グローバル企業とは?その働き方やメリット、課題を解説

 2021.10.06  クラウドERP編集部

海外市場に進出して事業を展開し、グローバル企業への転換を目指す企業が日本でも増えています。グローバル企業では、今までの日本的な企業とは異なる価値観を求められ、独自の働き方やスキルが必要になる部分もあります。この記事ではグローバル企業は何かというグローバル企業の定義や、外資系企業・多国籍企業との違い、グローバル企業で働くメリット、求められるスキルについて解説します。

グローバル企業とは?その働き方やメリット、課題を解説

グローバル企業の定義

インターネットの発展や市場のグローバル化に伴って、自社の商品・サービスを提供するエリアも日本国内のみならず、世界市場へと進出する企業が増えてきました。

ここでは国という垣根を超えて世界中で活躍するグローバル企業の定義、そして似た言葉である外資系企業や多国籍企業との違いについて解説します。

グローバル企業とは?

グローバル企業とは、最初に設立した国以外のエリアでビジネスを展開している企業のことです。ただ海外市場に進出しているというたけではなく、設立国と異なる国の拠点でも、自国と同一のサービスや商品を展開し提供していることがグローバル企業の特徴です。
この点で、日本発のグローバル企業として名前が挙がるのは、電子機器メーカーのソニー、精密機器メーカーのキヤノン、自動車メーカーのトヨタ自動車や本田技研工業、ゲームメーカーの任天堂などでしょう。

グローバル企業と外資系企業との違い

グローバル企業と混同しやすい言葉の一つに「外資系企業」があります。
外資系企業とは、その企業がある国以外に本社がある企業のことです。日本においては日本以外の国で設立された企業や日本以外に本社がある企業が「外資系企業」と呼ばれます。

製造業を営む企業の場合、コスト削減を目的に、人件費や物価が安い他国に生産工場の主力を移し、生産活動のみ当地で行うスタイルをとることがあります。これは典型的な外資系企業のあり方の一つです。この場合、生産工場を置いた国では生産活動のみを行うことが多く、生産した商品をその国で販売するケースはあまりありません。また、採用や人事、財務など企業運営にかかわる業務はすべて本国にある本社が行い、企業としての独立した機能を現地の支社に持たせていないこともしばしばあります。
こうした経営のあり方は、グローバル企業の「自国と同一の商品やサービスを他国でも展開する」という基準とはまったく異質であり、真のグローバル企業とは異なる存在であると言えます。

グローバル企業と多国籍企業との違い

複数の国を拠点にしてビジネスを展開している企業が「多国籍企業」です。生産工場を置くだけではなく、商品やサービスの流通や販売も行い、その国の国内で完結できるようなビジネスモデルを複数の国で確立すると「多国籍企業」と呼ばれるようになります。
複数の国で並行して事業を展開し、多国籍企業として海外でも認知されるようになると、原料などの海外調達がしやすくなったり、販路を世界各地に広げやすくなったりと、世界規模でのマーケット拡大が見込めるようになります。

ただ、多国籍企業とグローバル企業では、企業としてのあり方に違いがあります。
多国籍企業では、それぞれの国の現地法人が営業、人事、労務、財務などの機能を持ち、その国の状態に合わせて業務を遂行しています。
これに対して、営業、人事、労務、財務など、法人としての機能を現地レベルで保有するのではなく、世界中でもっとも適した地域で一括して業務を行い、国境の枠を越えて世界レベルで最適化するのがグローバル企業の特徴です。ある意味では、グローバル企業は多国籍企業が進化した組織形態であるとも言えるでしょう。

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グローバル企業へ就職するメリット

グローバル企業の場合、ビジネスの拠点が世界各国にあるため、普通の日本企業に就職する場合と比べ、海外で働くチャンスも多くなります。
もちろん、そういった国際色豊かな環境にあっては、語学のスキルも、専門分野に関する知識も、より実践的な力を身につけやすい環境であると言えるでしょう。
また、そもそもグローバル企業として世界で存在感を放っているような企業は、日本国内においてもそれなりの規模であることが普通で、日本の平均と比べて高めの給与水準が期待できます。

グローバル企業就職の問題点

グローバル企業で働く場合、本人の希望とは関係なく海外赴任を命じられる恐れもあります。その場合、赴任地は携わるプロジェクトの内容やそのときの経済情勢、社会情勢などに大きく左右されます。したがって、希望していない地域で働くことになる場合もあります。

また、現地でコミュニケーションを取るためには、日本語以外の言語の取得が必要です。世界でもっとも多くの人に使われている英語はもちろん、英語以外にも現地語の取得が必要な場合もあります。

言語の違いに加え、宗教や価値観など、日本とは異なる文化や生活習慣を持った人々と一緒に働くことは想像以上に大きなストレスになることがあるのです。さらに、気候の違いや食習慣の違いなども疲労の原因になることもあるでしょう。こういった点において、したたかに現地に適応していく力が求められます。

グローバル企業で働く時に求められるスキル

では、グローバル企業で求められるスキルにはどんなものがあるのでしょうか。日本企業と異なる点について具体的に見ていきましょう。

日本の環境にとらわれない柔軟性

グローバル企業は世界中を拠点にしてビジネスを展開していますが、国によっては仕事に対する姿勢やマインドが日本とまったく異なっていることも珍しくありません。ですから、日本での常識にとらわれず、状況を把握し適応していく柔軟性の高さが求められます。

しかしながら、日本とは異なる生活様式に大きなストレスを抱えてしまう人も珍しくありません。「郷に入っては郷に従え」の精神で現地に飛び込んで、どんな環境にも馴染んでいける人材こそ、グローバル企業が求めている姿であると言えます。

コミュニケーションと積極性

グローバル企業では積極的にコミュニケーションを取りに行く姿勢が求められます。特に会議の場で「発言すること」は非常に重要で、何も発言しない場合、議題に対して何も意見を持っていないと受け取られて低評価に甘んじることも珍しくありません。つまり「自らが能動的に発信して、積極的に関わっていく姿勢」が大切です。
こうした価値観もあり、言語の取得は求められます。グローバル企業で働くことを希望するなら、意識して会話のスキルや外国語のスキルを高めておくことが大切です。

まとめ

世界規模でビジネスを展開しているグローバル企業は、世界で通用する人材を目指すなら最適な環境であると言えます。
こうしたグローバル企業として事業を展開していくことを想定するなら、経営管理システムもグローバルな展開に対応できるシステムである必要があります。「Oracle NetSuite」は、グローバル展開している企業など世界中で2万6000社以上が導入しているクラウド基幹業務システム(ERP)です。
NetSuiteは19種類の言語と、190種類以上の通貨に対応しており、ため替レートや各国の会計基準も考慮されているため、国境を越えて会社の機能を最適化するグローバル展開でも運用しやすいのが魅力です。世界レベルのビジネスには、グローバル対応できるERPを使って世界中の管理システムを一元化し、ビジネスの指標値や状況をリアルタイムで把握・分析することがぜひとも必要です。こうしたリアルタイム分析に対応する機能を標準で装備しており、グローバル企業への転身を図る企業には最適なツールです。これを機会に統合基幹業務システムOracle NetSuiteの導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


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