ERPを海外展開する際におさえておきたい9つのこと

 2015.04.27  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

少子高齢化や国内マーケットの縮小など多くの企業が経営的な課題を抱えているなか、日本国外へとマーケットを拡大する動きが活発化している。
特に業務を支えるシステム基盤を国外へ展開するとなると、相当な労力とコストが必要となるためIT部門の課題となりつつあるのだ。

グローバル経営を実現する数多くの企業をサポートしてきたNetSuite。その中でNetSuiteのクラウドERP導入前の代表的な声を9個にまとめましたのでご覧ください。

グローバル企業の9つの課題

グローバル・ビジネスのコントロールに膨大なコストと時間がかかる

海外拠点の情報がタイムリーに本社に提供されないことが、非効率な業務や意思決定の遅れを招いている。

海外支店や工場などの会計データ、顧客データ、販売データ、生産データなどすべてが各国独自のシステムやMicrosoft Excelなどで管理されています。本社側では担当者に連絡し、それらの情報を集約しExcelなどで加工をしています。しかし、これらの元データの正確性は担保されていません。さらに各拠点データの収集に数日かかるだけでなく、加工にも数日かかります。結局1ヶ月前の正確かどうかわからない情報をみながら経営戦略をたてているというのが実情です。グローバル・ビジネスを勝ち抜くためには正確なデータをリアルタイムに把握し、迅速に意思決定を行う必要があるのです。

拠点独自のシステム運用、属人化した管理、現地の数字がどうなっているか分からない

海外支店や工場などの拠点情報が、属人的であり情報の収集および本 社での加工、入力に人的コストがかかりすぎています。数人しかいないような拠点ではMicrosoft Excelに情報を入力していたり、ある拠点では自国の会計ソフトウェアを導入していたりと各種データは分散された状態で保たれています。これらのデータを本社で集約する場合には、担当者へメールを出します。当然、時差がありますのでデータが送られてくるのは翌日です。しかも、そのデータは加工されているので詳細の情報を見たい場合には、再度メールをするか、後日電話会議などで聞くなど非効率は状態が続いています。なかなか正しい情報にたどり着けないのです。

短期間かつ無駄のない海外展開を実現したい

昔のように国外に拠点を設ける際に多額の予算が提供される時代では ありません。大国に展開する場合には、それなりに予算もつきますが、最小人員で販路開拓などを行う場合には海外対応したオンプレミス型ERPなどを数千万円かけて導入するなど考えられないのです。最小限のユーザー数で展開したいため、現場にはシステム要員を配置したくありません。また、このような海外情勢ですから最悪速やかな撤退にも対応しなくてはなりません。それらを考慮するとオンプレミス型の海外対応したERPはあり得ないと思っています。

各国の個別の要件や法規制、会計制度、税務報告書、言語への対応が必要

日本国内でのみビジネスを実践する場合には、日本の税制や日本語だけを意識していればすみました。しかし、最近では多国籍人材の登用が急速に進んでおります。国外の支店や営業所の商習慣や法制度に合わせるために日本の会計ソフトを展開することは出来ません。そして、現地のパッケージを採用しました。しかし、現地の言語しかカバーしておらず日本から転勤している人材は四苦八苦しているようです。最も大きな課題としてはタイムリーに情報が伝わらないばかりか、資産管理やIT運用だけでも大変な状況になっている点です。現地の法制度、会計制度、税務報告書に対応し、かつ多通貨、多言語に対応したビジネスソフトウェアを求めています。そして、それらは本社から常に管理、監視できてデータをいつでも見られる状態であることが重要です。

コンプライアンスの問題が不安であり不正を本社で認識出来ない

現地に導入されたシステムやMicrosoft Excelなどでは、内部統制として不十分です。システムログをきっちりと残す必要があり、いつでもそれらは取り出せなければなりません。現状ではグローバル企業としてのコンプライアンスや各国の監査基準に耐えうるのか不安です。現地のプロセスとデータが本社で完全に見えていてガバナンスがきいている必要があるのです。

