不動産担保評価

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

不動産担保評価とは、貸し付けを行う際の担保が不動産だった場合、その担保となる不動産の資産価値を決めるための業務のことを指す。多額のお金の賃借では、貸倒れが起こった際に資金の回収ができるように不動産を担保にできる。この時、その不動産がいくらの価値があるのかがわからなければ、融資の額を決めるのは難しい。そのため、不動産担保評価によって貸し付けできる金額を決める。

不動産の評価は、土地・建物の評価を路線価や標準地価、計算式によって算出する。そして、実際に不動産鑑定士といった専門家が現地に訪問をして調査を行う。これによって、提出された不動産の書類が実際に合っているのかを確認する。

不動産の評価によって金額が算出されると、掛目と呼ばれる比率を乗算して実際の貸付額を決定する。これは評価で算出された金額よりも低い金額になってしまった場合や、売れなかった場合のリスクを軽減するためのもの。不動産の掛目は一般的に70%になっていることが多く、30%分がリスクを軽減するための金額となる。

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