そもそもグローバル化とは?その定義やメリット・デメリット

 2019.06.11  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

「グローバル化(グローバリゼーション)」という言葉をよく耳にします。企業のグローバル化、ビジネスのグローバル化、文化のグローバル化、人材のグローバル化など、色々なところで使用されている言葉ではありますが、中には「そもそもグローバル化って何?」と疑問符を浮かべている方も多いかと思います。何となくの理解でも十分な気もしますが、その言葉について深く理解することで、物事への理解も深まり、最終的にはビジネスの成功要素に繋がっていきます。

本稿では、気になるけれど人には訊けない「グローバル化」の定義や、そのメリット・デメリットについて解説しています。

グローバル化って何?

普段何気なく使用している言葉であるグローバル化。その意味は、「社会的・経済的に国や地域を超えて世界規模でその結びつきが深まること」です。ただし、このグローバル化に何を含めるかによって意味合いは変わってきます。

たとえば「経営のグローバル化」と言った場合は、国や地域を越えた経営状況の可視化を実施し、世界規模での経営戦略を立てることを指します。

グローバル化が広がっている背景

今日のように、様々な分野でのグローバル化が広がっている背景は主に2つあります。

1つ目は「国際関係の変化」です。資本主義のもとで規制緩和や自由競争が推し進められたことにより、人・物・金といった三大要素が国や地域を越えて自由に、盛んに行き来するようになりました。これが昨今のグローバル化を拡大するきっかけになっています。

2つ目の背景は「技術の進歩」です。ICT(Information and Communication Technology )が日進月歩的に発展したことから、ここ20年で輸送と通信にかかるコストが劇的に低下し、インターネットを活用した情報交換ではほとんどコストをかけずに、国や地域をまたぐことに成功しています。こうした情報革命は、金融の流れを加速すると共に、国や地域を越えたビジネスをより容易にしたことでグローバル化の機運が一気に上昇しました。

導入事例:グローバルスタートアップBossa Nova Robotics

グローバル化のメリット・デメリット

「グローバル化」と聞くと、国や地域を越えることによって「なんだか良いことが起きる」と考えがちですが、グローバル化にはメリットもあればデメリットもあります。ここでは、経営・企業・ビジネスのグローバル化によって起きるメリット・デメリットについて解説します。

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グローバル化のメリット

1.生産性向上

グローバル化が広まるにつれ国際的な「分業」が進展し、最適な国や地域において生産活動が行われる世界市場が生まれています。そのため、より効率的に比較優位性を持つ製品を生産できるようになりました。

さらに、自国よりも安い賃金で雇用することが可能になるため生産コストが下がります。現地生産国では雇用が増加し、絶対的貧困の状態にある人々の数も昔に比べて減少しました。

2.技術・文化の発展

企業はグローバル化を目指すことにより、世界に点在するさまざまな技術・知識・人材などのリソースを活用できるようになります。それによって企業の技や文化が劇的に発展する可能性があり、企業同士のグローバルな交流によって新しい技術や文化が生まれる可能性もあります。

3.経済問題の解決

国際的な金融危機や環境問題は、一国だけで解決できるような問題ではありません。国際機関加盟国のすべてが協力し、こうした問題に取り組んでいくことで初めて解決できます。グローバル化は国際問題への関心を高めると共に、協力を促す効果もあるのです。

もっと見る:あなたのビジネスの盲点はどこですか? 優良企業になるために重要なこと

グローバル化のデメリット

1.産業空洞化

たとえば日本企業の海外現地生産が盛んになると、相対的に国内の生産拠点が少なくなっていきます。こうした産業空洞化が起こることで、国内の雇用が少なくなり、国を潤していたはずのお金は海外に流れていってしまうため、最終的には国の経済体質が弱くなっていきます。

2.雇用の損失

海外展開を実施する企業の多くは、優れた人材だけを現地に赴任させ、現地では雇用水準の低い労働者を雇います。それにより、本来は日本人が就けていたはずの仕事を現地人材が就くことになり、日本では失業者が増えていきます。失業者の増加や雇用保険の増加を招き、経済的負担が増えることで日本の経済体質が弱くなっていきます。

3.文化の衝突

経営・企業・ビジネスのグローバル化が進むということは、日本と他国との文化交流が自然と多くなることを意味します。これはメリットがある一方、流入してきた他国の文化が日本の文化を侵食するというケースがデメリットとして想定できます。

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グローバル化に対する考え方

日本は「島国」という特性があることから、日本独自の伝統文化を守りながら様々な国の文化を積極的に取り入れてきました。

街頭を歩けばイタリアンやフレンチ、中華料理、エスニック料理などの店が数多く展開されています。これほど多様な国の食が楽しめる国は、日本をおいて他に無いでしょう。つまり日本は、「頑固な国」と思われがちですが、世界的に見て実際は他に類を見ないほどの柔軟性を持っていると言っても過言ではありません。

グローバル化の恩恵を受けながら、グローバル化による弊害を排除するためにはまず「多様性を受け入れる文化」が大切であると言われています。それに加えて、受け入れた文化を独自に発展させる思考や技術が必要になります。この点において、日本はクリアしていると言えます。

グローバル化は国際的に大きな波を作っているため、日本が閉鎖的になることはもはや不可能です。だからこそ日本の伝統文化を守りながらグローバル化の恩恵を最大限に受ける活動が必要になります。

日本人の1人1人、企業の1社1社がグローバル化について深く考え、地球上に住む一員として思いを馳せるのもたまには良いのではないでしょうか。

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