リート(REIT)

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

リート(REIT)とは、Real Estate Investment Trustの略称。日本語で不動産投資信託を意味し、文字通り不動産に投資をして利益を得る金融商品の一つ。リートでは、一般投資家から集めた資金で不動産投資をし、その収益を各投資家に分配する。

具体的には、投資法人という専用の団体を設立し、不動産への運用や投資を行う。この投資法人は、不動産流用以外の業務は行わず、役員のみで形成されているという特徴を持つ。そのため、運営は資産運用会社などの外部企業に任せる。また、「証券取引所にて取り引きされているため流動性が高い」「利益の90%を分配すると法人税が課せられない」「不動産開発ではなく賃貸事業に特化している」といった性質を持っている。これらの特徴や性質から、安定した取り引きを売りにしている。

元々リートは、1960年代のアメリカで誕生したもので、日本には2001年9月に市場が設立された。日本のリートはアメリカのリートとは仕組みに相違があるためJリートとも呼ばれる。

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