ会社全体の成長へとつながります。

ガートナーレポート ポストモダンERPへの道

RECENT POST「ERP」の最新記事


この記事が気に入ったらいいねしよう!
New Call-to-action
New Call-to-action
NetSuite 10ユーザー分の価格と導入費用
New Call-to-action

RANKING人気資料ランキング

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング

New Call-to-action