損益計算書

 2019.05.23  クラウドERP実践ポータル

損益計算書は、その会計期間における収支の全体像を示すもので、かかった費用と、それによって得られた収益、その差となる利益について、1枚の書類にまとめたものを指す。企業の経営状態を判断するうえで重要な意味をもち、社員や経営陣はもちろん、株主や債権者にとっても不可欠な情報を提供する。

損益計算書は複式簿記と呼ばれる方法で作成され、英語では「Profit&Loss Statement」と表記されるため、一般的には略して「P/L」とも言われる。同じタイミングで作成される貸借対照表が、その時点での経営の状況を示すのに対し、損益計算書は一定期間の数字を集計したものとなる。
損益計算書の構成は、収益については売上高、営業外収益、特別利益の3つ。費用は、売上原価、販売費及び一般管理費などの5つに分類され、売上総利益から当期純利益まで、5つの段階で利益の額が明記される。

書き方については、勘定式と報告式という2つがあるが、一般的には左右に費用と収益を書き分ける勘定式が採用される。

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