会計参与設置会社

 2019.05.15  クラウドERP実践ポータル

会計参与設置会社とは、会社の機関として会計参与を具備している会社のこと。会計参与は会社の取締役と共同で計算書類の作成等を行うことを主な職務とし、税理士(税理士法人)や公認会計士、監査法人に限り会計参与に着任することができる。会計参与設置会社となることで計算書類の正確性を外部に示し、一定の信頼を得ることができるというメリットがある。

また、会計参与は独立した立場をとるが、取締役・監査役と並んで会社の役員に位置付けられる。基本的には計算書類の作成等を職務とするものの、場合によっては取締役会や株主総会に出席することがある。その際、決算の報告やその内容を説明することになる。

同じく会社の会計に関与する機関として会計監査人が挙げられるが、こちらは計算書類を監査及びチェックする立場であり、役割が異なる。また、会計監査人は企業が一定の条件を満たすと設置する義務を負うのに対して、会計参与は企業規模や株式の譲渡制限等に関わらずほとんどの会社で自由に設置できるという特徴を持つ。

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