SAP Cloud Platformの基礎知識!機能やメリットを解説

 2021.10.06  クラウドERP編集部

SAP Cloud Platformは、部門ごとに異なるアプリケーション、データをより簡単に管理するのに役立つツールです。本記事では、SAP Cloud Platformの詳しい機能やメリットについて紹介します。SAP Cloud Platformの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

SAP Cloud Platformの基礎知識!機能やメリットを解説

SAP Cloud Platformとは

SAP Cloud Platformとは、企業で利用しているソリューションやアプリケーションの統合、管理、拡張が行えるシステムです。PaaS(Platform as a Service)と呼ばれる、プラットフォームをクラウドサービスとして提供するものに該当します。

今多くの企業では、「基幹システム」と呼ばれる企業の根本となるシステムを利用しています。これに追加機能を付与してシステムの拡張をするのが一般的ですが、それでは基幹システムが複雑化しシステム自体に負担がかかってしまいます。

そこでSAP Cloud Platformでは、基幹システムとデータ連携し、データをクラウド上に反映させて、そこで拡張アプリケーションを作ります。これにより、クラウドベースでデータを活用可能となり、基幹システムの複雑化を避けられます。また、クラウド利用のため、常に最新のデータ活用ができるのも、SAP Cloud Platformの特徴です。

またSAP Cloud Platformは、基幹システムとのデータ連携以外にも、異なるアプリケーションのデータ統合・管理に役立ちます。例えば、部門ごとに異なるアプリケーションを利用している際、それぞれのデータを統合し管理・分析ができます。

さらに、現在SAP製品を利用している場合、その製品の拡張を行うこともできます。自社のニーズに合わせて、簡単に機能の追加などが行えるため、業務の幅を広げられるでしょう。

SAP Cloud Platformの機能

SAP Cloud Platformには、ソリューションやアプリケーションの統合、管理、拡張を行うために、さまざまな機能が搭載されています。ここでは、中でも代表的なものを紹介します。

連携機能

SAP Cloud Platformでは、SAP社が提供しているERPソリューションであるSAP S/4 HANAや、人事ソリューションであるSAP SuccessFactorsをはじめとしたSAP製品を統合する機能を持ちます。さらに、サードパーティーシステムともAPI連携などを通して連携させられます。

拡張機能

SAP Cloud Platformに搭載されている、SAPUI5テンプレートやHTML5、CSS3などの技術を使って、容易にアプリケーションを拡張可能です。また、SAP Cloud Platformの拡張機能なら、オンプレミス・クラウド問わず拡張が行えます。クラウド上で拡張を行うことで、現行システム自体のカスタマイズをする必要がなく、スピード感を持って新機能を使えるようになります。

開発機能

SAP Cloud Platformには、Web IDEと呼ばれる開発環境が備わっています。さらに、アプリケーションの開発担当・運用担当が協力してアプリケーションの開発を行えるDev&Ops機能も搭載されています。また、開発時に便利なテンプレートも多数準備されており、新規のアプリケーションも比較的容易に開発できます。機械学習やビッグデータ、IoTなどのサービスを組み合わせて、自社データをさらに活かせるアプリケーションを開発することも可能です。

モバイルアプリ開発機能

新型コロナウイルスの影響によってリモートワークが増えてきたこともあり、スマートフォンアプリを活用することによって、円滑に業務を進められるシチュエーションが増加しています。SAP Cloud Platformなら、SAP Cloud Platform SDK for iOS やSAP Cloud Platform SDK for AndroidなどのiOS・Android向けソフトウェア開発キットを活用して、企業に必要なモバイルアプリケーションを開発できます。開発キットは最新のデザイン原則を踏襲しているため、優れたユーザビリティを誇ります。

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SAP Cloud Platformを利用するメリット

連携や拡張、開発機能などさまざまな機能を搭載しているSAP Cloud Platformを利用することにより、企業は多くのメリットを得られます。ここでは、どのようなメリットを得られるのかを紹介します。

ビジネスのスピードアップ

これまでのシステムにおいて、新しい機能を利用する場合はシステムのカスタマイズをしなければなりませんでした。このカスタマイズには時間やコストがかかり、ビジネスのスピードを低下させる原因ともなっていました。

しかしSAP Cloud Platformなら、システム自体には手を加えず、クラウド上でよりスピーディーな機能を拡張していけます。また、企業のニーズに合わせてシステム開発を行うこともでき、最新技術を取り入れた施策を行えます。SAP Cloud Platformを使うことにより、たった2カ月でシステムを開発した企業も存在します。このように、システム面の刷新速度が上がることにより、ビジネスのスピードアップが可能です。

自由度の高い開発

SAP Cloud Platformでは、80以上ものサービスが提供されています。また、クラウドサービスのため、今後もサービスの拡張が期待できます。これらの幅広いサービスを利用し、自由度の高い開発が行えることは、SAP Cloud Platformのメリットの1つです。近年では、ITの発展に伴い、企業のシステム自体も常に新しいものにする必要があります。これには、自由度の高い開発が欠かせません。

コスト削減

SAP Cloud Platformの特徴である、システムの連携機能を使えば、アプリケーションを一元管理できます。これにより、各システムの管理コストが低減します。また、今後新しいアプリケーションを導入する際も、システムのカスタマイズをする必要がないため、改修コストもかかりません。

セキュリティやBCP対策の強化

SAP Cloud Platformは、強固なセキュリティ対策が施されています。そのため、クラウド上に安心してデータを預けられるのです。クラウド上にデータを保管すれば、万一災害が起きた際などにもデータをそのまま利用できるため、BCP対策にもつながります。

アプリケーションの開発には「Oracle NetSuite」も◎

アプリケーションの開発を行うためにSAP Cloud Platformの導入を検討しているなら、クラウドERPシステム「Oracle NetSuite」もおすすめです。

Oracle NetSuiteは、27,000社以上に利用されている世界No.1のクラウドERPシステムです。会計システムやERP、CRMなど、企業に必要なアプリケーションを1つのシステム上で利用できます。リアルタイムな分析機能や各国の通貨やため替レートへの対応など、より実践的にクラウドERPシステムを利用したい企業にぴったりなシステムです。

開発環境としては、「NetSuite SuiteCloudプラットフォーム」が用意されており、独自のアプリケーションをツールやプラクティスを用いて開発できます。また、最新バージョンへの自動的なアップデートや、四半期に一度の新機能の追加など、NetSuite社によるサポートが手厚いのもOracle NetSuiteの特徴です。

まとめ

SAP Cloud Platformは、現在利用しているシステムやアプリケーションをクラウド上で統合したり、新しいアプリケーションを開発したりするのに役立つシステムです。さまざまな機能が利用でき、導入によりビジネスのスピードアップやコスト削減などのメリットを得られます。

企業において、システムのクラウド上での統合や新しいアプリケーションの開発をしたいと考えているなら、SAP Cloud PlatformだけでなくOracle NetSuiteの導入もおすすめです。Oracle NetSuiteでは、システムの統合や開発に加え、リアルタイムな分析や適切なサポートを利用できます。実践的なシステムを導入したいと考えているなら、ぜひ一度Oracle NetSuiteをご検討ください。


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