事業の拡大に合わせて拡張可能かつTCOの低いシステムが必要

新興国の拠点は急速にマーケットが拡大するために現地での採用も加速しています。そのたびに容量やパフォーマンスの問題が発生しサーバー移行、アプリケーション移行などというのは非現実的です。つまりオンプレミス型ERPでは事業拡大についていけないどころか、ビジネスを止めてしまう事さえあると考えています。会社の利益率や成長を考えた場合に、本来のビジネスには不要なハードウェア、ソフトウェア、専用線、さらには現地でのIT人材の確保などは必要ありません。IT資産の調達と運用に要するリソースを最低限に押さえたいというのが私たちの課題です。もちろん、それらは事業拡張に対応していただく必要があるのは言うまでもありません。

全拠点の販売状況をリアルタイムに可視化したい

グローバルに展開された販売網もデータをリアルタイムに閲覧する必要があります。今では月に1回の電話会議のみでの情報共有でしのいでいますので、何か次の一手を打つ必要がある場合、競合他社にくらべて1ヶ月遅れになるのです。これでは企業競争力は低下しますし、スピード経営とはほど遠い状況です。 また、グローバルの売上のみを見たいだけではありません。グローバルレベルで顧客対応記録や取引における活動全般の閲覧も必要です。また、為替の変動が業績を大きく左右します。複数通貨による販売予測のロールアップは、地域もしくは本社向けの通貨を用いたロールアップに対する経営の可視化が必要なのです。もちろん、個々の営業担当による現地通貨を用いた販売目標に対する注文やフォーキャスト管理も必要です。一貫性のある注文、販売予測、コミッションの管理をグローバルレベルで保証したいのです。

複数通貨における決算処理の迅速化を行いたい

変動する為替レートに対応しながら正しいデータを認識する必要があります。為替レートによっては業績が大きく変動するからです。そのためにはシステムとして過去の販売データの正確性を保証するために全ての為替レートを保持する必要があります。そして、システムとして世界中で通貨レートが変わるたびにリフレッシュされることも必要です。

もちろん売上データだけではありません。売掛金や買掛金、給与、請求書の作成、送り状の作成、販売目標、販売予測、見積りと注文、注文管理、コミッション、売上といった販売プロセス全般の財務的側面すべてにおいて複数通貨、複数言語、為替変動に対応する必要があります。つまり、このように多通貨に対応するだけでなく刻々と変動する為替変動も考慮したシステムが必要なのです。

グローバルレベルで顧客サポートを管理し顧客満足度を向上させたい

グローバル・ビジネスを展開する場合に、各国のサポート部門は情報を共有する必要があります。地域拠点から複数チャネルの顧客サポートを提供し、問題および争点に関するグローバルな可視化を実現する必要があるのです。寄せられた問題は顧客の所在地に応じて、自動的に地域サポートセンターに送る必要もあります。顧客満足度の追跡や、ローカル、地域、世界レベルでの顧客対応の効率性の追跡が必要と考えています。

ERP(統合基幹業務システム) グローバル展開のための9つの必須要件
グローバル経営をコントロールする方法

複数の展開方法から最適な手段を見つけるリスクとコストをおさえグローバル戦略を加速するクラウドERP

グローバル・ビジネスを展開する場合に、その急成長するビジネスを支えるビジネスソフトウェアが必要なのは言うまでもありません。 しかし、その一方でビジネスソフトウェアの選択次第で競争力が求められるグローバル・ビジネスを阻害する要因にもなり得るのです。 NetSuiteが考えるグローバル・ビジネスを支える最適なシステムとはリスクを軽減し、競争力を強化し、グローバル戦略を加速させるシステムです。

グローバル展開を実現する企業がビジネスソフトウェアを海外に展開する方法は以下の4つに集約されます。そして、この選択がグローバル・ビジネスの成功要因に直結することになるのです。

以下のようにお客様から頂いた課題と展開方法(原因)としてまとめたものです。

  • 本社で利用している国内会計ソフトを海外にも展開する方法
  • 本社で利用しているERP/財務会計システムを海外にも展開する方法
  • 各国で提供される現地のビジネスソフトウェアを導入する方法
  • クラウドERPを導入する方法

