ERPとBIツールの関係性や連携させるメリットとは?

 2021.05.21  クラウドERP実践ポータル

ITやAI技術の発展に伴い、近年の日本の企業社会では、ビジネスにおいてデータを積極的に利活用しようとする機運が高まっています。そこで課題となるのが、企業のシステムを一元管理しているERP内に蓄えられた膨大なデータを、どのようにビジネスに活かすのかという点です。本記事では、ERPのデータを活用する方法として、ERPとBIツールを連携させるメリットについて解説します。

ERPとBIツールの関係性や連携させるメリットとは?

BIツールとは

「BI」ないし「BIツール」とは、企業のデータベースに保存されたビッグデータを分析して、企業活動における各シーンの現状把握や意思決定に役立てるソフトウェアのことです。BIツールは、データ分析に関連した多くの作業の自動化を可能にし、今までExcelなどを使って手作業で行っていたデータ入力の手間を軽減します。こうした効果により、BIツールは業務効率化や迅速な意思決定に貢献するのです。

BIツールの活用シーン

BIツールは、従来ならデータアナリストなど専門家の手を借りなくてはできなかったデータ分析を、簡単に行えるようにするさまざまな機能を備えています。たとえば「データマイニング」を使えば、データ間の隠れた関連性や規則性、傾向性を見つけられるため、経営分析や営業分析、品質改善に関する分析などに役立ちます。

また、過去の実績データから統計的にシミュレーションする「プランニング」は、事業計画やマーケティング戦略の策定の際に便利です。さまざまなデータ内容を分かりやすく可視化する「レポーティング」は、業績データの把握やKPIの策定といったシーンで重宝します。

さらに、複雑なデータの分析や集計も即座にこなせる「多次元分析」は、売上報告や経営報告、予算計画の作成を効率化します。このように、BIツールはその種類に応じて、さまざまな活用シーンが考えられるのです。

ERPとBIツールの関係性

さまざまなシーンで活用されるBIツールですが、ときに企業内の情報システムを一元管理し、「見える化」する「ERP(統合基幹業務システム)」と混同されることもあります。しかし、両者は同一のものではなく、一種の部分全体関係として捉えたほうが正確です。

ERPは、従来なら部門ごとに分断されていたシステムをつなぎ合わせ、統一的なシステムとして統合したものです。対するBIツールは、そのERP内の膨大なデータをさまざまな形で分析・出力することに長けたツールです。

膨大なデータを分析にかけるBIツールが真価を発揮するには、ERPによって構築された広大なデータ環境が不可欠です。その逆も然りで、広く複雑に構成されたERP内のデータを有効活用するためにも、BIツールの役割は大きいといえます。つまり、両者は連携させて活用することによって、より高い効果を上げられるのです。

こうした理由から、近年ではERPの一機能として、BIツールをパッケージしている製品も増えつつあります。

ERPとBIツールを連携させるメリット

前述したようにERPとBIツールは、連携させることでお互いに真価を発揮します。以下では、ERPとBIツールを連携させる具体的なメリットについて見ていきましょう。

社内データの収集・分析

ERPとBIツールを連携させる1つ目のメリットとして、「社内データの収集・分析」の効率化が挙げられます。BIツールには、ビジネスに活用できるデータの分析・レポーティング機能が搭載されています。ERP内に蓄積された膨大なデータも、BIツールと連携させれば簡単に分析し、役立てることが可能です。

現場の状況を見える化

ERPとBIツールを連携させる2つ目のメリットは、「現場の状況を見える化」できることです。製造現場の生産管理などは特に典型的ですが、企業の各現場において、ベテランの経験や勘に頼るあまり業務が属人化していることが多々あります。BIツールを活用すれば、データ分析を通して企業現場の実態を視覚的にわかりやすく提示し、現場の状況をリアルタイムに可視化できるため、属人化の解消につながります。

業務効率化

ERPとBIツールを連携させる3つ目のメリットは、「業務効率化」に役立つことです。先述したとおり、BIツールは専門家でなくても高度なデータ分析を可能にするITソリューションです。それゆえERPとBIツールを連携させることで、外部の専門家やIT部門に分析業務を委託することなく、実際にその結果を活用する現場において、直接にデータ分析することも可能となります。その結果、迅速な意思決定やコスト削減につながり、業務の効率化が実現されます。

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BIツールを標準搭載したクラウドERP「NetSuite」

ここまで述べてきたように、ERPとBIツールは連携させることで互いのポテンシャルをフルに引き出します。そのため、現在ではBIツールを標準搭載したERPも数多く存在します。その中のひとつが、クラウド型ERP「NetSuite」です。

NetSuiteは、財務会計・受注管理・サプライチェーン管理・生産管理・倉庫管理など主要な業務アプリケーション機能を、統一されたシステムとして提供するビジネス管理ソフトウェアです。世界No.1のクラウドERPシステムとして知られており、世界中で24,000社もの顧客が愛用しています。

NetSuiteは拡張性に優れた経営管理システムであるため、仮に事業が拡大し海外展開することになったとしても、企業の経営システムを一元管理できます。あとから機能を加えたり、カスタマイズしたりすることが容易なので、企業の成長に合わせて寄り添う形でずっと利用し続けられます。

またNetSuiteには、データを最大限に活用するためのBIツールが標準搭載されています。NetSuiteのBIツールを活用すれば、データとビジュアル分析を組み合わせて、行動につながるインサイトを効果的に獲得できます。このようにNetSuiteは、企業のスピーディーな成長とイノベーションをサポートします。

まとめ

本記事では、ERPとBIツールの関係や、両者を連携させるメリットについて解説しました。BIツールを搭載したERPが増えつつあるように、BIツールはERPという包括的なシステムや、そのデータを効果的に活かすための一機能として考えられます。BIツールを使えば、ERP内に保有されたデータを可視化したり、データ分析を通してさらにビジネスに役立てたりすることも可能です。

BIツールを標準搭載したERPとしては、本記事でご紹介したクラウドERP「NetSuite」がおすすめです。本記事を参考に、ERPとBIツールを連携させて、ぜひ効果的なデータ活用に役立ててください。


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