永久資産

 2019.05.14  クラウドERP実践ポータル

永久資産とは、利用してもその価値が減らない資産のこと。一般的には土地がこれに該当する。通常、金銭や物品などの資産は、使用することによって手元から失われたり価値が損なわれたりする。しかし土地の場合は自然災害などよほどの事態が起こらない限りは、永久に使用できるため、永久資産と呼ばれている。

永久資産に混同されがちなものに、ゴールドがある。しかしゴールドは加工することはできても、使うことはできないことから永久の資産とはみなされていない。一方、土地はその上に商業施設や住宅を建てて利用できることから、永久資産となる。

長期間にわたって使用し、経年劣化が生じる資産を取得した際に、取得に要した費用をその資産の耐用年数の間に分散して費用計上する会計処理のことを減価償却といい、基本的に有形の固定資産であれば、減価償却処理が必要になる。ただし、永久資産は減価償却の対象にならない。そのため、永久資産は非償却資産とも呼ばれている。

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