あなたにとって適切な資金調達を選ぶ

 2019.12.04  経営者実践ポータル編集部

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他のどの生物とも同じく、ビジネスの成長には定期的な栄養補給が必要です。そして往々にして外部からのほんの少しの栄養が、「生きながらえる」と「繁栄する」の違いを生み出します。

外部からの資金調達は、特に大きな資本を必要とする業種においては、ビジネスを次のレベルに押し上げるのに大きな役割を果たすものです。最近のある調査で、中小企業の事業主たちは、行政の支援(34%)や、業界の協業(32%)が、起業家精神文化を前向きに変化させると考えていることがわかりました。しかし、その一方で、85%もの企業は中小企業やスタートアップのための行政制度をなにも活用していません。

資金調達には付帯条件がついてくるので、中小企業の設立者たちがその申請手続きに入る際には、自身はどのような内容に申請しようとしているのか、そして自身と出資者たち双方の目的を達成するためには具体的にどのような資源を追加する必要があるのかを、明確に理解している必要があります。

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どのような資金調達があるか

図1-8例えば、オーストラリア政府の小規模ビジネスに向けた助成金や資金援助のプログラムは、世界でも最高の部類に入ります。しかし、それらを見つけて申請するのは容易なことではありません。それを調べるために最初に訪れるべきは、オーストラリア政府のホームページでしょう。ここで、あなたの業種、立地、その他の条件基準に当てはまる資金援助プログラムを選別することができます。政府の商業化促進助成制度など、より新規のスタートアップに向けた高額なものもあれば、もっと幅広い業種やニーズに対応しているものもあります。

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候補となる助成金制度の選択肢を調べる際には、「助成金」と「融資」の違いを念頭に置いておきましょう。「助成金」は事業価値をもとに供与されるもので、通常は、調達資金をどのように使うかといったビジネス計画やその他の企画書の質によって判断されます。しかし、いかなる形の返済も要求されません。いっぽう、戦略成長で供与されるような「融資」は、申請手続きの煩わしさは軽減されるかも知れませんが、通常はビジネス成長や収益のある段階で、なんらかの返済が必要となります。

投資する価値のあるところは?

図2-7理想的には調達資金は、サステナブルで長期的な成長を支えるような資源やプラットフォームに向けるべきです。それらは場合によって、新たな人材雇用や、新しい設備の導入であったりもするでしょう。しかしそれは同時に、従業員間の軋轢や資本償却といったリスクを持ち込むことでもあります。

ほかには、テクノロジーへの投資などもあります。ERPやCRM(顧客関係管理)のクラウド型プラットフォームは、より高度で多様化した顧客要求の処理をスケールアップさせることができますし、SaaS型の財務会計プラットフォームは、業務の作業コストを軽減して長期的な効率化を図ることができます。とはいえ、それらのプラットフォームの可能性を最大限に引き出すためには、社内人材でも外部の提携業者でも構いませんが、必要な専門家を確保しておくことは重要です。

ひと通りの申請手続きを知る

図3-6助成金や融資はすべて、申請手続きを必要とします。それを通して行政(あるいは他の出資者)は、ビジネス計画の盤石さを測り、それに伴うリスクを調整します。潜在的なマイナス要素や最悪のシナリオについてはうまくごまかしたくもなるでしょうが、できる限り正直な事業査定を提出するようにしましょう。そうすることで、もし申請がうまく通った場合に、どのようにすればうまくビジネスを機能させることができるかを出資者が正しく知り、その後の成長段階で支援してくれることにもなります。

また、ビジネスコンサルタントを置いて資金調達計画書を作成すれば、できる限り多くの偶発的要素を洗い出すのに役立ちます。時にはそれが申請手続きの必須事項として課されている場合もあります。そして現在の事業状況についてより多くの洞察を提供することができれば、より好ましい結果となります。ERPなどの業務管理テクノロジーがあれば、査定する人々に業務や需要や成長の可能性についての明確で数量的な情報を提供することが可能になります。

金銭に頼るだけではいけません。知識に投資しましょう。

図4-5時には、資金調達が答えではない場合もあります。行政は、新規および成長過程の企業に対しては単なる財政的な支援にとどまらず、シードアクセレレーター組織から研究開発への優遇税制まで、さまざまな援助を提供していることを覚えておくのは意味あることでしょう。事業の状況や野心によっては、これらの制度が実際に追加資金よりも大きく後押ししてくれることもあり得ます。

ベンジャミン・フランクリンがかつて述べた有名な言葉があります。「知識への投資が最良の利息を返してくれる」。より優れた知識を取り入れたり、それを提供してくれるテクノロジーや人材に投資したりすることが、あなたのビジネス成長の道のりにおけるターニングポイントとなるかも知れません。

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