設計モジュールとは? メリットやモジュール化のポイントを解説

 2022.06.03  2022.06.07

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さまざまな顧客のニーズに対応するためには、製品の設計変更が必要です。しかし、新製品を開発するたびに、一から設計していては時間がかかって非効率だといえます。また、コストも追加でかかるでしょう。設計の効率化とコスト削減を図るには、設計をモジュール化することがポイントです。本記事では、設計をモジュール化すると、コスト削減と業務効率化につながる理由を解説します。また、ERPの活用が鍵になることも併せて解説します。

設計モジュールとは

設計モジュールとは、互換性が高い部品(モジュール)をあらかじめ複数設計しておき、複数のモジュールを組み合わせて多彩な製品を設計する手法のことを指します。この手法であれば、一から設計しなくても、組み合わせることで多様な製品を設計することが可能です。例えば、車を製造する場合、車両を構成するモジュールを事前に用意しておき、複数のモジュールを組み合わせることで、多種多様な車を製造できるようになります。

車の製造だけでなく、通信機器や医療機器など、あらゆる製品の製造に設計モジュールは使えます。また、設計モジュールはソフトウェアの開発にも取り入れられており、あらゆるモノづくりに応用できる点も特長のひとつです。

また、設計モジュールを導入することで、設計のリードタイムが短縮するため、業務全体のスピードアップを実現できます。コスト削減にもつながり、かつ生産性向上に寄与する点は、大きなメリットといえるでしょう。

設計モジュールを導入するには、部品表(BOM)を一元管理できるシステムが必要不可欠です。BOM(部品表)管理機能を実装しているERP(基幹系情報システム)を活用することで、スムーズに導入できます。

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設計モジュールのメリット

設計モジュールを導入することで、固定費用の削減と業務のスピードアップが図れます。ここでは、設計モジュールのメリットを具体的に解説します。

固定費用の削減

固定費用の削減につなげられる点は、大きなメリットといえるでしょう。設計モジュールは専用部品の新造を削減することに貢献します。大幅な工数減と設備投資を抑制することで固定費用を削減することが可能です。

固定費用(固定費)とは、売上や生産量などにかかわらず、事業を運営する際に必ず発生する費用のことを指します。固定費を抑えるには業務の合理化を図ることが必要です。設計モジュールを導入して固定費を抑えることで、コスト削減につなげられます。

なお、設計モジュールを導入する際にERP(基幹系情報システム)を活用して、図面と部品表を連携設定すると誤発注を防ぐことができます。

業務のスピードアップ

設計モジュールを導入することで、設計業務全体の工数が削減するため、業務のスピードアップにつなげられます。業務のスピードアップが図れると生産性が向上し、収益アップにもつながるでしょう。

設計のリードタイムが短縮することで、仕掛在庫など在庫の削減や、在庫管理の人員削減などの、さまざまな副次的な効果が得られます。さらに、業務のスピードアップで短納期に対応できるようになることは、顧客満足度の向上にも貢献するでしょう。

なお、導入の際にERPを活用して情報を一元管理することで、設計部門と製造部門、発注部門、営業部門などの部門間の連携がスムーズになります。これにより、設計業務や製造業務だけでなく、社内全体の業務効率化が図れるでしょう。

設計モジュールの課題

コスト削減と業務効率化が図れる点が設計モジュールの魅力といえる一方で、導入のハードルが高い点、設計支援のシステムが必要になる点などが課題といえます。ここでは、設計のモジュール化の課題について具体例を挙げつつ説明していきます。

導入のハードルが高い

導入するに際してのハードルの高さは、課題のひとつといえます。顧客から要求される可能性があるスペックを正しく想定したうえで、部品点数を絞ることは簡単なことではありません。また、モジュール化やモジュールの組み合わせのルールを構築しなければなりません。モジュール化を実現するには、生産管理に関する広範な専門知識が必要です。そのため、自社のリソースだけで実現させるのは難しいといえます。

自社のリソースだけで実現が困難な場合は、コンサルタントやシステムベンダーなど、外部の専門家の協力を仰ぐ必要があるでしょう。規模によっては、時間と費用がかかる大プロジェクトになることも考えられます。

設計支援のシステムが必要

設計モジュールを導入するには、設計支援のシステムが必要です。具体的には、部品表(BOM)を一元管理できるシステムが必要であり、図面中心の設計から部品表を中心とした設計に移行させなければなりません。

BOM(部品表)管理機能を実装しているERP(基幹系情報システム)を活用すると、部品の組み合わせ結果によってスペックを瞬時に表示したり、顧客の要求仕様を入力するとモジュールの組み合わせを提案してくれたりなど、モジュール化に大きく貢献します。さらに、ERPを活用して部品表(BOM)を一元管理することで、他部門ともリアルタイムで情報共有できるようになり、業務効率化や生産性向上にもつながります。

設計のモジュール化のポイント

設計のモジュール化のポイントとして、部品の共通化と設計情報の蓄積が挙げられます。設計モジュールを導入するためには、部品が共通化されていることが必要です。同じ部品を汎用的に使用することで、コスト削減や業務のスピードアップにつながります。

また、設計情報を蓄積することもポイントのひとつです。蓄積した設計情報を活用することで、品質向上につなげられます。なお、設計情報が属人化されてしまうのは、避ける必要があります。

部品の共通化と設計情報の蓄積を図るには、部品情報と設計情報を一元管理しなければなりません。情報を一元管理することが、設計のモジュール化のポイントです。そのためには、BOM(部品表)管理機能を実装しているERPの導入が必要になるでしょう。

ERPを導入すると部品情報と設計情報を一元管理することができ、各部門で情報を共有できるようになります。設計や製造部門だけでなく、発注部門などの他部門と情報を共有することで、社内全体の業務効率化と生産性向上に貢献します。

まとめ

設計モジュールを導入すると、一から設計をしなくてもモジュールを組み合わせることで多様な製品を設計することが可能になります。コスト削減と業務効率化につなげられるでしょう。

設計モジュールを導入するには、部品表(BOM)を一元管理できるシステムが必要です。BOM(部品表)管理機能を実装しているERP(基幹系情報システム)を活用することでスムーズに導入できます。

NetSuiteは、基幹業務プロセスの合理化を実現するために開発されたERPシステムです。NetSuiteの生産管理機能を活用することで、設計のモジュール化をスムーズに推進できるでしょう。業務効率化や生産性向上に貢献してくれることが期待できます。

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