売上割引

 2019.05.21  クラウドERP実践ポータル

売上割引とは、サービスの提供や商品の販売において発生した債権に関して、決められた期日よりも前に取引先からの支払いがあった際の割引額を指す。この支払期日の短縮による利息分を免除(ディスカウント)した場合の割引額を処理する費用勘定で、法人および個人の双方で用いられる。
たとえば、支払期日を1ヶ月後(30日)と定めた際に、20日以内に支払う場合は、数パーセントの割引を適用する、といった手法。

このような売上割引により、期日よりも早い支払いが受けやすくなり、債権の回収をスムーズに行うことができる。
サービス提供および商品に関する取引において、掛取引が用いられる場合に際して、債権金額には支払期日までの利息が含まれている。そのため売上割引を適用した場合でも、販売会社側に損失は生じない。さらに購入者側に早期の回収を促すことが可能となるため、経営の安定化を図れる。
商品提供を行った販売会社は売上割引勘定で計上、購入側は仕入れ割引勘定で計上する。

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