商品管理を効率化できるか否かは、“使える管理表”を使用しているかどうかに大きく依存します。そこで今回は現場で使えるエクセル商品管理表を集めてみました。
すべて無料でダウンロードできますので、ぜひ自社にとって使いやすい商品管理表を見つけていただければと思います。
使えるエクセル商品管理表11選
オラクル
ERP製品を提供するオラクルが、商品マスターを管理しながら在庫を管理できるExcelテンプレートをご用意しました。
JANコード、ブランド、 ブランドコード、 アイテム、 アイテムコード、 色、 色コード、サイズ、サイズコード、商品コード、製品名、価格(税別)、 価格(税込)、 在庫数、状況などを管理できる本格的なExcelテンプレートが無料です。商品管理などにご活用ください。
ダウンロード(無料):商品別在庫管理テンプレート(Excel形式)
[RELATED_POSTS]書式の王様
書式の王様では商品管理表だけで78ものテンプレートを無料でダウンロードすることができます。小売店から飲食店向けなど、幅広い業界業種の商品管理表を揃えているので、自社にとって最適なテンプレートが見つかりやすいでしょう。
シンプルな管理表から複雑なものまで種類も豊富なので、いくつかダウンロードして実際に使用してみることをおすすめします。
URL)https://www.bizocean.jp/doc/category/127/
TEMPOSTERブログ
書式の王様ほどではありませんが、実用的な商品管理表テンプレートをいくつか揃えています。単純な管理表だけでなく適正在庫管理や出荷管理なども提供しているので、合わせて利用すると管理業務が捗るでしょう。
URL)http://blog.tempostar.net/column/netshop_management/1018534650.html
Feedsoft
Feedsoftでは商品管理表はもちろん、その他管理業務に必要なテンプレートをほとんど提供しています。組織全体で利用するテンプレートを揃えらえるほどです。
5Sチェックシートなども揃えているので、合わせて利用するとより高い効率化が望めると思います。
URL)http://www.feedsoft.net/template/tplate/excel_sheet.html
テンプレートの無料ダウンロード
こちらはいたってシンプルな商品管理表を提供しているサイトです。棚卸表もあるので管理業務が捗るのではないかと思います。
URL)http://template.k-solution.info/15020810140/
VBAを使わずにExcelで在庫管理表を作成する~復刻版~
こちらは商品管理表テンプレートを紹介するのではなく、テンプレートの“作り方”を教えてくれるサイトです。かなり丁寧に教えてくれるのでエクセル初心者でも作成することができると思います。
自身でテンプレートを作るメリットとしては、やはり環境に合わせて調整できる点です。サンプルをダウンロードすることもできるので、そのまま利用してもいいでしょう。
URL)http://kenggyandit.web.fc2.com/index2.html
経費削減実行委員会
かなり実用的な商品管理表で、備品別は商品別のテンプレートなどを4種類提供しています。もう少し踏みこんだ管理がしたいという企業におすすめです。
URL)http://econavi.owners.ne.jp/template/tag/%E5%9C%A8%E5%BA%AB%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%A1%A8/
アプリマーケット集い
意外と珍しい横型の商品管理表テンプレートがダウンロードでき、一部の企業では重宝するかもしれません。その他にも4種類のテンプレートを提供しているので使いやすいものを選びましょう。
また、勘定科目管理表など珍しいテンプレートもあるのでそちらにも注目してみてください。
URL)http://www.essamcloud.net/template/zaiko.php
フィデリ
シンプルな商品管理表と、その他様々な業務に関連するテンプレートをダウンロードできます。種類だけで言えば書式の王様にも負けていないので、使いやすいテンプレートを見つけられるかもしれません。
ちなみにコンプライアンス対応用のテンプレートもあります。
URL)http://format.fideli.com/format/r_id_fme_fmu_303_domain_format_.html
Microsoftホームページ
意外と知られていませんがMicrosoftホームページではいくつかの管理表テンプレートが提供されています。その内の一つが商品管理表なのですが、視認性もよく使いやすいテンプレートです。
他にも顧客管理表や経費管理表、プレゼン用テンプレートなどもあるので色々と便利に利用できます。
URL)https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/stylecatalog/excel/excel08.aspx
総務の森
中にはエクセルではなくワードで商品管理表を利用したいと考えている方もいると思います。こちらはそんな方に用意したテンプレートで、ワード利用できるものです。
テンプレート自体はかなりシンプルなものなので、使い勝手は問題ないでしょう。
URL)http://www.soumunomori.com/download/detail/dlid-119/
商品管理を捗らせるためには?
