BOM

 2019.04.26  クラウドERP実践ポータル

BOM(Bill of Materials)とは、製品の部品表のことを指す。作成されるBOMは業種や業態によってさまざまな種類があり、「調達、製造、メンテナンス、設計」など製品の作成や管理の際に重要なものとなる。

一般的に作成されるものは「設計(E-BOM)・製造(M-BOM)・購買・サービス」BOMの4つで、部門ごとに作成される。例えば、設計BOMでは、製品の部品の数や構成が記載されており、「機能詳細、技術情報」などがわかる。

この設計BOMでは、製造に関わる情報が記載されないことが多い。その為、その後に配置されている製造BOMによって、製品の部品の数や組み立ての際に必要となる順番などが記載される。このように別々のBOMは、一つの製品をさまざまな視点から確認することが可能。他にも、購買BOMでは、発注に関わる情報、サービスBOMでは、製品のサービスやメンテナンス情報が記載される。

また、これらを統括するマスターBOMも存在する。細かいBOMを必要としない企業では、マスターBOMのみを作成することもある。これらBOMに記載される内容は「品名、数量、企業名、型番、リファレンス番号、製品仕様・材質」といった物が一般的。

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