グローバリゼーションとは?メリットや課題について説明

 2021.03.30  クラウドERP実践ポータル

ビジネスシーンにおけるグローバリゼーションの動きは、現代では非常に盛んなものとなっています。グローバル人材の登用と育成、社内制度の変更など、組織のあり方についても著しい変化が起こっているといえるでしょう。一方で、そういった変化に伴い、企業には解決すべき課題が生まれているのも事実です。

そこで今回は、グローバリゼーションの概要についてわかりやすく解説したうえで、メリットや企業に求められている課題の内容を詳しく紹介していきます。

グローバリゼーションとは?メリットや課題について説明

グローバリゼーションとは

グローバリゼーションとは「技術の発達や革新が影響し、国の垣根を超えて政治・文化・経済などが国際的な規模で進化や拡大を遂げていく」ことをいいます。

近年は通信技術・機器、輸送手段、翻訳機能など、距離や言語の壁を解決する便利なインフラがさまざま生まれてきています。それらは現在進行形で進化を遂げており、今後もグローバリゼーションを広げるきっかけになることは間違いないでしょう。

このようにグローバリゼーションが進んだことにより、世界中の多くの企業は、グローバル化にスムーズに対応できるビジネスモデル・組織体制の構築が求められています。今後もこの流れは加速していくとみられ、企業にとってグローバリゼーションについていくことはまさに急務です。

実際にグローバリゼーションに対応して新ビジネスを展開したり、それまでのビジネスを変革させたりすれば、世界というマーケットで顧客を見つけ、企業の成長につなげることも可能でしょう。グローバリゼーションにはメリットも大きいため、多くの企業が現代において注目しているビジネスの動きであるといえます。

グローバリゼーションが注目されるようになった背景

グローバリゼーションの動きが注目されるに至った背景には、主に以下の3つの歴史的技術革新があります。

  • 大航海時代の始まり
  • 鉄道や飛行機などの移動手段の増加
  • インターネット技術の発達

最初のポイントとなったのは、16世紀ヨーロッパの大航海時代です。この時代には航海で人の移動、ものの長距離移動が可能になり、各国による貿易が盛んになりました。

さらに20世紀後半になると、鉄道や飛行機などの移動手段が充実するようになり、グローバリゼーションの動きはさらに加速しました。

そして現代におけるインターネット技術の発達は、グローバリゼーションの動きの急速化を確かなものにしたといえるでしょう。インターネットという通信手段を用いれば離れていてもパソコンやスマートフォンの画面を通じて、世界中の人と情報交換が可能です。

このインターネットの発達によって、国内だけでなく世界をターゲットとする事業は全世界で大幅に増加しました。現代にはさまざまなビジネスモデルがあり、ネット環境さえあれば成立するビジネスもあります。そのため、海を渡ることなく海外向けビジネスを成功させているパターンも、現代においては決して珍しくありません。

グローバリゼーションのビジネス上のメリット

グローバリゼーションの動きは、ビジネス活動において多くのメリットをもたらします。ここからは、グローバリゼーションがもたらすビジネス上のメリットを具体的に見ていきましょう。

商圏範囲の拡大

グローバリゼーションが加速することで、国内だけでなく海外に市場を移すことが可能となります。国内と世界全体では市場の規模そのものが違うため、圧倒的な規模を誇るマーケットでビジネスを進めることができる点はメリットです。

また、日本らしさを全面に出したビジネスは、海外で好まれる傾向が強いです。日本では当たり前のものでも海外では需要が高く、飛ぶように製品が売れるということも珍しくありません。

日本らしさ、日本の強みにこだわったビジネスを積極的に展開すれば、国内のみをターゲットとするよりもビジネスの成長速度を圧倒的に高められる可能性があります。実際にそういった商圏範囲の広さに魅力を感じ、日本らしさを推し世界でビジネスを成功させている国内の企業も数多くあります。

生産コスト削減

グローバリゼーションを意識して国内でなく世界をターゲットとすれば、生産コストの削減を前提としたうえでビジネスを進めることも可能です。

オフショアを活用すれば、国内と比べて圧倒的に安い人件費で高い利益を獲得することもできるでしょう。

また、人件費の安い途上国などに生産工場を置きビジネスを進めることは、その国との深い関わりを長期的に維持することにつながります。これは長い目で見れば大きなメリットとなります。

