会計ソフトの価格を徹底比較!(クラウド&パッケージ全21製品)

 2016.06.14  クラウドERP編集部

[E-Book]データ主導の意思決定に勇気を持ち続ける

会計ソフトって結局どれを選べばいいか分からない!

分かります、会計ソフトはクラウド型パッケージ型などを統合すると数十種類もあるので、結局どれがいいのか迷ってしまいます。
しかも、ベンダーによっては確定申告ソフトや経理ソフトなども提供しているので、比較しようにもどれを比較したらいいのか分からないなんて方も多いのではないでしょうか。

そこで、そんな悩める経営者・個人事業主の方に会計ソフト全21製品の比較表を用意しました。

ちなみに今回比較したのは"価格"です。

本来会計ソフトを価格のみで比較するのはあまりよろしくないのですが、最も気になる部分でもあります。
比較表の後は会計ソフトの賢い選び方も紹介しているので、合わせて参考にして頂ければと思います。

また、数多くある会計ソフトから自社に最適な会計ソフトの選定にお困りの場合には「わかりやすいマンガ形式で解説! 会計ソフトの選び方まるわかりガイド」をご確認ください。

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会計ソフト全21製品、価格比較表

会計ソフト価格比較表
※2016年6月12日現在

比較表をご覧頂ければ分かりますが、クラウド型で最も低価格なのはミクロ情報サービスが提供する「フリビズbyマネトラ」です。
月額378円と圧倒的な低価格ですね。しかし、こちらの製品は簡単な収支に記録などを中心としたサービスなので、法人の会計管理には向いていません。
こういった点からも、やはり価格比較だけで製品を選ぶのは避けたいところです。

パッケージ版で最も低価格なのは、BSLシステム研究所が提供する「会計らくだシリーズ」です。
freeeやMFクラウド会計といったクラウド型に見られる取引詳細の自動取得などはありませんが、会計ソフトとしての機能は押さえつつ電話/メール/FAXでの無償永久サポートを提供しています。
ただし中小企業・個人事業主向けなので、企業規模が大きい場合は他の製品を検討した方がいいでしょう。

さて、価格比較表をざっとご覧頂きましたが正直「結局どれがいいの?」と思っている方も多いと思います。
そんな方のために以下より会計ソフトの賢い選び方を紹介するので、価格比較表と合わせて最適な会計ソフトを選んでいきましょう。

会計ソフトの賢い選び方

クラウド?パッケージ?どっち?

まず、会計ソフトの利用形態にはクラウドとパッケージの2パターンが存在します。(正確に言えば自社開発や大規模システムもありますが、今回は割愛)

2つの特徴を簡単に説明するとクラウドはインターネット経由で利用する製品、そしてパッケージはPCやサーバにインストールして利用する製品です。

GoogleドライブとMicrosoft Officeの違いと言えば分かりやすいと思います。
ドキュメントや表計算などをオンラインで利用できるGoogleドライブがクラウド、そしてライセンスを購入しPCやサーバにインストールして利用するMicrosoft Officeがパッケージです。

NetSuiteと会計パッケージの違い
税務申告ソフトの選び方

それぞれにメリットデメリットが存在するので確認してきましょう。

クラウドのメリットデメリット

クラウドのメリットと言えばやはり、簡単に導入でき時間と場所を選ばずに利用できることでしょう。

パッケージとは異なりPCやサーバにインストールする必要がないので、導入の迅速性に関してはピカイチです。
また、サーバ環境を調達する必要もないので導入コストを大幅に削減することができます。
そしてインターネット経由で利用するということは、場所・時間・デバイスを選ばずに利用できるということ。
出張先などや自宅のPCからでも利用できるので、新しいワークスタイルを確立できるかもしれませんね。

デメリットとしては、ランニングコストがかかることと製品によっては会計業務の自由度が下がるということです。

例えばクラウド会計ソフトのfreeeを利用したと過程すると、ランニングコストは1年で23,760円かかります。
年額プランで契約したとしても198,000円かかるので1年で20,000円のパッケージ型費用を上回るという計算ですね。
しかし、運用管理やバージョンアップ対応の必要がないことなどを踏まえると、一概にデメリットとは言えないのがクラウドです。
また、クラウドではユーザーが簡単に使用できるようシステム設計されているので、従来の会計システムを使い慣れている方からすれば物足りなさを感じるかもしれません。

