ERPの機能にはどんなものがある?知っておきたい標準的な機能

 2020.10.29  クラウドERP実践ポータル

グローバル標準のクラウドERP

基幹システムを統合し、業務の効率化が図れる「ERP(Enterprise Resource Planning)」。さまざまな部門のシステムを統合したものだとは知っていても、基本機能として何が利用できるのかよくわからないという方もいらっしゃることでしょう。そこでこの記事では、ERPの基本機能について、わかりやすく解説します。

ERPの機能にはどんなものがある?知っておきたい標準的な機能

ERPの機能は業務領域とシステムの2種類

ERPは、製品によって搭載されている機能に若干の違いがあります。しかし基本的に、どの製品にも搭載されている機能は、「業務領域」に関する機能と「システム管理」に関する機能の2つに分けられます。

また、業務領域とシステム管理それぞれで利用できる機能は、さらに細分化できます。業務領域に含まれる機能は、「販売・購買管理」「生産管理」「財務会計管理」「輸出入(貿易)管理」「債権・債務管理」の5つです。一方、システム管理機能としては、「セキュリティ機能」「バックアップ機能」の2つが挙げられます。それぞれどんな機能なのか、詳しく見ていきましょう。

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ERPの基本機能(業務領域)

まずは、業務領域に関するERPの基本機能からご紹介します。それぞれどのような業務に活用できるのか、確認してみましょう。

販売・購買管理機能

「販売・購買管理」とは、計画立案、仕入・発注、受注・出荷、納品、代金回収など、販売に関する業務のことをいいます。ERPには、これらの業務をサポートする機能として、販売・購買管理機能が備わっています。さらに、この機能のサブとして、「マスターデータ」「販売管理」「受注管理」「出荷管理」「請求管理」「販売サポート」「EDI」などがあります。たとえば、受注管理では受注入力を行うことができ、販売サポートでは市場の動向を探ることが可能です。また、出荷や請求などの業務をシステムで行うことにより、業務の効率化が期待できます。

ただし、販売・購買管理機能は、自社の販売方法に適したものでなければその効果が半減してしまいます。たとえば、自社の販売方法が訪問販売であるのか、オンライン販売であるのかによって、必要な機能が異なるからです。そのため、販売方法に適した機能かどうかをよく確認しましょう。

生産管理機能

「生産管理」とは、生産計画や人員配置などを通して、製品を生産する業務のことをいいます。原材料の仕入れはもちろん、作業工程の管理なども生産管理業務の一部です。ERPの
生産管理機能を使えば、これらの業務をより円滑に進められます。

一般的な生産管理機能は、「量産型生産管理機能」と「個別型生産管理機能」の2種類に分けられます。これらの違いは、何を生産するか、またどのような生産形態を取っているかです。
量産型生産管理機能は、家電製品などを生産する場合に用いられます。決められた生産計画に基づき、同じ製品を繰り返し生産するという生産形態です。一方、個別型生産管理機能は、造船や建設、大型機械など、特定の顧客に対して要望に沿った製品を生産する場合に使用します。自社の生産形態がどちらに当てはまるのかを確認し、適したものを選びましょう。さらに、販売管理機能や債権・債務管理機能との連携の仕方によっても、業務効率が変わります。

そのほか、それぞれの機能によって、配下のサブ機能が異なります。量産型生産管理機能のサブ機能は、「生産管理基本データ」「生産計画」「所要量計画」「能力所要量計画」「手配」「投入管理」「製造指図管理」の7つです。対する個別型生産管理機能のサブ機能には、「生産管理基本データ」「部品展開」「手配」「製造指図管理」の4つがあります。

財務会計機能

「財務会計」とは、社外のステークホルダー(利害関係者)に対し、財務・経営状況を説明するため、財務データを管理してレポーティングする業務です。そのためには、固定資産や売掛金などの管理を行い、財務諸表に基づいて決算書を作らなければなりません。そこで通常、ERPの財務会計機能の配下には、「総勘定元帳」「特別目的元帳」「固定資産管理」「買掛金管理」「売掛金管理」「銀行関連会計」「予算センター会計」「旅費管理」などのサブ機能があります。

