WMS(倉庫管理システム)とは?メリット・デメリットや選定ポイント

 2021.01.21  クラウドERP実践ポータル

WMS倉庫管理システム)の導入を検討しているものの、導入コストがかかるため躊躇している企業も多いかもしれません。また、より自社に合うものを選びたいと、事前に選定のポイントを知りたいと考えている企業担当者もいることでしょう。

本記事では、そのような方たちに向けたWMSの概要紹介をはじめ、基幹システムとの違いや導入のメリット・デメリット、選ぶポイントなどについて解説します。

WMS(倉庫管理システム)とは?メリット・デメリットや選定ポイント

WMS(倉庫管理システム)とは?

WMSとは「Warehouse Management System」の略称で、日本語では「倉庫管理システム」と呼ばれています。入庫や出庫による商品在庫の変動やロケーション管理、納品書の作成など、倉庫内業務の生産性向上を目的とした、品質を維持するために必要なシステムと言えるでしょう。読み取り機器を活用して、棚卸業務を効率化したり、在庫情報を一元管理したりすることも可能です。

物流の5大機能には、輸送・保管・荷役・流通加工・包装の5つがありますが、倉庫はこれらのうち輸送以外の役割を果しています。システムを導入し、倉庫管理を適切に行うことで、業務生産性や業務品質の向上が期待できるでしょう。

WMSと基幹システムの違い

WMSと似たものに、基幹システムがあります。両者の大きな違いは、物流作業をサポートできるか否かという点です。基幹システムでは在庫数を把握するなど、大まかな管理しか行えません。そのため、とりあえずひとまとめにした荷物や、本来の場所と異なるところに置いた荷物など、現場の細かな状況を把握することは難しいでしょう。

その点、WMSを活用すれば倉庫内の状況をリアルタイムで把握できるため、その場の状況を踏まえつつ、的確な指示が出せます。このように、現場の状況を正確に把握し、作業をスムーズに進めたいと考えている企業にとっては、よりよい効果を得られることでしょう。

WMSが求められる理由

倉庫業務は常に在庫数を把握しておく必要があり、複雑化しがちです。リードタイムが長ければ在庫数の把握もそこまで難しくはないものの、時間を問わず、常に入庫と出庫が行われている場合は、在庫数をリアルタイムで確認することはなかなか難しいでしょう。しかし、WMSは、入出庫作業の効率化やミス防止へも貢献が期待できるため、多くの企業でその重要性が認識されてきているのです。

WMSを導入するメリット

それではここから、導入の具体的なメリットを3つ紹介します。

人為的ミスの軽減

倉庫業務の中には単調な作業も多くあるため、慣れると集中力が散漫になることもあります。そのような状態で作業を進めると、データ入力の際に打ち込みの間違いが生じたり、確認ミスで誤った情報が共有されてしまったりすることもあるでしょう。また、データに関するミス以外にも、倉庫内で事故が起きたり、不良品を出荷したりしてしまう恐れもあるのです。小さな誤りが大きな問題に発展するケースもあるので、気をつけなくてはいけません。

WMSを導入して商品をラベルで管理し、スキャナで読み取って管理する仕組みを作れば、このような人為的なミスが軽減できます。また、在庫の保管場所を一元管理することで、商品の保管情報を誤って認識する可能性も減らせるでしょう。間違いが生じた場合も警告して知らせてくれるため、安心して作業を行えます。

作業の効率化

WMSを導入すれば、伝票記入や目視での確認作業などがほとんど不要になるでしょう。人為的なミスが起こる心配もないため、スムーズに作業が進み、作業全体の効率化が期待されます。例えば、返品などのイレギュラー対応が起きたときも、返品管理機能を活用し短時間で作業できます。

このように、これまで人が行っていた作業をシステムで管理すれば、煩雑な作業を自動で進めてくれるため、新しいスタッフに教える作業範囲も少なくできます。また、作業の難易度が下がれば、アルバイトやパートの戦力を活かすことにもつながります。

コスト削減

作業が効率化されれば、生産性はそのままに人員を少なくできるのでコスト削減につながるでしょう。また、作業ミスや出荷ミスがなくなると、対応にかかる労力や残業代を支払う必要もなくなるのがメリットです。さらに、作業の難易度が下がれば派遣社員やアルバイトなど、労働単価が低めの人材を採用して業務にあたらせることも可能です。

