ECの在庫管理

 2017.04.03  クラウドERP編集部

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EC運営を成功させるための秘訣。その一つとして、在庫管理はかなり上位にある業務ではないでしょうか。

「在庫管理は経営そのもの」と言われるほど重要なものであり、それだけに、在庫管理を適正化することでEC事業を成長させる大きなポイントとなります。

では、ECの在庫管理とは何か?今回はこの基本を整理しつつ、在庫管理の課題についても触れていきたいと思います。

EC運営の在庫管理業務

一口に在庫管理と言っても、業界業種によって管理すべき在庫は変わってきます。例えば製造業や食品加工業であれば、仕入れた原材料や部品から仕掛け品(生産途中のもの)、最終的な完成品に至るまで様々なタイプの在庫を管理しなければなりません。

対してECなどの小売業では、仕入れた商品(完成品)を管理するのが一般的です。

業務としては仕入れた商品の検品から管理場所への移動、受注が発生した際のピッキングから配送までの準備、月次の棚卸作業などが基本となります。

さらに視野を広げれば、在庫状況を把握したり、在庫データ分析による現状可視化など様々な業務があります。

在庫管理に重要な5つのポイント

EC運営において在庫管理に重要なポイントとは何か?ここではそのポイントを5つに分けて紹介します。

正確な在庫数の把握

まず基本となる重要ポイントは正確な在庫数を把握することです。実はこの業務が、口で言うほど簡単なものではなく、多くのEC運営者が苦戦している業務なのではないでしょうか。

正確な在庫数の把握はそれ自体が管理効率化を生み出すものではありませんが、在庫数を正確に把握していなければ様々な業務に支障をきたします。

だからこそ、常に「どんな商品があるのか?」「どれくらいあるのか?」「消費期限は?」など、在庫数に限らず様々な在庫情報を把握しておくことが重要なのです。

在庫数を最小限に抑える

「在庫数が増える」ということは、どういうことか。それは「管理コストが増える」ということとイコールで繋がります。

在庫が多いほど管理スペースが必要になりますし、その分管理業務が発生します。そこには常に人件費は管理場所費用などがかかっているので、在庫数が増えるに比例して管理コストも増加していくのです。

だからこそ在庫数を最小限に抑えることが重要です。

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もう一つ、在庫数を最小限に抑えることでEC運営のキャッシュフローが改善されます。在庫とは言わば「現金化を待つ商品」であり、在庫が多いほど自由に動かせる資金が少ないということでもあります。

在庫数を最小限に抑えると、仕入れ以外の様々なところに投資ができるようになるため、ECとして継続的な成長を目指すことができるのです。

需要予測を立てる

EC運営における需要予測とは、どんな商品が売れどんな商品が売れないか、そして在庫の減少スピードなどを予測することです。

在庫数を最小限に抑えるためには、常に在庫予測を行い、必要な在庫だけを常に所持するという業務が重要となります。

ある程度の需要予測を立てることで、仕入れ点数を求めることができるため、不要な在庫を持たない在庫管理が可能となるのです。

在庫回転率を意識する

在庫回転率とは棚卸資産(在庫となっている商品)の原価合計と、商品の売上原価を比較することで、在庫が何回転したかを導き出すための指標です。

例えば常時100万円の棚卸資産をキープしている会社が、年間で1,000万円の売上原価が発生したとすると、在庫回転率は以下のようになります。

売上原価1,000万÷棚卸資産100万=在庫回転率10回

この例では年間で在庫が10回回転し、1,000万円という売上原価を出したことになります。

在庫回転率は基本的に高いほどキャッシュフローが良く回るためいいとされています。しかし、在庫回転率が高いと機会損失を生みやすくなるというリスクも存在します。

まずは自社の在庫回転率を導き出し、業界平均と比較してみてください。

無駄を可視化する

在庫管理で重要なのは不良在庫などの無駄を排除することです。無駄な在庫は無駄な業務を生み、その分管理コストが増大してしまいます。これを排除するためには、まず無駄を可視化することが先決です。

自社の在庫管理にはどれだけの無駄(不良在庫など)があるのかを把握することで、危機意識を持ちやすくなり、具体的な対策を立てることができます。

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なぜ在庫管理は難しいのか?

EC運営に限らず多くの企業で在庫管理は重要な経営課題であり、適正化が難しい部分でもあります。なぜ、多くの企業が在庫管理に苦戦するのでしょうか?

情物の一致が難しい

第一の理由としてはシステム上のデータと実在庫、つまり情報と実物が一致しないという原因があります。

例えば出庫伝票をもとに商品を出庫したとしても、出庫データをシステムに反映させるまでのタイムラグがあれば、その間情物は一致していません。

情物が一致していない状態が続くことで、システム上のデータと実在庫はさらにズレてしまいます。

そして機会損失を生んでしまったり、無駄な在庫を抱えてしまうといった問題に繋がるのです。

取り扱い品種が多いほど複雑化する

コンセプトが固定しているECサイトでも、数百種類以上のアイテムを取り揃えることは今や当たり前の時代です。取り扱い品種が増えるほど在庫管理が複雑化してしまうことは至極当然であり、かと言って取り扱い品種を少なくすることもできません。

こうした課題と向き合うためには、多品種の在庫管理を簡素化するための仕組みが重要です。

その解決案の一つとして在庫管理システムの導入があります。

在庫管理システムは多様な品種を持つECにおいても、適切な在庫管理を行うためのシステムです。また、受注管理システムと連携するこことで受注データを即座に反映させることができるため、管理品種の多いECでも在庫管理を適正化し、大幅な業務効率化が期待できます。

つまり在庫管理システムの導入、さらには受注管理システムなど各システムとの連携が重要なポイントと言えるでしょう。

不良品や返品管理の規定がない

EC運営を行っている以上、不良品や返品は必ず発生します。しかし、これら在庫品に対する業務規程を定めている企業は意外と少ないのです。

不良品は返品が適切に管理されていないと、いずれ不良在庫となり、多くの無駄を生むことになります。

従って不良品や返品された商品を管理することも、EC運営において重要な業務の一つなのです。

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まとめ

繰り返しますが「在庫管理は経営そのもの」です。この言葉を常に念頭に置き、EC運営の在庫管理に取り組むことで、より適正な在庫管理を行えるようになります。

もちろん、意識するだけでなく適正在庫を保てるような仕組みを作ることもとても重要です。

最も基本的な仕組みとしては、やはり在庫管理システムを導入することでしょう。

在庫管理システムは人手では限界のある、多品種大量の在庫管理も可能とするため、無駄な在庫を発生させない仕組みを作ることができます。

また、クラウドERPにて統合的なシステム環境を導入することで、さらに高い適正化効果を生み出すことが可能です。

キャッシュフローを改善したい、売上率を上げたいと考えているEC運営者は、まず足元である在庫管理に着目してみてください。

新たなマーケティングを展開するよりも、よほど効果的な課題解決に繋げることができるでしょう。

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