もしその国が発展を遂げて豊かになった場合、日本へのなじみ深さから日本製品を積極的に購入してもらいやすくなる、という可能性も考えられるでしょう。

新しい技術やビジネスの創出

グローバリゼーションを意識し海外でのビジネス展開を考えれば、結果として新たな技術、ビジネスモデルの発見などにつながることもあるでしょう。

例えば、海外を拠点として人材の発掘を行うことで、IT技術により明るく優秀な人材と出会える可能性も高まります。その人材が自社にとって新たな技術、ビジネス形態をもたらしてくれることも考えられるでしょう。海外における技術者の水準はハイレベルであり、情報技術者の優秀な人材を多く獲得できる可能性を考えたときに世界規模の視野は重要となります。

また、途上国の経済がやがて成長すれば、世界経済そのものが成長するというメリットもあります。結果として全世界的に生産性がアップするというメリットにも期待が持てるようになるでしょう。

グローバリゼーションの課題

グローバリゼーションは新たなビジネスの可能性を模索するうえで大きなメリットがあると考えられますが、その反面、世界をターゲットとするがゆえの課題も多く指摘されています。ここからは、グローバリゼーションにおいて多くの企業が抱える課題をチェックしていきましょう。

生産性とのバランス

グローバリゼーションの課題として指摘される大きなポイントは、生産性とのバランスに大きく注意しなければならないという点です。

国内経済の安定化を図る目的で実施された経済政策は、実際のところ国内のみに影響を与えるわけではありません。自国の経済の安定化は図れても、場合によっては、他国に対して何らかの悪影響を及ぼす可能性もあります。

日本では、国と国で製品などをやり取りする貿易が盛んに行われています。例えばマイナス金利政策などを打ち出せば、金融緩和によって企業の利益率は一定的に底上げされるため安定化につながるでしょう。

しかしそれは裏を返せば、国内の雇用機会を損なう結果をはらむことになります。つまり生産性を向上させるにあたって、別の価値づけが遅れているという見方があるのです。

そのため日本は、生産性アップと為替変動のバランスを考慮する必要があります。グローバリゼーションの課題の一つとしては見過ごせないポイントであるといえるでしょう。

グローバル人材の不足

グローバリゼーションを推進する際、深刻な問題・課題となるのは、やはりグローバル人材の不足です。世界をターゲットとしてビジネス活動を進めていくためには、基本的に高い語学力が必要となります。

辞書や自動翻訳機能だけでは限界があるため、語学力に関しては最低限英語で日常会話ができること、文化の違いにも対応できる柔軟なコミュニケーション能力を持っていることが重要です。

ちなみにTOEFLの国別スコアランキングを見てみると、日本人の英語力は163カ国中135位という低い順位です。アジア地域だけでみるとなんと30カ国中27位という結果が出ており、日本人の英語力の低さはグローバリゼーションを考えるうえで重大な課題となるのは明らかでしょう。

そのため、語学力のない従業員ばかりの企業が、一からグローバル化に対応した事業を展開しようとすることはハードルが高く、新たに人材を確保するにも苦労しやすいといえます。

ダイバーシティ環境の構築

グローバリゼーションを意識したビジネス展開には、ダイバーシティ環境の構築も重要です。というのも、国によって文化や価値観の違いがあり、その多様性を理解するダイバーシティの考え方に早い段階でなじんでいかなければ、グローバリゼーションを意識したビジネス展開は難しいでしょう。

多様性に対して「こうあるべき」「日本はこうだから」といった固定観念を強く持ちすぎると、ビジネスの現場で人間同士のトラブルに見舞われることも考えられます。

日本で生まれ育ち、日本の環境に深くなじんでいれば、ダイバーシティの考え方やその重要性に対してなかなか理解が深まらないことも珍しくありません。グローバリゼーションの動きの中でビジネスを変革させていくためには、ダイバーシティ環境の構築に対しても、これまでの常識にとらわれないことが重要となります。

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まとめ

「グローバリゼーション」は、全世界で加速する国や文化の垣根を超えた経済・政治などの発展を指します。現代のビジネスではグローバリゼーションを意識したビジネス展開が注目されており、実際に海外向けに新ビジネスを始めたり、これまでのビジネスに新たな要素を取り入れようと検討したりしている企業の担当者も多いでしょう。

実際にグローバリゼーションについては、IT化とともに多くの企業が重要性を認識し、時代の流れに伴った動きを意識する必要があります。

オラクル社で取り扱う製品は、グローバリゼーション・サポートの機能が充実しており、世界各地で同時にオラクル社の製品を導入することが可能です。選択したロケールに応じたコンテンツを、ユーザーの母国語で適宜表示することもできます。

グローバル化を意識したシステム導入をお考えの際には、オラクル社の製品導入をぜひご検討ください。


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