部品管理に欠かせない部品表(BOM)とは?基礎知識や便利なシステムを紹介

 2021.01.08  クラウドERP実践ポータル

製造業において、在庫管理は重要度の高い業務です。適切な在庫管理を実施できれば余剰在庫の削減や欠品による機会損失を防ぎ、キャッシュフローの改善につながります。適切なキャッシュフロー管理は企業の根幹を支える生命線です。在庫管理の最適化は、企業の持つリソースを最大限活用するために欠かせない要素と言えるでしょう。そこで今回は、在庫管理を効率化する部品表(BOM)や部品管理(BOM)システムについて解説します。

部品管理に欠かせない部品表(BOM)とは?基礎知識や便利なシステムを紹介

製造業で避けては通れない在庫管理

在庫管理とは、企業で保持している製品や部品などの数量や場所を管理することを指します。在庫は2つの側面を持っています。1つ目は「販売のために仕入れた製品」という側面、2つ目は「製造のために仕入れた部品や原材料」という側面です。企業にとってこの2つは、いずれも現金化されることを目的とした資産です。もしも在庫管理を怠ってしまえば、過剰在庫や欠品による機会損失を招きます。つまり、在庫は多すぎても少なすぎても企業が持つ資産を失うことと同義です。こうした事態を避けるためにも適正な在庫管理を行い、製品を過不足なく供給できる環境を維持しなければなりません。製造業において在庫管理は避けては通れない重要な業務なのです。

在庫管理のリスクと課題

在庫管理を怠るとさまざまなリスクが発生します。例えば、アイテムが散在することで発生する時間のロスがその1つです。製造に使われる細かい部品は決められた場所に保管することで、アイテムを探す手間を短縮できます。このような特定のアイテムごとに保管場所を決めることを「固定ロケーション管理」と言います。もしロケーション管理を怠ってアイテムが倉庫に散在していれば、モノを探すために余計な時間を浪費することになるのです。こうして、時間の浪費は業務の生産性を低くださせる大きな原因となるでしょう。

また、粗雑な管理下ではどこに何を保管したのか把握できず、在庫の紛失が起こります。在庫の紛失は顧客への納期を遅らせてしまい、販売機会の損失につながる可能性もあります。反対に余剰在庫を抱えれば、キャッシュフローを悪化させる原因になります。在庫は企業にとって資産です。在庫管理を怠ることは資産管理を怠ることでもあるのです。

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管理に不可欠な部品表(BOM)とは

製造業は在庫管理が業績に直結するため、部品や材料の効率的な管理が求められます。そんな在庫管理において欠かせないのが「BOM」と呼ばれる「部品表」です。BOMとは「Bill Of Materials」の略で、製造に必要な部品や材料を一覧にしたものです。部品の階層構造も視覚化しており、製品の見積もりから設計、調達はもちろん、製造やメンテナンスに至るまで利用されています。

部品表(BOM)の種類

部品表(BOM)は、大きく分けると設計部品表と製造部品表の2種類が存在します。設計部品表は「Engineering BOM」の頭文字を取って「E-BOM」と呼ばれます。E-BOMは、製品が構成される全部品をリストアップしたものです。

一方、製造部品表は「Manufacturing BOM」の頭文字を取って「M-BOM」と呼ばれます。M-BOMは、部品の組み立て順や加工方法を記載したものです。

部品管理(BOM)システムとは

部品管理(BOM)システムとは、部品表を管理する際のシステムを意味します。従来、部品管理(BOM)は紙媒体やExcelなどで保管されていました。しかし、部品管理(BOM)を効率的に行うには、ITシステムによる管理が有効です。

従来の管理方法との相違点は、設計部品表(E-BOM)や製造部品表(M-BOM)など、異なる部品表でもITシステムを利用すれば一元管理できることです。部品管理(BOM)を一元管理することで情報の共有が可能になり、取り組むべき課題や解決すべき問題が可視化されます。そして、組織全体が目標を共有化することで、従業員のモチベーションや生産性の向上が期待できます。

部品管理(BOM)システムの主な機能

部品管理(BOM)システムの主な機能は3つあります。1つ目は「BOM(部品表)管理機能」です。部品情報をITシステムで一元管理することで、設計や生産といった属性ごとに体系的な管理ができます。さまざまな部品の保管場所や属性が明確になれば、項目の重複を避けたり、類似設計が容易になったりするメリットがあります。

2つ目は「BOM(部品表)更新機能」です。製品の仕様変更や部品の交換など、在庫情報は日々移り変わります。ITシステムで一元管理することで、そうした情報を一括更新して最新の在庫情報を保てます。

3つ目は「在庫管理機能」です。あらゆる在庫情報を一元管理することで、どこに・何が・いつ保管されたのかがデータとして視覚化されます。在庫管理機能によってアイテムの保管場所や保存期間などが明確になり、管理業務の効率化につながります。

クラウドERP「NetSuite」で部品管理を効率化

企業が大きく発展していくためには、世の中に社会的価値を提供し続ける必要があります。そのためには業務の生産性を最適化して、社内のリソースを最大限活用していかなければなりません。製造業においては、その第一歩として部品管理の適正化が求められます。そこで「NetSuiteネットスイート)」のようなクラウド型ITシステムを導入するのもおすすめです。

NetSuiteは、世界22,000社を超える顧客に利用されている、管理業務に特化したクラウド型のERPシステムです。部品表(BOM)管理はもちろん、財務会計や顧客管理といった業務にも対応しています。ルーティング機能やアイテム管理機能を搭載し、スピーディーな製品開発を実現してくれる優れたシステムです。部品管理を最適化して業務効率を最大化するためにも、NetSuiteの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

IT技術の発達と共に企業のグローバル化が進み、製造業のサプライチェーンは国内に留まらず海外にまで拡大しています。企業が時代の変化に適応し、発展していくためには、組織全体が在庫管理の最適化に取り組む必要があるでしょう。適切な在庫管理を行うことでキャッシュフローが改善され、企業の持つリソースを事業活動に最大限投入できます。部品管理(BOM)システムは、在庫を体系的に管理するために必須のシステムであり、設計から調


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