BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)とは?

 2019.04.03  クラウドERP編集部

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「BPMって何ですか?」会社の後輩や同僚からこんなことを聞かれて、スラスラ答えられるビジネスパーソンはどれほどいるでしょうか?BPMを知らないからと言って恥になるようなことはないでしょうが、現代社会を生きるビジネスパーソンとしては、知っておきたいビジネス基礎知識の1つです。

特に、会社が業務改善へ積極的に取り組んでいたり、抜本的な経営改革を必要としたりしているような環境に身を置いているのであれば、BPMを理解していることでしょう。

本稿は、そんなBPMの基礎について解説しています。この機会に、BPMの特徴や実行方法などについて知見を広げていきましょう。

BPMとは?

BPM(Business Process Management:ビジネス・プロセス・マネジメント)は、組織内に存在する全ての業務プロセスに目を向けて、業務プロセスごとに存在する作業工程、業務プロセスごとの繋がり、それを回すための業務システム等を分析し、今ある問題を洗い出し、原因を究明し、業務プロセスや作業工程を組み替えたり、簡素化したり、無駄を排除することでより効率的な業務プロセスを実現するための取り組みのことです。

以前はBPR(Business Process Reengineering:ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)という言葉がよく適用されていましたが、「BPRには継続的な改善が無い」という考えから、現在ではBPMが主流になっています。

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BPMとPDCAサイクル

BPMに関する調査、研究、研究会の開催、人材育成等を行いその普及と実践を促進することを目的としている一般社団法人の日本BPM協会では、BPMについて「BPMとは業務プロセスのPDCAサイクルを回して業務の成果を上げるための、新しいアプローチです」と説明しています。

引用:日本BPM協会 BPMとは

「PDCAサイクル」はビジネスパーソンなら誰もが知っているフレームワークであり、新入社員教育の際に教わったという方が多いでしょう。そのPDCAサイクルについて簡単に解説します。

PDCAサイクルは「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価・分析)」「Act(改善)」という4つの工程に当てはめて、業務プロセスを継続的に改善していくためのフレームワーク(効率的なやり方)です。

「Plan(計画)」で改善計画を立て、「Do(実行)」でそれを実行し、「Check(評価・分析)」で実行した施策の評価及び要因分析を行い、その結果に応じて「Act(改善)」で次の改善へと繋げていきます。

実際には業務プロセス洗い出しと現状評価及び分析から始めるので、「CAPDサイクル」でBPMを実施していくことになるでしょう。BPMとPDCAは非常に深いかかわりがあり、かつBPM成功に欠かせないフレームワークなので、間違った取り組みを行わないためにも1度PDCAサイクルの基礎を復習するとよいでしょう。

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BPMを実施する目的

なぜBPMを実施するのか?その理由は企業によって千差万別ではありますが、今ある経営課題を洗い出し、見つめ直し、原因を突き止め、改善するという本質的な目的はどの企業も変わりません。

近年よくある目的としては、急速なグローバル化に伴う事業拡大や組織編成にも耐えられるように、業務プロセスの抜本的見直しを行い、世界標準の業務プロセスを確立するというものです。

日本市場の成熟化もあり、海外市場に視野を広げる企業が非常に多く、その方法としてM&A(統合&合併)を選択する企業が増えています。JETRO(独立行政法人日本貿易振興機構)が発表した調査結果によると、今後3年程度の輸出方針について「さらに拡大を図る」と回答した企業が全体の67.8%おり、海外進出事業は年々増加傾向にあります。

引用:JETRO 2017 年度日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査~JETRO 海外ビジネス調査~

こうした背景から、BPMによって業務プロセスや経営戦略の改革を行う企業が増えており、BPMが経済界全体で促進するきっかけにもなっています。

BPMの推進方法

BPMは古くから存在する管理手法ですが、現在ではICT(Internet and Communication Technology)が発展したことで、より現実的な管理手法として浸透しています。そのBPMを推進するためのプロセスをここで紹介します。

1.Modeling(モデリング:モデル化する)

このプロセスでは、主に業務プロセスの洗い出しを行い、特定のフレームワークを使用してモデル図を作成します。よく使われるフレームワークがBPMN(Business Process Model & Notation:ビジネス・プロセス・モデル&ネイション)です。BPMNは世界標準のモデリング手法であり、BPMに取り組む組織全体の共通言語として機能し、かつシンプルなモデル図で業務プロセス全体を表すことができます。

このプロセスのポイントは「スモールスタート」です。組織の業務プロセスは無数に存在するので、モデリングにはいくらでも時間を消費してしまうため、愚直にすべての業務プロセスをモデル化するとかなりの時間を費やしてしまいます。そのため、BPMを実施する特定の業務プロセスを決めてからモデリングすることが大切です。

2.Reengineering(リエンジニアリング:再設計する)

次にリエンジニアリングによってモデル化した業務プロセスを再設計していきます。このプロセスではBPMツール等を使用するケースが多く、モデル図をシステム上で組み替えて、そのまま適用するという方法が一般的です。ちなみにリエンジニアリングを実施する際は、業務プロセスまたは作業工程を「無くす」「簡素化する」「組み替える」という視点で考えると、効率良くBPMを実施できます。

3.Expanding(エクスパンディング:展開する)

このプロセスでは再設計した業務プロセスを適用していきますが、その前に組織全体の理解を得たり、新しい業務プロセスを展開したりすることでどんな影響があるのかを事前に調査しておくことが大切です。その結果を組織全体に共有しておくことで、BPMをスムーズに実施していけます。

4.Monitoring(モニタリング:監視する)

BPMを実施する上でとても大切なのがモニタリングです。展開した新しい業務プロセスが組織にフィットし、効果を発揮するかどうかは実際に運用してみないと分かりません。そのため、継続的に監視することで、新しい業務プロセスが効果を発揮しているか、問題が起きていないか等を見ていきます。継続的な監視があることで初めて次のBPMに繋げていくことができるでしょう。

いかがでしょうか?以上がBPMの基礎です。もちろん、BPMの概念はもっと深いものなのでこれがすべてではありません。この機会に、BPMについて詳しく知り、会社に取り入れてみてはいかがでしょうか? また、BPMの一環でERPの導入を検討される場合にはOracle NetSuiteOracle ERP Cloudを選定いただけると嬉しいです。

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