ERPの主要5製品の比較! 比較時のポイントも解説

 2020.11.18  クラウドERP実践ポータル

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ERPパッケージ導入時には、自社業務に合ったものを選ぶためにも比較のポイントや選び方を正しく見極める必要があります。多機能で操作性の高いERPパッケージは数多くありますが、業務効率化のためには、自社に合ったERPを選ぶことが重要となります。

そこで今回は、ERP比較時のポイントとして重要な3要素を解説したうえで、あわせてERP主要製品を5つ紹介していきます。

ERPの主要5製品の比較! 比較時のポイントも解説

ERPパッケージの比較ポイント

ERPパッケージ導入の際には、検討しているものをいくつかピックアップしたうえで、比較検討していくことが重要です。しかし導入前の段階では、どのようなポイントを見て比較すべきなのかは理解しづらいものです。まずは、比較時のポイントを具体的に整理していきましょう。

自社業務に必要な機能が充足されていること

ERPパッケージを比較する際に重要なポイントとなるのは、自社業務に必要な機能がしっかりと備わっているかという点です。高度な機能を備えたERPはさまざまありますが、自社業務に合ったものでなければ意味はありません。

まずは自社業務と検討しているERPに標準搭載されている機能を照らし合わせてみましょう。また、業務一元化を図るうえで必要な機能が足りていない場合は、アドオンの開発が必要になる可能性があります。その際には開発コストと導入までの時間がどれくらいかかるのかなどを把握することが大切です。

操作性が優れていること

ERPパッケージ導入時は、比較するポイントとして、ERPの操作性を実際に使用したときのシミュレーションも兼ねて、事前に確認を取っておく必要があります。

ERPを導入した場合、日常的にダッシュボードを利用しその操作性に順応していくことが求められます。高度な機能が多い場合、機能は充足していても操作性が悪いことも可能性としては考えられます。あらゆる業務の連携が取れたとしても、別の操作が生まれることで効率化を邪魔することもあり得るでしょう。操作性の優劣は比較検討の際に必ずチェックしておくべきです。

ERPパッケージの導入・運用コスト

忘れてはいけないのが、導入・運用にかかるコストです。ERPパッケージ導入の際には、初期費用としてかかる導入コスト、ERPを運用していく以上継続的にかかる運用コストは必ず比較要素に入れましょう。

ERPの費用をチェックする際のポイントとして覚えておきたいのは、クラウド型とオンプレミス型で費用は大きく異なるという点です。導入コストのみで比較すればクラウド型の方が低コストになりますが、継続的な運用コストを考えれば、どちらのコストパフォーマンスが高いのかは別の話になってきます。

また、料金は企業の規模にもよって変わってきます。社内で利用するユーザー数が多ければその分規模は大きくなり、利用料金も上がる傾向にあります。

そして、高度な機能が多いERPはコストも高くなります。自社業務に必要な機能、操作性、コストなどのポイントで総合的に比較し、自社に合ったERPの導入を考えましょう。

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ERPパッケージ製品比較 主要5製品

ではここからは、ERPパッケージの主要5製品の特徴を見ていきます。以下でピックアップする製品は多くの企業が導入している主要製品となるため、機能性・操作性に優れ、信頼性が高いことが大きなポイントです。まずは主要製品の特徴や強みを知ったうえで、自社に合ったものを検討していきましょう。

NetSuite(Oracle社)

Oracle社のNetSuiteは、世界的に有名なクラウド型ERPです。世界200ヶ国、20,000社を超える企業がNetSuiteを採用し、一元化された業務管理を実現させています。

NetSuiteの魅力は、その高い機能性にあります。ERP、CRM、Eコマースなどの機能を一元管理することが可能となっていて、業務効率化を図ることが可能です。分析機能であるSuiteAnalyticsを活用すれば、それぞれの業務を紐づけたうえでのデータの可視化を実現できます。

業種を選ばない柔軟な機能性を持つため、世界中のあらゆる業種・業態の企業がNetSuiteを利用しています。19言語、190以上の通貨での業務にも標準対応しています。

料金

NetSuiteのライセンスの料金体系は、

  • 基本ライセンス(事業所一つにつき一つ必要)
  • ユーザーライセンス(使用するユーザーごとに必要)
  • サポートライセンス(任意)

この3種類のライセンスで構成されています。利用料金は事業所の規模によって変動し、バージョンが新しくなるにつれて料金は変わってきます。NetSuite SuiteSuccessを10ユーザー分で使用した場合、最低月20万円から導入は可能ですが、詳細はOracle社窓口まで問い合わせる必要があります。また、サポートライセンスに関しては、ライセンス+オプション表の総額の27.5%で利用が可能できるようになっています。

