クラウド型ERPのサービスを導入する際に比較すべきポイント

 2016.09.07  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

会計管理、販売管理生産管理在庫管理顧客管理、etc…

組織を運営していく上で必要なシステムは多く、そのすべてで連携のとれた環境を導入するというのは多くの企業の課題でもあります。

各システム間でしっかりと連携が取れていれば各部門での業務効率化が図れるだけでなく、リアルタイムなデータ分析で意思決定を迅速化させることもできるでしょう。

多くの企業はアドオン開発やアウトソーシングにより各システムを連携させようとしますが、これはベストな選択とは言えません。やはりと言いますか連携の親和性に難が生じたり、ベンダーアップデートに対応していないといった問題が発生する可能性があります。

そこでおすすめしたいのが中小企業を始め、大企業にも拡大しているクラウドERPです。1990年代後半を境に大企業に広く普及したERP(統合基幹業務システム)をクラウドサービスとして提供するソリューションですね。

クラウドERPならば親和性100%で連携の取れたシステムを、導入コストを押さえて構築することができます。さらに利用場所を選ばないことや拠点間での連携が取りやすいといったメリットなども。

しかし、現在提供されているクラウドERPは多く、結局のところどの製品を導入するのが正解なのかと悩んでいるユーザー企業も多いのではないでしょうか?

そこでそんな悩みを解消すべく、今回はクラウドERPの比較方法について紹介していきたいと思います。

比較を正確に行うための事前準備

クラウドERP比較というのは正確に行ってこそ意味があるので、まずはいくつかの事前準備が必要です。

1.導入目的を明確にする

「何のためのクラウドERPを導入するのか?」を初めに明確にする必要があります。最近ではクラウドERPの普及に伴いなんとなくの理由で導入するという企業が少なくありません。しかし、目的が明確になっていなければ適切なクラウドERP選定は不可能です。

業務効率化なのか意思決定の迅速化なのか目的は様々でしょうが、まずはクラウドERPの導入目的を明確にしましょう。

2.機能要件を絞り込んでいく

会計システムや販売管理システムなど、使用するシステムは同じでも企業が違えばニーズも異なります。ですので各システムで自社に必要な機能要件を定義していきましょう。

クラウドERPは企業経営に必要なシステムを一気通貫で提供するソリューションですので、この段階で各部門の責任者を巻き込むのがベターです。経営層だけで導入を進めたが故に現場にマッチしない製品を選んでしまったというケースが珍しくないので十分注意しましょう。

3.クラウドERPについて予備知識を付けておく

比較に入る前にクラウドERPについて改めておさらいしてください。どんなシステムを提供しているのか?どんなメリット、デメリットがあるか?など、改めて確認しておくことで今後の方向性を固めることができます。

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機能比較

それでは事前準備が完了したところで、製品比較にうつります。まず重要なのは機能比較です。というよりほとんどこれがすべてと言っても過言ではありません。

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そもそも自社の機能要件を満たしていない製品はいくら低コストでも最適なものとは言えないでしょう。ですので「機能比較の段階で決める」くらいの気概を持ち、慎重に比較していってほしいと思います。

「何ができるか?」ではなく「どこまでできるか?」

多くの方が「何ができるか?」という“機能の数”ばかりに注目しがちです。確かに機能要件を満たしていないと意味はないのでこれはこれで非常に重要なポイントです。しかし、最も重要なのは「どこまでできるか?」をしっかりと比較すること。

つまり同じ機能であっても製品によってどこまでの領域をカバーしているかが異なるのです。

例えば、製品Aの顧客管理システムで管理できるのは顧客情報と対応履歴といった「二層管理」までだとします。一方、製品Bの顧客管理システムでは上記2つに加え商談状況まで管理でき「三層管理」を提供しているとしましょう。このように、製品によって同じ機能でもカバーしている領域が異なるため「どこまでできるか?」という視点が重要なのです。

ただし、カバー領域が深ければいいというわけではなく、あくまで自社に最適な製品を選ぶのが大切です。二層管理までで十分な環境であればあえて三層管理の製品Bを選ぶ必要はありません。逆にシステムが煩雑化してしまう恐れもあるので、機能要件にマッチしたコンパクトな製品を選ぶよう心がけましょう。

UI(ユーザーインターフェース)の使いやすさ

さらに機能比較で大切なのは「全社員にとって使いやすいUIか?」ということです。お洒落なものがいいというわけでも、ITスキルが高い人向けに設計されているものがいいというわけでもありません。

