ERPパッケージでできることと導入メリット

 2018.04.23  クラウドERP編集部

ERPパッケージとは結局何なのか?通常は分断している業務システムを統合して提供することで、情報資源の一元管理や組織全体の仕事効率化を実現するためのITシステムということは理解していても、何ができて何がメリットなのかという具体的なことを知っていないとERPパッケージの効果を最大限に引き出すことは難しいでしょう。 

さらに、ERPパッケージごとに提供する機能の享受できるメリットも違います。こうした理解を深め高い導入効果を得るためにも、ERPパッケージでできることや導入メリットの基本をここで理解しておきましょう。 

ERPパッケージが提供する機能

ERPパッケージは製品ごとに提供する機能が違います。ただ、業務システムを統合した形で提供するという点で共通しています。ERPパッケージに統合されていることの多い機能は次の通りです。 

財務会計システム

生産管理システム

在庫管理システム

購買管理システム

販売管理システム

顧客管理システム

営業支援システム

勤怠管理システム

人事管理システム 

以上の機能がERPパッケージに統合されていることが多い機能です。もちろん、ERPパッケージによって対象となるシステムは異なります。 

たとえばNetSuiteなら財務会計システムを中心に受注管理システム、生産管理システム、流通管理システム、倉庫管理システム、顧客管理システム、人事管理システム、さらにはEコマースやマーケティングツールとBIツールも提供しています。

ERPパッケージ導入にあたって検討中の製品が何を提供しているかを網羅的に理解することは大切です。ERPベンダーと積極的にコミュニケーションを取り、すべての機能において納得いくまで製品情報を整理してください。 

ERPパッケージでできること

先述した機能を用いてERPパッケージでは何ができるのか?業務システムが分断している環境から大きく変わる点は情報資産を一元管理できることです。たとえば営業部門で売上管理システムを、製造部門で工程管理システムを、経理で会計管理システムを別々に運用している状況を想定してみましょう。 

たとえば社員情報や顧客情報は各システムに別々に入力しなければなりません。売上管理システムで分かる今月の売上は手動で経理システムに入力します。在庫を確認したい場合は工程管理システムで製造した数を確認し、売上管理システムから販売した数を差し引いて在庫数を出します。少々極端な例ではありますが、分断された業務システム環境ではこうした非効率な仕事が日常的に発生しています。 

では、ERPパッケージを導入した環境ではどうなるでしょうか?売上管理システムも工程管理システムも会計管理システムも密な連携が取れているため、特定の業務システムに入力したデータは即座に反映され、業務システム全体で共有します。社員情報や顧客情報は該当する業務システムに入力するだけ、売上情報をわざわざ会計管理システムに入力する必要はなく、在庫情報は専用画面から瞬時に確認できます。

このようにERPパッケージで統合された業務システム環境を構築すれば、それまで散在していた非効率なデータ管理を徹底して排除できます。

もう一つのERPパッケージの重要な役割が情報活用です。各業務システムから生成されたデータは一つのデータベースで管理されます。これは情報活用を促進するための第一歩です。皆さんはビッグデータ分析に対し興味を持ったり、試みたりしたことはないでしょうか? 

ビッグデータ分析を行うにはまず企業の資産となる情報を集約し、それを加工して分析することでビジネスにとって有用な知見を導き出します。しかし、業務システムが分断化された環境で企業全体の情報を集約するのは至難です。 

一方でERPパッケージを導入した環境では企業全体の情報が自然と一ヵ所に集約します。さらに、すべて同じフォーマットで管理されるのでビッグデータ分析において最も手間のかかる情報の集約と加工を省略できます。 

そのためBIツールを統合したNetSuiteでは企業全体の情報を、リアルタイムでダッシュボードに表示できます。 

ERPパッケージのメリット

では、情報資産の一元管理によって企業が享受できるメリットとは何でしょうか?それは現在のビジネス環境から非効率を排除し、仕事効率を良くすることで生産性向上およびコスト削減を実現することです。

先述のように分断されたITシステム環境には多くに非効率が発生します。業務システムへのデータ二重入力や手間の多い確認作業、部門間でのコミュニケーションが必要な作業などは効率が悪く、生産性が向上しない原因です。日本はIT利活用が後進的なこともあり、世界的に労働生産性が低い国として知られています。視点を変えれば日本企業やERPパッケージの導入によって生産性向上の余地が大きいということでもあります。

様々な部分でのコスト削減というのもERPパッケージの大きなメリットです。業務システムが分断している環境では保守運用にかかる手間も大きく、必然的に人件費もかさんでしまいます。ERPパッケージなら保守運用は一ヵ所で済むため、人的リソースも削減して余ったリソースを将来的なIT戦略に注力することも可能でしょう。

以下に参考として、NetSuiteを導入した企業がどういったメリットを得ているか具体的にご紹介します。

効果

企業名

管理部門の残業時間が20~25%削減

トムソン・ロイター・プロフェッショナル株式会社

3ヶ月でカットオーバー

Peach Aviation株式会社

1ヶ月でカットオーバー

株式会社ナカ アンド カンパニー

前年比10%の売上げ

4ヶ月でカットオーバー

株式会社ハーフェレジャパン

生産性を5倍に向上

株式会社 BB-SPORTS様

月次決算処理が50%以上短縮

株式会社 新総企

6ヶ月で海外現地法人のERPをカットオーバー

オリンパス株式会社

Web ストア開発費用だけで15 万米ドルを削減

Moleskine

120〜150%の生産性向上

2時間の月次報告を5分に短縮

スターティアラボ株式会社

4つのシステムを7ヶ月で統合

全日空商事株式会社

月次決算処理を50%削減

Nomis Solutions

財務会計の運用コストを20%削減

GAWKER MEDIA

年度末決算処理を数週間から4日に短縮

COVER ALL Technologies

年間$250,000のITコスト削減

Success Factors

引用:NetSuite「NetSuite導入による具体的な効果

こうして見るとERPパッケージには様々な導入効果があることが分かります。企業が直面する多くの課題に対して幅広いソリューションを提供するため、効果も広範囲に及びます。ですので、ERPパッケージを導入する際は現状課題を整理した上で、複数の目的を設定することをおすすめします。

それら目的に適したERPパッケージを導入すればより高い導入効果を得ることができるでしょう。

まずは検討中のERPパッケージの機能や効果を完全に理解し、それを導入目的と照らし合わせますそうすれば、より自社環境に適したERPパッケージ選びができるでしょう。

ERP(統合基幹業務システム)の導入を成功に導く10のステップ

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