クラウドサービスのメリットとデメリットについて解説

 2021.03.25  クラウドERP実践ポータル

SaaSなどのクラウド製品が普及し、以前よりもシステム開発の難易度は低下してきています。また、クラウドはシステムの開発速度を飛躍的に高め、企業の成長に貢献します。本記事では、クラウド導入のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

クラウドサービスのメリットとデメリットについて解説

クラウドサービスのメリット

クラウドサービスにはさまざまなメリットがありますが、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • コスト削減
  • どこでもサービスが利用できる
  • 導入後すぐに運用可能

それぞれ詳しく解説していきます。

コスト削減

クラウドサービスを導入する1つ目のメリットとして、「コストの削減」が挙げられます。

クラウドサービスが登場する以前は、システムを導入するにあたり自社内にサーバーや通信回線を設置し、その後の運用・保守業務も自社で行う「オンプレミス」という形態が一般的でした。しかし、自社で設備を運用するとなると、サーバー・通信回線・ソフトウェアの購入費用やシステム開発費用、メンテンナンス費用、技術者の人件費などさまざまな費用がかかってきます。

こうしたコスト面の問題は、クラウドサービスを導入することで解決が可能です。クラウドサービスであれば自前の設備を用意する必要がないため、オンプレミスよりも少ない初期投資で利用できます。また、クラウドサービスの料金体系は月額課金制もしくは従量課金制であるため、無駄なコストを最小限に抑えられる点もメリットです。

どこでもサービスが利用できる

クラウドサービスを導入する2つ目のメリットとして、「どこでもサービスが利用できる点」が挙げられます。クラウドサービスでは、インターネットに繋がる環境さえあれば仕事場所を選びません。

従来のオンプレミス環境では、会社にいないとシステムが利用できない状況が当たり前でした。特に外回りの多い営業担当者は、日中の取引先訪問を終えたあと、事務処理や書類作成のために一度オフィスに戻らなければならず、移動時間のロスが発生していました。

クラウドサービスを導入すれば、こうした状況も解決できます。メールの確認・返信はもちろん、受発注の手続きや資料の送付など、ほとんどの業務が外出先からでも行えます。結果として個人の業務効率が改善されることはもちろん、企業全体の労働生産性および業績の向上にもつながるでしょう。

なお、クラウドサービスの登場によってリモートワークも容易になりました。クラウドサービスではコミュニケーションツールやWeb会議ツール、ストレージなどリモートワークに欠かせない環境が揃っているため、どこにいても意思疎通やファイル共有が可能となり、最小限の出社で業務を遂行できるようになります。

導入後すぐに運用可能

クラウドサービスを導入する3つ目のメリットとして、「導入後すぐに運用可能な点」が挙げられます。オンプレミス環境でシステムを動かす場合、自社内にサーバーを設置してシステムそのものをゼロから設計・開発していく必要があり、利用開始まで最低でも数ヶ月の期間を要していました。

しかしながらビジネスはスピードが命です。システム構築に数ヶ月も費やしていては競合他社に先を越されかねません。

その点、クラウドサービスではすでに完成されたサービスを利用するため、オンプレミスに比べて検討から導入、運用開始までの期間を短縮できます。その分より重要度の高い業務に注力でき、結果的にビジネスの成長速度を上げることが可能です。

クラウドサービスのデメリット

利用する場所を問わない、導入までの期間や手間が少なくて済むなど、メリットの多いクラウドサービスですが、当然デメリットもあります。クラウドサービスを効果的に活用するためにも、事前にしっかりとデメリットを把握しておくことが大切です。クラウドサービスの主なデメリットは以下の通りです。

  • カスタマイズの不自由さ
  • 社内システムとの連携ができない場合がある
  • サービス終了リスクがある

それぞれを解説していきます。

カスタマイズの不自由さ

クラウドサービスを導入する1つ目のデメリットとして、「カスタマイズの不自由さ」が挙げられます。クラウドサービスはすでに機能が完成されたサービスです。Web上に公開されたクラウド環境を複数の利用者と共有する「パブリッククラウド」の場合、自社の業務内容にうまくフィットしない可能性があります。

自社の要件に合わせた細かいカスタマイズが必要な場合、自社専用に構築したクラウド環境である「プライベートクラウド」やオンプレミス環境と組み合わせて運用する「ハイブリッドクラウド」という選択肢も検討するとよいでしょう。

社内システムとの連携ができない場合がある

クラウドサービスを導入する2つ目のデメリットとして、「社内システムとの連携ができない場合があること」が挙げられます。

クラウドサービスの導入は段階的に行うことになるため、すでにクラウドに移行済みのシステムと、オンプレミスの既存システムとの間でデータを連携する必要があります。既存システムとの連携が適切に行えなければ、せっかく業務効率化のためにクラウドを導入したにもかかわらず、かえって業務が複雑化する可能性もあります。なお、既存システムと連携できるかどうかは、利用するクラウドサービスの仕様次第です。クラウドサービスを導入する際には、既存システムとの連携可否を含め、十分な検証を行った上でクラウド製品を選定しましょう。

サービス終了リスクがある

クラウドサービスを導入する3つ目のデメリットとして、「サービス終了リスク」が挙げられます。事業者の方針次第では、突然サービスの提供が終了する可能性があります。サービス終了が事前に通知されるケースもありますが、もし自社で使用しているサービスがいきなり終了してしまった場合、代替サービスに切り替えなければならず、その間の業務に支障をきたしかねません。

昨今のクラウド市場は競争が激しく、多くのサービスが乱立しています。サービス提供企業のビジョンや資本力、対応などをあらゆる角度から分析し、信頼のおけるサービスかどうかを検討することが大切でしょう。

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まとめ

クラウドサービスは、サーバーやソフトウェアといったコンピューティング環境を低コストで導入・運用できるサービスです。インターネットに接続できさえすれば利用場所を問わず、導入から運用開始までの期間が短い点もクラウドサービスのメリットの一つです。一方で、事業者の都合によってはサービス終了のリスクがあるほか、自社業務との適合性や既存システムとの連携可否の見極めが必要になるなど、導入に際して注意すべき点もあります。メリットとデメリットを十分に確認し、導入する製品を検討することが重要です。

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https://www.oracle.com/jp/cloud/infrastructure/overview/


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