個人情報保護法

 2019.05.08  クラウドERP実践ポータル

個人情報保護法とは、個人情報を取り扱う際のルールを定めた法律。2003年5月に成立、2005年4月に全面施行されたが、情報技術の発達など社会環境の変化に伴って改正が求められるようになった。これにより、2015年9月に改正され、2017年5月から改正個人情報保護法が施行され、法律の適用対象が個人情報をデータベース化して事業に利用している事業者すべてとなった。

個人情報とは、氏名、性別、生年月日、連絡先など、生存する個人に関する情報であって、特定の個人を識別できるものを指す。

個人情報を取り扱う際の基本ルールに、個人情報を「取得するときは使う目的を特定する」「本人の同意の上、利用目的内で利用する」「安全にきちんと管理する」がある。他にも本人が同意していない想定外の利用がなされることで生じる不利益や被害を予防するために、個人情報を「第三者に渡すときは原則として本人の同意を必ず得ること」も定められている。さらに、「本人から請求があれば開示、訂正、利用停止などに応じる」べきだと定めている。この法律にのっとって個人情報を適切に取り扱うことにより、個人の権利や利益の保護を図ることが定められている。

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