財務会計機能は、基本的に法律に則って作られているので、製品によって機能差が生まれることはほとんどありません。しかし、法改正に対応できるかは製品によるので、よく確認を行いましょう。

輸出入(貿易)管理機能

「輸出入(貿易)管理」は、主に製造業などで行われ、輸出業務と輸入業務の2つの業務から成り立ちます。ERPには、貿易で必要となる「契約」「輸送」「決済」のプロセスを管理する機能があります。

サブ機能は製品によって差がありますが、たとえば「取引の一元管理機能」「為替差損益の自動計算機能」「残高管理機能」などがあります。また、輸出業務・輸入業務ともに、「発注」「仕入」「為替予約」「データ出力」などの機能が備わっていることも多いです。

債権・債務管理機能

「債権・債務管理」とは、債権回収を確実に行い、未払い金の催促を通じて、資金の管理を行う業務です。この業務をサポートするのが債権・債務管理機能で、サブ機能には「売掛金・買掛金の一元管理機能」「消込機能」「書類作成機能」「特則機能」「遅延アラート機能」などがあります。

債権・債務管理機能はしばしば、財務会計機能の中に含まれている場合もあります。ただ、債権・債務管理に特化しているほうが、支払い方法の選択の幅が広がったり、書類作成が自由に行えたりと、より業務を効率化させられます。

ERPの債権・債務管理機能は、ほかのモジュール(特に財務会計モジュール)とリアルタイム連携しているのが特徴です。そのため、ほかのデータを参照しながら、スムーズに業務を行えます。

このほかにも、「サービス管理」「プロジェクト管理」「従業員管理」といった機能が搭載されているものもあります。

 

ちなみにOracle Fusion Cloud ERPのカバレッジは以下のようになっています。

Oracle Fusion Cloud ERP

ERPの基本機能(システム)

続いて、システム管理に関するERPの基本機能をご紹介します。具体的にどんな場面で利用するのかも、併せて確認してみましょう。

セキュリティ機能

ERPのセキュリティ機能には、「ユーザー管理機能(新規登録・更新)」「データの暗号化機能」「ログ管理機能」などがあります。これらの機能を駆使して、セキュリティ対策を行うのが「セキュリティ管理業務」です。企業の大切な情報を守るためにも、セキュリティ機能はなるべく強固なものを選ぶようにしましょう。

また、ERPでは、一般的にマスターデータやトランザクションデータを、システム管理者が管理・監視できるようになっています。

バックアップ機能

ERPには、社内のほぼすべての業務データが集約されます。そのためERPには、自動でデータのバックアップを取ってくれる機能があります。データの更新は基本的に、毎日・毎週など決まったタイミングで、自動的に行われます。

グローバルな事業拡張にはOracle Fusion Cloud ERP

どのERP製品を選ぶべきかお悩みなら、グローバル標準に対応した「Oracle Fusion Cloud ERP」がおすすめです。

Oracle Fusion Cloud ERPには、「財務会計管理」「受発注管理」など、上記でご紹介したさまざまな機能が搭載されています。そのほか、「プロダクトライフサイクル管理(PLM)」や「統合業績管理(EPM)」など、あらゆる業務領域に関する機能と連携でき、多くの企業における業務サポートとして活躍するでしょう。また、これらの業務データを統合することにより、企業全体のデータをリアルタイムで可視化できます。クラウドサービスのため、システム構築に手間がかからないのもメリットのひとつです。IoTをはじめ、多様なプラットフォームとの連携もできます。

「まだ本格的なERP導入には早いかもしれない」と迷われているなら、「Netsuite」も検討してみてください。Netsuiteは、今後の成長が見込める中小・スタートアップ企業向けのERPで、2020年10月現在、200ヵ国で22000社を超える導入実績があります。きっと、企業の成長に大きく貢献してくれるでしょう。

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まとめ

ERPの基本機能は、大きく分けて「業務領域に関する機能」と「システム管理に関する機能」の2つです。それぞれ、製品によってサブ機能が若干異なるため、自社に適した機能を搭載した製品を選びましょう。

製品選びに迷った際は、グローバル標準に対応している「Oracle Fusion Cloud ERP」がおすすめです。さらに、企業規模によって選べるよう、中小・スタートアップ企業向けのERP「Netsuite」も用意されています。気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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