在庫管理システムの導入で得られるメリット

 2017.08.28  クラウドERP編集部

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小売、アパレル、食品などの物販業界で必ず発生する業務が「在庫管理」です。在庫とはいわば「会社の資産」であり、より多く現金化することで利益を生み出し、さらに仕入れやその他の事業に投資することができます。

つまり、在庫を最適化することが、継続的に成長するような経営の一端を担っているということです。

しかし、現状として在庫管理を適切に行えている企業は多くありません。把握しきれない在庫状況や急な仕様変更、管理ルールが守られないなど在庫管理には難しい問題が多くころがっています。

在庫管理という業務を甘く見ている企業もあるでしょう。しかし前述したように在庫管理とは経営の一部です。在庫を最適化することができなければ、収益性を下げ経営を圧迫してしまう事態にもなりかねません。

在庫管理を適正化し、さらに上記のような問題を回避するために多くの企業が在庫管理システムを導入しています。経営上の問題をITで解決するというのは既に当たり前の概念となりましたが、在庫管理システムにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

今回は在庫管理システムを導入して得られる、具体的なメリットについて紹介します。

在庫管理システム導入4つのメリット

さっそく在庫管理システム導入で得られる4つのメリットについて紹介していきます。一般的に業務効率化効果があると認識されていますが、在庫管理システム導入には他にも様々なメリットがあります。

1.現場作業精度の向上

在庫管理システムを導入するということは、現場での手作業を削減するということでもあります。 

例えば検品作業。部品や商品を入荷する際、基本的には納入リストと現物を目視確認し、正しい仕入れがされているかを判断します。さらに、仕入れリストをもとに管理表に反映するという作業もあります。

こうした作業はすべて人手で行われるので、時間はかかりますしミスも発生します。

在庫管理システムを導入した場合どう変わるかというと、まずハンディターミナルを活用することで検品作業は従来の半分以上の時間短縮が可能でしょう。ICタグを用いれば目視確認の必要はなく、検品作業があっという間に完了します。

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また、ハンディターミナルに登録された情報を端末に送信すれば、わざわざ手作業でデータを入力する必要もなく、作業時間を短縮しつつ入力ミスも無くすことができます。

このように、在庫管理システムを導入することで現場作業制度が向上し、それによる工数削減効果があったり、無駄な手戻りを低減することができるのです。

2.在庫圧縮によるコスト削減

在庫管理システムを導入すれば必ず在庫が圧縮するわけではありません。在庫管理システムはあくまでITツールなので、活用次第によってメリットを得ることもできますし、従来と変わらない環境ということもあり得ます。

ただし、ポイントを押さえて正しく活用すれば、多くの場合在庫管理システムのメリットを引き出すことができます。

その中でも在庫圧縮のメリットは企業にとって非常に大きな利益をもたらすでしょう。在庫圧縮とはいわば「在庫の最適化」です。市場ニーズに応じて常に「多すぎず少なすぎない」在庫を抱えることで、キャッシュフローを良くし機会損失を防止できます。

さらに在庫の回転が迅速化すれば、継続的に高い利益を生み出していく仕組みを作ることが可能です。

3.リアルタイム性の高い監視

管理表を利用した在庫管理で起こる問題と言えば「データのリアルタイム性が低い」というものです。検品から管理表への反映、出荷から管理表への反映など、そこには多くのタイムラグが発生します。

営業の方は、管理表では「在庫あり」となっているから顧客に納期回答をしたものの、後になって「実は在庫切れだった」という経験はないでしょうか?これはデータのリアルタイム性が低いことから起こる問題の一つです。

在庫管理システムを導入してデータのリアルタイム性が向上すれば、信頼性の高いデータを常に提供することができます。営業は在庫管理データをもとに安心して納期回答ができますし、「管理表を見ても実際はわからない」といって自ら在庫置き場に赴くこともないでしょう。

データのリアルタイム性が向上すれば、解決できる課題は多いのです。

4.在庫データを活用した分析

近年提供されている在庫管理システムの多くは、在庫管理機能と同時に分析機能をも提供しています。具体的には「ABC分析」や「ロジスティック回帰分析」など、在庫データをもとに様々な分析を行うことができます。

分析機能を活用すれば自社商品の売れ筋や資金を明確にしたり、市場トレンドを把握することなども可能で、在庫データから新たなビジネス価値を創出していけます。

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クラウド型在庫管理システムについて

数年前まで在庫管理システムといえば、パッケージ製品を導入したPCやサーバにインストールするか、システム制作会社に依頼して開発するというのが一般的でした。しかし現在の在庫管理市場の中心になりつつあるのは「クラウド型在庫管理システム」です。

クラウド型在庫管理システムとは、これまでインフラを整えたりシステム開発することで導入していた在庫管理システムを「サービスとして利用する」という仕組みです。

つまり、企業の手元に必要なのはPCとネットワーク環境のみであり、Web上の在庫管理システムにアクセスすることで従来と変わらない在庫管理機能を利用することができます。

クラウド型在庫管理システムのメリットは「迅速・低コストな導入」「システム運用の効率化」「他拠点での簡単な統合」です。

インフラ調達やシステム開発を行う必要がないことから、導入は非常に迅速かつ低コストです。初期費用は発生しますがそれも数万円という相場なので、システム開発に比べれば大幅に導入コストを削減することができます。

そしてクラウド型在庫管理システムはベンダー側で稼働しWebを介して提供されているので、ユーザー企業側でシステム運用を行う必要はありません。その上で細かな設定が行えるという柔軟性も兼ね備えているので、運用業務を効率化しつつ自社に最適な在庫管理システムを構築できます。

Webを介して利用するクラウド型在庫管理システムは、ネットワーク環境さえ整っていれば使う場所を選びません。つまり、離れた場所にある倉庫でもネットワーク環境さえ整えれば、本社とまったく同じ在庫管理システムにアクセスして管理を行うことができます。

倉庫から本社に日報などを送信する必要なく、管理者は倉庫や他拠点の在庫状況をリアルタイムに監視し、仕入れ・生産計画に取り入れることができるのです。

このように、クラウド型在庫管理システムには従来の在庫管理システムとはまったく違ったメリットを提供しています。もちろん、在庫管理システムそもそものメリットも持っているので、導入価値の高いシステムなのです。

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まとめ

従来の在庫管理システムとしてのメリット、そしてクラウド化したことのでメリットから、クラウド型在庫管理システムを導入する企業が増えています。在庫管理システムだけでなく様々なシステムがクラウド化し市場を拡大しつつあるので、将来的には企業内部システムのほとんどがクラウド化するという時代も遠くありません。

在庫管理システムの導入を検討している企業は、クラウド型在庫管理システムにも視野を広げ、自社にとって最適なシステム選びを行ってください。

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国内クラウドERP利用実態調査レポート:矢野経済研究所

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