ダッシュボードとは?特徴やビジネスシーンでの活用方法について解説

 2022.04.18  クラウドERP編集部

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ダッシュボードはさまざまな情報やデータを一つの画面内で可視化するビジネスツールです。必要な情報が一箇所にまとまっているため、迅速な意志決定や情報の共有に役立ちます。この記事では、ダッシュボードを作るメリットや活用方法、作り方のポイントなどについて解説します。

ダッシュボードとは?特徴やビジネスシーンでの活用方法について解説

ダッシュボードとは?

ダッシュボードは企業の意思決定に役立つビジネスツールのひとつです。名前の由来は車のダッシュボードから来ており、さまざまな情報をまとめて表示することができます。まずはダッシュボードの概要について解説します。

ダッシュボードはひとつの画面でデータの可視化を行うビジネスツール

ダッシュボードは、ビジネスに必要な複数のデータをひとつの画面上にまとめて可視化するツールのことです。車のダッシュボードが名前の由来となっています。自社の経営状況や意志決定に役立つデータを一目で把握できるようになるため、迅速な経営判断を可能にしてくれるのが特長です。

ダッシュボードの活躍場面は、社内のデータ整理だけではありません。社外へ向けて情報を発信する際にも役立ちます。複雑な情報を視覚的に伝えることによって、顧客は企業への理解と関心を深められるでしょう。

ダッシュボードを使って何ができるのか?

ダッシュボードをうまく活用することで、以下のようなことが可能になります。

  • データからグラフや表を作成する
  • ビジネスの意志決定が迅速に行える
  • データを共有できる

ダッシュボードでは、一つの画面の中で関連性のある多くのデータを分かりやすい形で整理します。データを可視化するために、グラフや表という形式で整理するのが特長です。また、一画面でデータが整理されているため、ビジネスの意志決定を素早く行うことができます。加えて、ダッシュボード上にデータをまとめることによって、業務に関わるメンバー間での情報共有が容易になる点もポイントの一つです。

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ダッシュボードを作るメリット

ダッシュボードを作る主なメリットとして挙げられるのは、以下の通りです。

  • リアルタイムに情報を共有できる
  • 直感的に状況の把握ができる
  • 効率的に業務を進められる

ダッシュボードの表やグラフは、基本的にリアルタイムのデータから作成されます。そのため、データが更新される度に作成し直す手間がかかりません。また、ダッシュボードでは、あるテーマや目的に沿って、関連する表やグラフをひとつの画面上に表示します。ビジネスの判断に必要な情報を一目で直感的に把握できることは、大きなメリットの一つといえるでしょう。

加えて、データをまとめることは業務の効率化にも繋がります。バラバラに保存されていたデータが一画面上にまとまっているため、あちこち資料を探し回ることもなくなるでしょう。

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ダッシュボードの活用方法

ダッシュボードはさまざまな場面で活用することが可能です。素早い現状把握やデータ分析、情報共有のリアルタイム化などを通して、ビジネスの効率化を実現できるでしょう。ここでは、ダッシュボードの活用方法について解説します。

プロジェクト管理

ダッシュボードは、プロジェクトの管理に活用できます。プロジェクトの進行状況や参照すべきデータ、資料、To Doリストなどをダッシュボードに表示することで、情報の共有と工程管理を行えます。

プロジェクト管理で特に重要なのは、工程管理です。そのためダッシュボード上では、プロジェクトの進行状況に関する情報や、引き継ぎの連絡などを確実に伝えられるようなデザインが求められます。

また、従業員の業務状況の管理にも活用可能です。勤務時間をグラフにして表示すれば、プロジェクトにおける残業時間の多さといった問題を可視化することができます。従業員の業務状況をリアルタイムに知ることで、職場環境の改善や業務の効率化に繋げられるでしょう。

営業や売上の分析

マーケティングにもダッシュボードを活用することができます。営業活動の成果分析や売上状況の分析などを表示することで、マーケティング戦略を立てる際の助けとなるでしょう。

営業活動の分析では、成約件数や成約までにかかる日数、取引先ごとの成約状況などのデータを表示します。客観的に状況を把握することで、今後の営業活動の方針を定められるでしょう。

売上の分析では、前年度比や月ごとの売上、店舗ごとの売上など、マーケティング戦略を立てるのに必要なデータをグラフ化して表示します。リアルタイムに更新されるデータを表示することで、問題の早期発見や戦略の立て直しにも繋げられます。

財務状況の管理

ダッシュボードは財務状況の管理にも役立ちます。売上高やキャッシュフロー、利益率、流動比率、ROEなどのデータや指標を一箇所にまとめることで、財務の健全化に役立ちます。

財務状況の管理をダッシュボードで行うことは、問題の早期発見に貢献するでしょう。表示されるデータはリアルタイムで最新のものへと更新されるため、異常な数値にいち早く気づくことができます。また、予算と実際の財務状況との比較を通じて、来期の目標の修正も簡単に行えます。加えて、ダッシュボードは財務状況を社外に公表する際にも活用することが可能です。分かりやすい形で財務状況を伝えることは、企業の信頼性を向上させることにも繋がります。

ダッシュボードを作るポイント

ビジネスに役立つダッシュボードを作る際には、いくつかポイントを押さえておく必要があります。優れたダッシュボードは素早い意志決定やコミュニケーションの円滑化に貢献するでしょう。ここでは、ダッシュボードを作るポイントについて解説します。

ダッシュボードを作る目的を明確にする

まず、ダッシュボードを作る目的を明確にすることが大切です。ダッシュボードは迅速な意志決定を行うために活用されるものです。そのため、表示するデータは必要最低限のものにとどめる必要があります。やみくもにデータをつぎ込んでも、意志決定には役立ちません。

目的を明確にするためには、誰が見るものなのかを意識するのがポイントです。プロジェクトメンバーが見るのか、それとも顧客が見るのかによって、必要な情報は変わってきます。誰が何のために見るのかを意識して、必要な情報を絞り込むようにしましょう。

適切なグラフやレイアウトを選ぶ

ダッシュボードで重要なのは、一目で情報を把握できることです。そのため、直感的に理解しやすいグラフやレイアウトを意識して作成する必要があります。グラフには棒・折れ線グラフやレーダーチャートなど、さまざまな種類があります。また、グラフの色も対抗色などを意識したうえで見やすいものを選ぶようにしましょう。

レイアウトに関しては、人の視線の動きを考えたり、常に参照するデータは大きく表示したりするなどの工夫を凝らすのがおすすめです。デザインにも気を配ることが、ビジネスに役立つダッシュボードを作成するポイントだといえます。

リアルタイムの情報を入れる

ダッシュボードの魅力のひとつがリアルタイムの情報を扱える点です。ダッシュボードには、リアルタイムのデータを表示できるようなシステムを利用しましょう。データベースと連携させられるシステムであれば、グラフをリアルタイムに更新することが可能です。

リアルタイムの情報を載せることで、メンバー同士のやり取りもスムーズに行えます。モバイル端末を利用できればリアルタイム感はより強まるでしょう。業務効率化のためには、ダッシュボード上ですべての業務を完結できるシステムが理想的といえます。

まとめ

ダッシュボードは、ビジネスの全体像を俯瞰して把握することができる便利なツールです。とりわけ大量のデータを保有している会社であれば、眠っているデータを効果的に活用できる可能性があります。

ダッシュボードをビジネスに活用したいと考えているのであれば、クラウドERPの導入がおすすめです。NetSuiteはリアルタイムな分析機能が標準搭載されています。導入することで、自社の状況をリアルタイムで把握することが可能です。ぜひ導入を検討してみてください。

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