ERPの導入で失敗しないための大原則

 2016.02.04  クラウドERP編集部

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ERP選定ポイント

2008年のリーマンショックによる世界規模で発生した金融危機から約4年、景気の回復にともないERPの導入が再度加速しはじめています。

特に最近の潮流として、過去のERPからのマイグレーションやガバナンスの強化、リアルタイムな意思決定、生産や販売の効率化、海外事業展開、プロセス改善、2015年頃に予定されているIFRS(国際会計基準)の適用などを目的に、ERPの検討・導入が加速しています。

その背景として、大手企業、中堅・中小企業を問わず生き残りをかけ、海外展開を含めて新規市場への参入が加速していることが後押ししているのです。

ERPの導入で失敗しないための大原則

戦略的にERPの導入を推し進める企業が多い中、実はERPにおいて、導入や運用の失敗話が尽きることはありません。失敗話に関しましては、ERPの導入が失敗だったと感じる5つの瞬間をご確認ください。

ERP導入による成功とは、極論を言うと企業にとって経営に迷惑をかけずに、売上、利益などの経営指標が改善されることにほかなりません。そのためにERPを導入し、日々の業務を効率化するだけでなく、業務スピードを向上させるのです。また、データを一か所に集める(もしくは閲覧可能な状態)にして経営品質と経営スピードを向上させるのです。

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それでは何故、ERPの導入が失敗するのでしょうか?

多くの失敗事例を見てみると、その失敗要因はさまざまです。
会計などパッケージの一部の導入だけを試みており、他のシステムと繋がっていないために業務プロセスの効率化が出来ていないことやERPシステムに自社の業務を合わせられずに結局、元のシステムに戻した企業もあります。その一方でERPシステムを自社の業務にあわせるために膨大なカスタマイズを行い開発費用と期間が独自開発を行なった場合よりも多くなる企業もあります。そのような企業は、安定稼働後にアップグレード作業で予想以上に手間やコストがかかりすぎるため運用に辟易している企業も少なくありません。

情報を一元化するために既存で動作しているシステムとのインターフェースの開発費が膨大に膨らむ企業もあります。 失敗原因を見る限り、その多くの企業が目的と方針の忘却に苛まれているようです。あたかも盆栽を育てるようにERPの導入自体が目的になってしまっている場合が多いのです。

そのようなプロジェクトでは、傾向として、経営トップの関心が低かったり、導入後のイメージが具体的に描けていない、投資対効果の評価が曖昧、情報システム部門が主導、定着化のプロセスがおろそかであったりします。また、導入後にかかるコスト資産が甘いというのも失敗原因の大きな一部になります。

動かすことに集中しすぎて経営的な視点を持たずにERPを導入してしまうと、業務を全く見直さず効率化させないERPシステムなどという本末転倒な状況に陥ってしまうため、プロジェクトの最初から最後まで導入前の課題と導入後の成功イメージを認識し続ける必要があるのです。

経営のスピードにITが邪魔をしないか?

失敗する要因の一つが、ビジネスの変化やスピードに柔軟に対応できないという問題があります。企業は成長のために日々変化しつづけています。

そのスピードは以前よりもはるかに速いスピード感を持っているのは言うまでもありません。ERPの導入に1年、2年と費やしても良い時代は終わりつつあります。そのため2000年代初頭にオンプレミス型ERPでは、テンプレートという業種や業態にあわせた雛形をベースに短期間で開発する手法が取り入れられました。これにより数年を要していた導入期間が半年から1年まで短縮可能なため、以前よりも受け入れられてきました。

しかし、競争激化の市場ではそれ以上にスピード感が求められているのです。攻め続ける企業において、他社よりも競争優位に立つためにすぐにでも、新たなビジネスに着手したいのです。

つまり、今後のERP導入の際には、システム変更や新規ビジネスの追加に伴う作業がコストや労力を最小限にためてるかが一つのカギとなります。

例えば、ある企業では新規商品を展開するのにオンラインショッピングサイトの構築を計画しました。そこでの会員登録やプロモーションを考慮しCRMとの連携は必須です。もちろん販売管理在庫管理、そのあとに続く会計処理とすべてのプロセスがシステムで繋がっている必要があります。これを3カ月で構築しなくてはならないという時代が既に来ているということです。

まとめ

上記のようなことが求められる以上、新規もしくはリプレースでERPを検討する際には最新の注意が必要であることは言うまでもありません。海外対応しているのか、ビジネスのスピードを阻害しないか、労力をかけることなく経営指標を閲覧可能か、短期間かつ適切なコストで導入可能か、システムのライフサイクルはどうなのか、などあらゆる側面で検討する必要があるのです。

そして、システム的な側面だけでなく、経営陣や各部門との連携を密にし、ERP導入におけるBefore / Afterを描き導入効果を測定する作業や定着化させるための施策などにおいてもしっかりと計画をたて実行する必要があるのです。

ERP(統合基幹業務システム)の導入を成功に導く10のステップ

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