あくまで重要なのは“万人に受け入れられる使いやすさ”です。

クラウドERPは企業経営に必要なシステムをすべて提供しているからこそ、必然的に全社員が利用するシステムになります。だからこそITスキルが高い人を基準にするのではなく、ある程度レベルを下げて検討する必要があるのです。

特に中小企業の経営層ではPCに明るくない方も多いので「使いやすく見やすい」というのは比較して欲しいポイントの一つです。幸いクラウドERPでは無料トライアルを提供しているので、積極的に活用して使いやすさを見極めていきましょう。

また、無料トライアルの際は実際に利用するユーザーに触ってもらうことで“現場にとって使いやすい製品”を選ぶことができます。

柔軟性の高い製品を選ぶ

もう一つ機能比較のポイントに加えるとすれば、柔軟性の高い製品を選ぶということです。クラウドERPは良くも悪くも機能が固定しているので自社に100%マッチした製品を選ぶということが容易ではありません。

ゼロからシステム開発でも行わない限り、完全にマッチするERPを導入するということはほぼ不可能なのです。

そこで重視して欲しいのが製品の柔軟性であり各システムにおいて、ある程度カスタムできるかがポイントになります。ある程度自由にカスタムできる製品ならば自社に最適なシステムへと環境を変更することができます。

というよりもクラウドERPで100%自社にマッチさせるためにはこの柔軟性が欠かせません。機能の種類やどこまでできるかだけでなく、どの程度カスタムできるかについても注目して比較してみてください。

料金比較

料金比較は最も気になるポイントでもありますが、大切なのは表面上のコストに囚われないということです。

費用対効果で比較する

クラウドERPではユーザーベースで毎月ランニングコストが発生します。こういったことから表面上のコストで製品を選びがちなのですが大切なのは費用対効果、つまりROI(Return of Investment)です。

「製品Aの方が製品Bよりも月々1万円安い」ということよりも「100の投資でどれだけの導入効果が得られるか?」というのが重要になります。特にクラウドERPでは自社にマッチしない製品を選んでしまうと、業務効率化どころか逆に煩雑化してしまうというケースが少なくありません。

そしてそうした失敗を作っている多くの原因が「表面上のコストで選んでしまった」なのです。

だからこそ、クラウドERPの料金比較ではきちんとROIを把握した上で行っていきましょう。

ベンダー比較

最後の比較はベンダー自体の比較です。サポート体制やセキュリティ体制など、どういったポイントに着目していけばいいのでしょうか?

サポート体制

初めてクラウドERPを導入する企業では、導入初期に多くのトラブルが発生すると考えておく必要があります。システムに関するトラブルというよりも活用方法に対してのトラブルです。

使い方に関するちょっとしたことから上手な活用方法まで、皆さんが選択した製品のベンダーはどこまで対応してくれるでしょうか?そしてメールサポートや電話サポートなど、どのような方法でサポートしてくれるでしょうか?

当然サポート範囲は広く、電話サポートなどがあった方がいいですよね。従ってベンダーあるいは導入パートナーのサポートに関してはしっかりと確認しておきましょう。

セキュリティ体制

クラウドERP導入における大きな懸念点でもあるセキュリティですが、実は自社独自にセキュリティ対策を取るよりも堅牢なケースがほとんどです。ただし各ベンダーによってセキュリティ要件が異なりますのでしっかりと確認は必要でしょう。

データは分散処理されているか?セキュリティスタンダードに準拠しているかなど?多角面からセキュリティ体制を評価していきましょう。

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まとめ

以上でクラウドERPの比較方法を終わりますが、最後におすすめのクラウドERPを紹介しておきます。

その製品とは「NetSuite(ネットスイート)」。1998年からクラウドERPのパイオニア的存在で業界を牽引している画期的ソリューションです。個々最近で普及が広まったように感じるクラウドERPですが、NetSuiteは20年近く前から既に提供を始めています。

そして、長年提供しているからこそのノウハウやナレッジがNetSuiteには詰め込まれているのです。事実、全世界で3万社以上に導入され米国のフォーチュン100企業のうち多くがNetSuiteでイノベーションやビジネス改革を促進しています。

クラウドERPの比較というのはその他のシステムに比べて難しい傾向にありますが、基本をしっかりと押さえて比較することで確実に最適な製品を選んでいくことができます。そうすることがクラウドERPで改革を行うための第一歩となるので、今回の比較方法を参考に自社にマッチした製品を選んでいきましょう。

NetSuite SuiteSuccess

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