仕訳

 2019.04.26  クラウドERP実践ポータル

仕訳とは、個人・法人問わず事業を行う者が日々起こる取引を記帳することを指す。

仕訳は複式簿記の決められたルールに従って、資産・負債・純資産・収益・費用の5つの増減を記載する。それぞれどの項目が増減したかによって、借方に記載するか貸方に記載するかが決まる。なお、仕訳では左側を借方、右側を貸方と呼ぶため、借方・貸方という呼び方に意味はない。

以前は紙の伝票を用いて仕訳を記入することが多かったが、近年では会計ソフトなどITを利用することで正確に短時間で仕訳が出来るようになっている。

仕訳には、取引が発生した日付・貸借それぞれの勘定科目・取引金額・備考などを記入する。仕訳を行う際は、日付や金額に誤りがないか、勘定科目は以前から使用しているものかなどを確認する必要がある。

日々の仕訳を元にして、事業者は試算表や貸借対象表、損益計算書などを作成する。そのため仕訳は経理処理の基本でありながら非常に重要性が高く、正確性を欠くことなく処理することが求められる。

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