勘定科目

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

勘定科目(カンジョウカモク)とは、複式簿記の仕訳や財務諸表など日々の取引から仕訳を作成する際に用いられる諸種に類別した勘定のことを指す。勘定科目を用いれば金銭の流れを正しく把握でき、株主への情報公開や事業の手助けとなるため、ほぼ全ての企業で使用されている。

勘定科目の諸種は法律によって指定されたものはなく、会社によって多少異なることがあるが、一般的な名称のものを継続して使用するなどの取り決めは存在する。大きく分けると、貸借対照表に記載される資産・負債・純資産、損益計算書に記載される収益・費用の5種類に分類される。

資産科目は、現金・売掛金・商品など、事業者が保有している財産の処理。負債科目は、買掛金・未払金・借入金など、事業者が支払うべきマイナスの資産の処理。純資産科目は、資本金や繰越利益剰余金など、株主などから出資された資金や繰り越された資産の処理。収益科目は、売上・受取利息など、事業者が得られる収入などの処理。費用科目は、仕入・旅費交通費・交際費など、事業者が支払うべき支出などの処理を行う。

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