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WMSを導入するデメリット

ここからは導入のデメリットを2つ紹介します。

導入コスト

WMSを活用することで倉庫業務にかかるコストや手間を削減可能な一方、最初に導入する際のコストがネックと言われています。設備導入だけでなく、活用できるようにするためには社員への教育が必要となり、その分の費用や時間がかかるでしょう。

うまく活用すれば、導入コストを取り返すことはできますが、導入前には一定のコストがかかることは把握しておきましょう。

導入目的を明確に

導入目的を明確にしないまま導入すると、自社に必要な機能が備わっていないことに後から気付いたり、十分な効果が期待できなかったりする場合があります。使い方がわからず、定着しないといったケースもあるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、明確な導入目的を事前に整理し、必要な機能が備わっているかどうかや、期待する効果が得られそうかどうかなど、きちんと確認することが重要です。

WMSの選定ポイント

WMSにはさまざまな種類がありますが、より自社に適したものを選ぶために、ぜひとも確認してほしい点を紹介します。

クラウド型かオンプレミス型か

前者はインターネットを介して提供されるサービスを活用して、システムの導入を行う形態です。導入費用が低く抑えられる点や、場所を問わず利用できる点がメリットとして挙げられます。一方、サービス利用料など、継続的なコストがかかる点や、インターネット環境がない場所では利用できない点、拡張可能なのはOS、CPU、メモリ、ストレージ、ユーザー数などの項目であり、オンプレミス型に比べてカスタマイズ性も乏しい点などが挙げられるでしょう。

後者は自社で用意したサーバにインストールして利用する形態です。必要な機能だけ入れられるなど、カスタマイズ性が高い点やセキュリティの高さがメリットとして挙げられます。一方、初期費用が高くなる点や、システム運営を自社で行うため、専門的な知識を有している人材も必要である点が課題と言えるでしょう。

サポート体制

クラウド型・オンプレミス型のどちらを選ぶにしても、どのようなサポート体制がついているのかを確認することが大切です。24時間対応、リモート対応など、サポート体制が充実しているとセキュリティ面で安心できるでしょう。特に、今後グローバル展開を考えている場合は考慮しておくべきポイントと言えます。

外部の業者・倉庫間の連携

外と内や、本社と倉庫など、データ連携をどんな範囲まで共有するのかを、あらかじめ確定しておくことは、ヒューマンエラーを極力なくす需要な要素です。また、バーコードを使ったデータ共有も、作業効率化を目指したり、ミスを減らしたりする上で重要な役割を果たします。自社内のみで運用する場合も、商品コードがあることでピッキングや入庫作業をよりスムーズに進められるのです。

クラウドERP「NetSuite」で倉庫管理を効率化

NetSuite(NS)」は世界22,000社以上の顧客に利用されている世界No.1のクラウドERPシステムです。ERP/財務会計や顧客管理など、あらゆる業務アプリケーション機能を単一システムで提供している点が特徴と言えます。

NSの倉庫管理機能では、既存の機能とシームレスに接続し、消費期限・保管可能期間の追跡や、バーコード付与をしてスムーズな管理を実現できます。また、製造管理機能と統合すれば、製造ラインと倉庫との間で商品のやり取りも可能です。さらに、リアルタイムで業務を分析する機能も備わっているため、ユーザーはいつでも最新の情報で業務分析ができるでしょう。

導入費用に関しても、オンデマンドサービスとして提供しているため、自社でハードウェアを用意する必要がなく、初期費用を抑えられるでしょう。初期費用込みで月額20万円台から利用可能なため、コストを低くしたいと考えている企業にも適しています。

ビジネスの状況把握や運用コスト削減のほか、経理業務の効率化まで期待できる点がNSの魅力です。グローバル対応も可能なため、海外にビジネスを展開したい企業にとってもおすすめです。24時間365日質問できるなど、サポート体制が整っている点も特筆すべきでしょう。

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まとめ

WMSを導入することで倉庫内業務の効率化や生産性向上、人為的なミスの防止など、企業にとってはあらゆるプラスの効果を得られるでしょう。WMSにはさまざまな種類があり、それぞれクラウド型かオンプレミス型かの違いだけでなく、備わっている機能の差など、特徴が異なります。導入する際は目的を明確にして、自社に最適なものを選ぶことが大切です。

本記事で紹介した「NetSuite」は費用も安く、さまざまな機能が備わっている点も魅力です。特に中小企業やスタートアップ企業、倉庫管理をより効率化したい企業はぜひ検討してみてください。


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