セグメント

 2019.04.26  クラウドERP実践ポータル

「segment」という英単語に由来する用語。マーケティングや経営、会計、ITの分野などで多く使用される。英語では「断片」「一部分」という意味で、ビジネスでは、ある分野や市場において特定の基準に基づき細分化したひとつひとつの要素を指す。

例えば、マーケティングの分野では、市場や顧客などの分析を行う場合、特定のことに関わる物や地域、趣向などを考慮し、細かくグループ分けする(セグメンテーション)が、これらの区分単位をセグメントと呼ぶ。

経営、会計の分野では、売上高、売上総損益、営業損益、経常損益などの情報を事業の種類別(さらには製品系列別)、事業所・関連会社の所在地別などに細分したものをセグメント情報と呼ぶ。

また、ITの分野では、ネットワークを構成する個々のネットワーク環境や、コンピューターのメモリ空間上で、情報の属性などにより分類されたグループのことを指す。
地上デジタル放送方式では一つのチャンネルの放送波を13のセグメントに分け、その幾つかを組み合わせて放送データとして伝送している。このセグメントのうち、1つは携帯電話など移動体向けの低画質の放送用に割り当てられている。これがよく耳にする「ワンセグ」で、もともとは「1セグメント放送」と呼ばれていた。

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