オンプレミス型のシステムによるERPの導入は、日本(本社)における導入は比較的容易に行えますが、海外拠点への導入の際に、各国の事情の違いに合わせるためにカスタマイズや、各国ごとのシステム基盤の整備のために、導入コストが膨大になりプロジェクトが頓挫してしまうことも少なくありません。現地のパッケージを展開する方法もありますが、現地での運用の煩雑さの問題や日本からの統制が行き届かずにコンプライアンスの問題が発生します。グローバルレベルでの可視化やデータ連携に問題があります。

そこでグローバル企業のための新たなERP展開方法としてクラウドERPであるNetSuiteが注目を集めているのです。

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海外の支店・支社、子会社、工場を本社から一元管理NetSuite OneWorldがグローバル・ビジネスを加速します

NetSuite OneWorldとは、複数の国や地域にまたがるERP/財務会計、CRM、マーケティング、SuiteCommerceなどの業務を、統合されたひとつのシステムで効率的に運用することができる世界初のクラウド型業務アプリケーションです。19言語および190種類以上の通貨による業務に対応しているため、拠点ごとの商習慣や税制度/法制度に柔軟に対応します。

また、海外拠点のビジネスを本社側から一元的に管理したいというお客様のニーズにお応えします。全拠点に共通のクラウドERPを導入することで、業務の標準化・効率化、ガバナンス強化を実現するだけでなく、リアルタイムな見える化を実現します。さらに、クラウドならではの柔軟性、拡張性、スピーディーな導入展開についても、お客様に評価いただいております。

NetSuite OneWorldの導入によりお客様は以下のことが可能になります。
効率的な海外子会社や支社、工場の管理

NetSuite OneWorldでは、子会社間トランザクション自動連結調整機能により、複雑な子会社間トランザクションの管理と統合をあらゆるレベルで行う事が可能です。

多通貨、多言語に対応

19の言語、190種以上の通貨、為替レートの違いを一つの統合システムで対応しグローバル全体のビジネスを一元化します。

各国の細かな会計制度に対応

日本はもとより香港、シンガポール、米国、イギリス、ドイツなど各国の細かな会計制度に完全対応します。

40種類以上の税務報告書に対応

北米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、ラテンアメリカ各国に対応した40種類以上の税務報告書の作成が可能であり税務申告に必要な書類作成を省力化します。

グローバルで通用する会計監査基準に対応

IFRSやドイツの監査基準PS880などグローバルで通用する会計監査基準に対応します。

優れた経営管理

NetSuite OneWorldでは、経営者だけでなく、世界中のすべての従業員が利用できる業務の機能を、クラウド環境を通して提供しています。

リアルタイムの「見える化」

NetSuite OneWorldでは、グローバルとローカル双方の経営進捗をリアルタイムに「見える化」できるため、スピーディーな経営判断や意思決定が実現します。

大幅なコスト削減

NetSuite OneWorldのすべての機能は、クラウドを通して提供されます。従来のオンプレミスのERPパッケージと比べた場合、導入コスト、運用管理すべての側面で、圧倒的なコスト削減が可能です。

より精度の高い営業予測

多通貨、他国籍にまたがる営業管理によって、より精度の高い営業予測を実現します。

グローバルレベルのCRM、販売管理、生産管理

NetSuiteは、財務会計/ERPおよびCRMEコマースなど企業経営に必要なビジネスソフトウェアの全てを1つの統合されたクラウドで提供しています。すべてがグローバルレベルでの管理になります。

スピーディーな導入

NetSuite OneWorldは、クラウドを通して提供されるため、従来のオンプレミスERPパッケージと比べた場合、導入期間を、90%近く削減することができます。

ガバナンスとコンプライアンス

ワークフローなど全ての操作にログを取得し監査証跡を残します。SOX法を遵守しグローバルレベルでコンプライアンスとガバナンスを強化します。

もっと見る:コンプライアンスとガバナンスってどう違う?基礎から解説

SAPなどのオンプレミス基幹ERPシステムと連携

SAPやOracle applicationsなどの本社の基幹ERPシステムを保持したまま、ビジネスのフロントを担う国内・海外拠点にはNetSuite OneWorldを展開し、互いにシームレスに統合することで、業務基盤の全体最適化を実現します。

NETSUITE ONEWORLD

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