参考:NetSuite SuiteSuccess

 

Oracle Fusion Cloud ERP(Oracle社)

Oracle社のクラウドERPは、Oracle Fusion Cloud ERPも有名です。他のERPとは異なり、会計、購買、経費、分析、コア人事など全業域のデータモデルが統合されているため、幅広くシームレスな機能を利用することができます。他製品と比較してみても、統合力の高さはOracle Fusion Cloud ERPはNo.1クラスです。

また、実際にOracle Fusion Cloud ERPは、製品を導入したユーザーが評価をするG2 Crowd Gridサイトで高い評価を得ているという実績もあります。

もっとも特徴的なものとしてデータモデルが統一されている点が挙げられます。データモデルが統一されているために、必要なモジュールを段階的に導入してもその整合性は保たれるため企業の情報戦略に従い段階的に導入できるというメリットがあります。

料金

Oracle Fusion Cloud ERPのライセンス体系や詳しい料金については、基本的に一般的に公開されている情報はありません。そのため料金や見積もりについては、基本的にOracle社に個別に問い合わせる必要があります。

 

SAP S/4 HANA Cloud(SAP社)

SAP社のSAP S/4 HANA Cloudは、世界トップシェアを誇るERPパッケージとして有名です。業務統合の際に導入するERPパッケージとしては世界的に定番となっており、多種多様な業務の一元管理が可能となっています。

SAP S/4 HANA Cloudには機械学習が搭載されているため、膨大なデータを扱う業務でもスピーディーな分析が可能です。また、SAP S/4 HANA Cloudは操作性が高く、ユーザーごとに行える画面設計機能を利用すれば画面遷移することなくスムーズに業務が行えます。

料金

SAP S/4 HANA Cloudのライセンス体系は、1FUE(フルユーザー相当)あたり上級ユーザー1人、コアユーザー3人、もしくはセルフサービスユーザー30人といった体系になっています。

価格はFUEに対してカスタム価格で、コンピューティングリソースを見ながら見積もりが行われる仕組みとなっています。FUEの最小購入数は50からです。

 

Microsoft Dynamics 365(Microsoft社)

Microsoft社が提供するMicrosoft Dynamics 365は、マーケティング、営業、カスタマーサービス、フィールドセールスなどがすべてそろったオールインワンソリューションです。

Microsoft社といえば、OfficeソフトであるWordやExcelなどがあります。同社のソフトウェアだからこそMicrosoft Dynamics 365への取り込みは非常にスムーズで、WordやExcelなどでデータ管理を行っていた場合はスムーズに一元管理につなげることが可能です。

料金

Microsoft Dynamics 365の料金体系は、Microsoft Dynamics 365の公式ページを見ることでプランの確認ができます。例えばPlan1の場合は、

  • 営業支援
  • 顧客管理
  • フィールドサービス
  • プロジェクト管理
  • Microsoft PowerApps
  • Microsoft Flow

これらを含めて月額12,150円となっています。さらに財務会計などの多機能をそろえたプランはPlan2となり、Plan2は窓口へ問い合わせが必要となります。

OBIC7(オービック社)

OBIC社が提供するOBIC7は、特に国内で高い導入実績のあるERPパッケージです。クラウド型での導入にも対応しており、ERPソリューションラインナップは非常に豊富。会計を中心とする基幹システムに対して、幅広い業種・業態に向けたソリューションをそろえています。

そのためスムーズな業務効率化の実現が可能で、国内で幅広い支持を得ている包括的ERPの代表となっています。実際にOBIC7導入実績は累計20,000社に及び、非常に信頼性は高いです。製造業、小売業などをはじめとした、あらゆる業種の企業に導入されています。

料金

OBIC7の料金プランは基本的に非公開です。一般的に公開されている料金プランの情報はないため、導入を検討する際には、問い合わせたうえで見積もりを取る必要があります。

まとめ

ERPパッケージの導入を考える際には、自社業務を効率化するにあたって、ERPに搭載されている必要がある機能をまず洗い出すことが重要となります。ERPパッケージとして有名な製品はさまざまありますが、比較検討する際には、自社業務にマッチしているものかどうか確かめることが大切です。そのうえで操作性やコストなども比較要素に加えつつ、導入すべきERP製品を見極めていきましょう。

また、主要製品にはどのようなものがあるのかチェックすることも大切です。今回紹介してきた主要5製品は高い導入実績を持つため、比較検討の際にはぜひチェックしておきましょう。

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