“ERP導入”事例から見る成功7つのポイント

 2016.12.02  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

統合されたシステム環境による組織全体の効率化や、情報資源の有効活用で事業拡大を狙いたいという企業は多く、それに伴いERP(Enterprise Resource Planning)へのニーズが拡大しています。

特に中小企業が統合的システム環境のためにERPを採用するケースが増え、もはや“大企業が導入するソリューション”というイメージは薄れました。

こうしたニーズの拡大とERP導入効果への気概とは裏腹に、導入に失敗してしまうケースも少なくありません。

元々が大規模なシステム環境を提供するものであり、導入・運用コストも自然と大きくなるため、中途半端な知識で導入すると多大な損失が発生する可能性もあります。

そこで今回は、世界No.1クラウドERPとして多くの企業が採用しているNetSuiteの導入事例をもとに、ERP導入の成功ポイントについて解説していきます。

事例1.オーマイグラス株式会社 - 約半年間の“事前検証”を経てERPを導入

会社概要

2011年7月に設立し、翌年にはメガネ&サングラス専門オンライショップ“Oh My Glasses TOKYO ”を運営開始。

直営店の運営も行っており、こだわりのメガネ&サングラスを日本だけでなく世界にも発信しています。

Oh My Glasses TOKYO:http://www.ohmyglasses.co.jp

導入前の課題

オーマイグラス株式会社が持っていたのは多様化する販売チャネルに合わせ、オムニチャネル化を実現するために既存システム環境を再構築するという課題でした。

2014年にロフト渋谷店との提携により設立以来初となる常設店を構えたことで、卸売としてのビジネスも立ち上げました。

また、ロフトはオムニチャネル戦略を推進するセブン&アイホールディングスの参加であり、オムニチャネル化は自然の流れだったようです.

また、同社が構想するオムニチャネル戦略に対し、既存システム環境では対応できなくなるとの予測があったため、ERP導入に踏み切りました。

導入のポイント

まずERP選定において、「次世代のビジネスモデルの構築を考えたときに、性能や拡張性に限界のあるオンプレミスのシステムでは、事業が拡大していったときに、追随できないと判断しました。」と同社代表はコメントし、検討初期段階からクラウド型ERPでの導入を視野に入れています。

加えてAPIで既存のシステムとデータを連携できるかなど、約半年に渡って入念な検討を事前検証を重ねたことでスムーズな導入を実現し、導入後すぐに理想とするシステム環境を構築しています。

ERP(統合基幹業務システム)の導入を成功に導く10のステップ
直接経営に関わる皆様にクラウドERP導入という新しいアプローチ

事例参考:http://www.netsuite.co.jp/customer-testimonials/omg.shtml

事例2.株式会社石垣 - “クラウド型”の選択で短期間の導入に成功

会社概要

株式会社石垣はろ過機や脱水機、ポンプなどの製造販売や上下水道プラントポンプ設備の設計施工など、精巧さが重要な事業を世界に発信するグローバルカンパニーです。

株式会社石垣:http://www.ishigaki.co.jp

導入前の課題

以前は販売パートナーを通じて米国顧客とのビジネスを展開していた株式会社石垣ですが、急速な市場環境の変化と販路拡大、同社が兼ねてから得意としている“顧客から信頼を得るためのアフターサービス”を実現するために、米国支社であるIshigaki USA Ltd.の設立を決定しました。

海外法人では、経営戦略が立案されてからシステム環境が構築されるまで1年以上かかることも少なくありません。

しかし昨今の海外ビジネスに対して1年後の構築では遅く、経営や事業部の意思をいかに迅速に反映させていくかが成功の鍵だと判断し、3ヵ月以内の業務システム立ち上げを目指しました。

