社員のモチベーションを高めたい経営者が知っておきたいポイント

 2020.01.29  経営者実践ポータル編集部

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心理学においては、モチベーションを次の2つの要因に分けて考えます。

動因(内的な動機付け)
内面から引き起こされる「今よりも成長したい」「昇進したい」「お金持ちになりたい」など、何かを欲する能動的な要因。

誘因(外的な動機付け)
外部から引き起こされる、成果に対する評価や報酬、キャリアアップなど、自身の気持ちを満たしたり自分の利益になったりするような要因。

本記事では社員のモチベーションを高めるために、経営者が知っておくべきポイントについて解説します。その中で、動因と誘因という2つの要因はとても重要なキーワードになるので理解することをお勧めいたします。

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社員のモチベーションを高める理由とは?

よく「社員のモチベーションを高めると会社の利益も上がる」などという話を聞くことがあります。確かに、社員の仕事に対する意欲などが高まれば、会社の利益も上げるという話は抽象的であっても何となく筋の通った話のように思えます。「薬や治療に頼るのではなく、体の内側から健康を保つ」といった、肉体改善の話に似ていますね。

ところが、社員のモチベーションを高めることで会社にどういった利益がもたらされるのかを、具体的に理解していない方は多いようです。そのため、社員のモチベーション向上に投資をしても、なかなか思うように会社の利益に繋がらないという話もよく聞きます。そもそも、なぜ社員のモチベーションを高める必要があるのでしょうか?

「人は気持ちが100%」というほど心理面に支配される

世界のトップで凌ぎを削っているようなアスリート達が、互いの勝敗を決定づける重要な要因はなにか?それは「メンタル」です。トップアスリートであればあるほど、技術的な差は無くなり、最終的にはメンタルがものを言う世界になります。

言い換えれば、「人は気持ちが100%」と言ってよいほど、心理面に支配される生き物です。例えば偏差値70の受験生が80%以上合格圏の学校の落ちることがあれば、偏差値60の受験生が合格率50%の学校に受かることもあります。

これはメンタルが強いか弱いかが大きく関係しており、メンタルが強い人ほど本番での振れ幅を極限まで小さくできるため、普段の本領を発揮できるというわけです。そして人はモチベーションが高い時、メンタルが自然と強くなります。

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モチベーションが高い社員が多いほど、ここ一番という時に強く、ビジネスチャンスを決して逃さない組織を作り上げられます。

モチベーションが高い=会社への満足度が高い

社員のモチベーションが高いということは、すなわち会社への満足度が高いということです。前述のように、モチベーションは動因と誘因で構成されており、どちらも同じように満たされてなければいけません。

誘因が満たされているということは、その社員にとって会社のから与えられる評価や報酬、キャリアアップへの道筋に満足しているということです。会社への満足度が高いと社員の離職率が低下し、転職者にとって魅力的な会社に映ります。

そうすれば採用コストが下がり、社員の福利厚生などにより多く投資できるようになり、さらにモチベーションを向上する正のスパイラルが生まれます。

モチベーションが高いと常に前向きに物事を考えられる

大きなビジネスを成し遂げるためには「究極のポジティブ思考」です。本田技研工業の創業者である本田宗一郎は「成功は99%の失敗に支えられた1%だ。」など、失敗をものともしないような名言を数多く残しています。一方、発明王トーマス・エジソンは「私は失敗などしていないよ。1万通りのダメな方法を見つけただけだ。」という名言を残しています。

彼らに共通して言えることはやはり「究極なポジティブ思考」でしょう。失敗を単なる失敗と考えず、成功への材料とする。そしてどんな時もマイナス思考に陥らず、常にポジティブ思考で新しいことにどんどん挑戦していく。本田宗一郎とトーマス・エジソンに限らず、世界の偉人達は皆「究極なポジティブ思考」を持っています。

その思考は、高いモチベーションから生まれることは言うまでもありません。モチベーションの高い社員はたとえ失敗しても、それを次の成長に繋げることができ、それは自身の生産性をアップさせ、最終的に組織全体の生産性を向上することに繋がります。

モチベーションが高い人はスキルアップに意欲的

モチベーションが高い社員は自分自身が成長することに積極的なので、スキルアップのために必要なことに時間を惜しみません。会社が上手くそれをサポートできれば、教育コストを最小限に抑えられます。

「せっかくスキルアップした社員が他の会社に転職してしまわないか?」と心配する声もあるでしょう。しかし、会社にとって大きな利益をもたらすような社員とは、やはりモチベーションが高い社員です。

その上で手放したくない社員がいれば、キャリアップの道筋を示したり責任あるポジションを与えたり、福利厚生を充実させるなどの対策を取りましょう。また、現在では日本でも人材が流動的なので、人材に対して柔軟な発想を持つことが大切です。

社員のモチベーションを高めるためには?

それでは、具体的に社員のモチベーションを高める方法を紹介します。ここでは「福利厚生を充実させる」など直接的にコストがかかるような方法ではなく、モチベーション向上の基礎になる部分を紹介します。

経営のビジョンや使命を共有する

「自分の会社、自分の仕事が社会において役に立っている」という実感がなければ、モチベーションは向上しません。会社が掲げる経営ビジョンや社会的使命などは必ず社員と共有しましょう。

世界有数のホテルカンパニーであるリッツ・カールトンでは、社員として意識すべき10個の信条が書かれた「クレド」と呼ばれるカードを全社員が所持しています。折を見てクレドに書いてあることを再確認することで、常に新鮮な気持ちとリッツ・カールトンの一員としての誇りをもって仕事にあたれます。

社員の成果が目で見えるようにする

「自分の仕事が会社の利益にどう繋がっているか?」これを可視化するだけでもモチベーションは向上します。ビジネスパーソンの中には、今行っている仕事が何のためにあるのか想像が及ばない人もいます。

そうしたビジネスパーソンに対して成果が目で見えるようにすれば、モチベーションを向上するきっかけになるでしょう。

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定期的な面談をして社員の気持ちを知る

経営者やそれに近い人が、社員と定期的に面談をして社員が普段から何を考えているのか?を知ることはとても大切です。福利厚生を充実するにも、社員が何を求めているかを知らなければモチベーション向上に繋がるような対策は打てないでしょう。

社員の成長を全力で応援する

たとえ社員が会社の手を離れてキャリアップするにしろ、社員の成長を全力で応援することは会社にとっての責任のようなものです。自分自身の成長を心から応援してくれる会社に対して悪い気は当然しませんし、会社への満足度もアップします。

これらの対策は、社員のモチベーション向上において基礎になる部分であり、その上で福利厚生の充実やキャリアデザインなどの具体的な対策を実行することで、社員のモチベーションを大幅に高められる可能性があります。社員のモチベーションを向上して、組織を内部から強くしたいと考える方は、ぜひ挑戦してみてください。

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