使えるエクセル商品管理表も、適切な管理ができなければ効率化はできません。そこで、いくつか商品管理に関するTipsを紹介しておきます。
商品のマッピングをする
マッピングと言うと大げさかもしれませんが、要はどの商品がどこにあるかを明確にするということです。例えば商品管理場をいくつかのエリアに分け、エリアごとに管理している商品を記載すれば迷わず商品を取り出すことができます。いわゆるロケーション管理というやつですね。
先入れ先出しを徹底する
食品や医薬品など、賞味・消費期限が定められていない商品(鉄製や樹脂性など)でも経年劣化により品質が下がってしまう可能性があります。ですので、先に仕入れたものから先に出荷するという仕組みが必要です。
難しく考えず、後から仕入れた商品を後方に保管できるような仕組みを作りましょう。ファッションアイテムなど流行りすたりのある商品では、少しの販売期間を逃すだけで商品価値が大きく下がってしまうので、先入れ先出しは必須です。
日次棚卸を行う
毎月末になってから棚卸に丸1日時間を費やしてしまってはいませんか?それならば、毎日コツコツと管理するほうが効率性はいいはずです。
日次棚卸を実施すると、1日15分程度の作業で完了するので、月末の棚卸作業を大幅に短縮するこができます。毎日でなくとも2日ごとなど定期的に行うといいでしょう。
より効率性を求めるなら商品管理システムは必須
エクセルでの商品管理はある程度の規模であれば問題ないでしょうが、やはり限界があります。商品点数1,000を超えたあたりから難しいと感じてくるのではないでしょうか。
こうしたとき、さらなる効率性を求めるにはやはり商品管理システムが必要になるので、あらかじめ視野に入れておくことをおすすめします。
商品管理システムと言ってもサーバを設置してパッケージをインストールするといった大掛かりなシステムは必要ありません。最近では使いやすい商品管理ソフトを充実していますし、何より低コスト化しているので大きなコストをかけることなく導入できます。
中でもおすすめはクラウド商品管理システムです。“クラウド”とはインターネット経由で提供されているサービスの総称であり、つまりサーバ設置もPCへのソフトインストールも必要ありません。ユーザーはオンライン環境とPCさえあれば利用できるので、導入コストを大幅に抑えることができるのです。
また、利用する場所やデバイスを選ばないので、外出先からでも利用できますし離れた場所にある倉庫にも簡単に導入できます。(タブレット端末などで)
時代はやはりクラウドサービスですね。
総合的な環境でさらなる効率化を
もう一つ、クラウドERPソリューションについて紹介しておきます。こちらは先ほど紹介したクラウド商品管理システムの“企業システム統合版”です。
つまり商品管理システムを始め、顧客管理システムや販売管理システムなど、複数の重要なシステムを一気通貫で導入することができます。
クラウドERPソリューションのメリットはただ複数のシステムを一括で導入できるというだけでなく、それぞれのシステムは連携し合っているので組織全体の業務を大幅に効率化できることです。
また、各システムから生成されたデータはビジネスインテリジェンスに集約し、加工・分析することでデータ分析基盤を作ることもできます。
クラウド商品管理システムだけでなく1ステージ進んだシステム環境を手に入れるためには、やはりクラウドERPソリューションがカギとなるでしょう。
クラウドERPとしてお勧めなのは「NetSuite(ネットスイート)」です。コストパフォーマンスに優れ、クラウドサービスだけに迅速な導入が可能です。
まとめ
いかがでしょうか?今回紹介したエクセル商品管理表の中に、皆さんに最適なテンプレートがあれば幸いです。念を押しておきますが、使えるテンプレートをダウンロードしたとしても、適切な管理ができなければ効率化はありません。
ですのでまずは商品管理業務について一度考えてみることが大切でしょう。その上で最適なテンプレートを導入すれば、大幅に業務効率化することは間違いありません。
また、事業拡大を目指すのであれば早い段階でクラウド商品管理システムやクラウドERPソリューションを検討しておきましょう。
- カテゴリ:
- サプライチェーン/生産管理
- キーワード:
- 商品管理