導入のポイント

結論から言って、株式会社石垣では短期間の業務システム立ち上げのためにクラウド型ERPの導入を採用しました。

その際、以下の7項目を必要最低条件として製品選定を行いました。

  1. 業務を滞りなく実現出来る機能を有すること(販売、在庫管理、財務会計)
  2. 3ヶ月以内に導入可能であること
  3. 現地スタッフに会計知識がなくても運用可能なこと
  4. 北米の会計監査基準に対応すること
  5. ERPパッケージのカスタマイズは行なわない
  6. 現地にシステム要員がいなくても日本からサポート出来ること
  7. 運用管理コストを含めてコストが低いこと

こうした条件を設け製品選定を行ったことにより、適切な選定に成功し3ヵ月という短い期間でERP導入を実現しています。

事例参考:http://www.netsuite.co.jp/customer-testimonials/ishigaki.shtml

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事例3.株式会社青島文化教材社 - “入念な情報収集”を基にわずか4ヵ月での導入を実現

会社概要

創業から数えると90年以上の歴史がある株式会社青島文化教材社は、プラスチックモデル(プラモデル)やトイ・ホビー製品などの企画・製造・販売を展開する傍ら、教材・教具・幼児雑誌等の事業も展開しています。

株式会社青島部下教材社:http://www.aoshima-bk.co.jp

導入前の課題

業界でも早期段階からパッケージ製品による業務アプリケーションを採用し、システム環境を構築してきた株式会社青島文化教材社では、以前からパッケージ製品を使い続けることに限界を感じていました。

PCに依存した環境では、営業が客先で注文を受けても一度会社に戻ってからデータ入力を行わなければなりません。

また、分析用データを取り出すにも抽出から加工までかなりの時間を費やしてしまうため、スピーディな経営判断が実現できません。

こうした非効率性に加え2014年4月からの消費税対策のために、既存の業務パッケージを更新するか新しいシステムを採用するかの決断を迫られていました。

導入のポイント

株式会社青山文化教材社ではシステム環境の刷新にあたり、“製造原価の正確な把握と経理業務の効率化”という明確な目的を持った上で製品選定を開始。

IT系の情報誌やインターネット検索を駆使し、目的に沿った最適なERP導入を目指しました。

結果的にクラウド型ERPの導入を採用し、パートナーと共にわずか4ヵ月のという短期間で導入プロジェクトを終えています。

事例参考:http://www.netsuite.co.jp/customer-testimonials/aoshima.shtml

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3つの事例から見るERP導入の成功ポイント

いかがでしょうか?各企業ERPの導入目的は事業内容は大きく異なりますが、共通した成功ポイントにより適切なERP導入を実現しています。

最後に、その成功ポイントを以下にまとめました。

  1. 検討期間に十分な時間を確保し、慎重な事前検証を行うことで“ギャップ”のない導入を実現する
  2. 導入目的は予め明確にし、目的に沿った製品選定を実現できるよう必要最低条件をいくつか設定している
  3. 特定の製品に焦点を絞るのではなく、あらゆる情報源からERPに関する情報を集めリテラシーを高める
  4. クラウド型ERPの選択により導入期間を短期化し、導入にかかるコストを最低限に抑える
  5. 将来的な事業拡大や経営戦略の変化を想定し、柔軟かつ拡張性の高い製品を選ぶ
  6. 導入に際し現状ある課題を多角面から洗い出し、多くの課題を解決する製品を選ぶ
  7. パートナーの協力のもと自社手動で導入プロジェクトを進めていく

ERP導入を検討している企業の皆さまは、これら7つのポイントを“基本的な成功条件”と捉え、導入プロジェクトに活用していただければと思います。

また、今回の事例のもとになっているクラウド型ERP「NetSuite」では、クラウド環境でありながら柔軟なカスタマイズが可能な開発プラットフォームの提供と、クラウドならではの俊敏性を提供することで迅速かつ最適なシステム環境構築を支援します。

組織全体の業務効率化や経営資源の可視化など、ERP本来のメリットを確実に引き出せるよう、「NetSuite」による統合的システム環境をご検討ください。

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