パッケージのメリットデメリット

パッケージのメリットはまず、コストが1回きりということと操作性に優れているという点です。

クラウドとは反対にパッケージでかかるコストは購入時のみ。もちろん、ベンダーサポートを契約すればランニングコストがかかるケースもありますが、基本的には1回きりのコストで利用できます。(例外もあり)
ですので、トータルコストで見ればクラウドよりもお得に利用できる可能性もあります。
また、手元のPCやサーバにインストールして利用するのでレスポンスは比較的快適です。
オンライン環境に依存しているクラウドより操作性に優れていると言えます。

デメリットは特定の場所やデバイスでしか利用できないこと、そして運用管理やバージョンアップ対応の手間があることでしょう。
パッケージはオフライン環境で利用することを前提としているので、クラウドのように"いつでもどこでも”というわけにはいかず、利用場所が限定されます。
もちろん、パッケージをインストールしたPCやサーバでしか利用できません。
また、運用管理やバージョンアップ対応は独自に行う必要があるので、この手間を考えると月額利用料を支払った方が良いケースも多々あります。

これらクラウドとパッケージのメリットデメリットを踏まえて考えると、中小企業や個人事業主ではクラウドに分があると考えられます。
やはり運用管理やバージョンアップの手間がないことは、エンジニアリソースが限定されている中小企業にとってかなり大きなメリットとなります。

個人事業主に関して言えば、時間・場所・デバイスを選ばないというのが大きなメリットですね。
比較的移動の多いの業務内容だとより顕著に表れると思います。

使いやすさを重視する

会計ソフトの製品自体で重視して欲しいのはやはり"使いやすさ"です。
どんなに多機能で低価格な製品であっても、ユーザーが使いにくいと感じストレスを生んでしまっては労働生産性の低下に繋がります。

ですから、機能比較や価格比較をすっ飛ばして、まず使いやすさを比較するのが最も手っ取り早いと思います。
幸いクラウドなら全ての製品で無料トライアルや無料プランを提供しているので、ガンガン使ってみて最適な会計ソフトを選ぶのがベストです。

セキュリティに注意

クラウドを利用する前提での話ですが、データを外部の保管する以上セキュリティは重視しなければなりません。
しかし専門家でもない限りセキュリティ要件の確認などは難しいと思うので、データセンターは国内にあるか?SSL暗号化通信を採用しているか?など最低限の要件を確認しておきましょう。

メールや電話で直接提供元に確認を取るのが早いと思います。

会計ソフトの選び方としては以上です。
「えっ、これだけ?」と思われるかもしれませんが、これだけでも十分効果的な選定方法です。
そもそも近年の会計ソフトは機能面で横並びになっていることが多いので、結局のところ重要なのは"使いやすさ”となります。

細かい機能差などもありますが、会計ソフトを初めて導入するという方なら、なおのこと使いやすさで比較するのがベターでしょう。

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会計分野に留まらない事業データの可視化ならクラウドERPがおすすめ

いかがでしょうか?今回の価格比較表、会計ソフトの選び方が中小企業や個人事業主の皆様の役に立てたのであれば幸いです。

本稿を読んで頂いている方の中には「会計データに限らず販売、在庫、営業などの事業データを全て可視化したい!」という方もいらっしゃると思います。
そんな方にはクラウドERPがおすすめです。

クラウドERPとは「統合基幹業務システム」と呼ばれる、企業に必要な業務システムを全てオールインワンで提供するソリューションです。
会計データはもちろん販売データ/在庫データ/営業データ/Eコマースなどなど、あらゆるデータを統合的に可視化し経営戦略の意思決定を迅速化します。
また、グルーバル対応なので国をまたいだ拠点間での情報共有も可能です。

会計ソフトでは物足りないという方は、是非クラウドERPを検討して頂きたいと思います。

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