クラウドERPを導入する10のメリットと選ばれている理由

 2016.08.25  クラウドERP編集部

1990年代後半から日本でも普及し始めたERP(Enterprise Resource Planning)ですが、近年パッケージからクラウドへと移行している企業が急増しています。また、初めてERPを導入する企業に関してもクラウドERPを第一に検討するケースが増えているようです。

「クラウドファースト」の波はERPにも影響しており、オンプレミスは2013年頃から徐々に縮小しており、クラウドがパッケージの導入率を上回るのは時間の問題と言えます。また、オンプレミスでERPを導入していた企業に関してもサーバ老朽化に伴いクラウドERPへ移行するケースが多いようです。

しかし、全ての企業がクラウドERPの有用性を理解しているかと言えばそうではありません。むしろ未だにネガティブな考えを持つ企業も珍しくないでしょう。そこで今回は、なぜ多くの企業がクラウドERPへの移行しているのか?クラウドERPが持つメリットを“クラウド”と“ERP”に分けて伝えていきたいと思います。

オンプレミスとの比較についても交えて解説していきます。これまでクラウドERPに対しネガティブな考えを持っていた方こそ必見です。

クラウド視点のメリット

クラウドERPにはオンプレミスにない数々のメリットが存在します。このメリットこそ多くの企業がクラウドERPへ移行している理由でもあるのです。

1. インフラ調達が必要ないため、低コストで迅速な導入を実現できる

クラウドを利用するために必要な環境は“インターネットとPCのみ”です。従来システムのようにサーバを調達してそこにパッケージをインストールして、といったものは皆無。このため導入コストを大幅に削減することができます。

ERPは統合基幹システムということもあり、オンプレミスによる導入では数百万~数千万円の導入コストがかかるケースが大半です。この点からERP導入を断念していた中小企業が多く存在しました。オンプレミスで導入するERPでは、パッケージ製品の購入かフルスクラッチ(システムを一から設計)での構築かにかかわらず導入が長期化するデメリットがありました。

クラウドであればこのような構築費用を抑え、高くても十数万円程度に初期費用を抑えることができるため、大幅なコストダウンにつながります。加えて、インフラ調達がないことで導入を迅速化できます。これはコスト削減の観点から見ても大きなアドバンテージであり、比較的短期間でシステムをカットオーバーできるでしょう。

2. システムの運用・管理業務がないためトータル的なコスト削減につながる

「クラウドはランニングコストがかかるから、トータルコストが増加する」という考えからオンプレミスで導入するケースがありますが、これは大きな誤解です。

実はオンプレミスでは導入コストと年間の保守費用だけではなく、システムの管理・運用に割く人件費やサーバの買い替えなどのコストもあります。これらのコストまでを踏まえて考えると、クラウドの方がトータル的なコストを抑えられるケースが多いのです。

もちろん全ての企業に該当することではありませんが、クラウドはトータルコストがかかると早々に切り捨ててしまうのは非常にもったいないでしょう。

管理・運用業務に発生するコストをしっかりと踏まえた上で、クラウドとパッケージのトータルコストを算出することが大切です。また、クラウドによる業務効率化を考えるとより正確なコスト比較ができると思います。

3. バージョンアップ対応がなく常に最新のシステムを利用できる

どんなシステムにも年に数回程度のバージョンアップがあり、これに対応するためにはシステムを一旦ストップしなくてはなりません。このためオンプレミスの環境では夜間や休日にバージョンアップ作業を行うのが当たり前でした。これは少なからず管理者の負担になっている業務です。

ERPに関するお役立ち資料

クラウドではシステム管理・運用の一切をベンダーに一任しているので、当然バージョンアップ作業も必要ありません。また、大体が業務時間外である夜間や休日に行うので日中業務に支障をきたすこともないのです。

バージョンアップ時にかかっていた管理者の残業代などを考慮すれば、この点もクラウドでコスト削減できるポイントですね。何より、管理者の業務効率化に繋がりIT戦略や本来業務に注力することができます。

4. 使用する場所やデバイスを選ばず外出先からでもアクセスできる

インターネットとPCさえあれば利用できるということは、利用場所を社内に限定されないということです。つまり外出時でもインターネットにさえ接続出来ればシステムにアクセスすることができます。

また、使用するデバイスも選びません。パッケージの場合ネットワークに接続されたPCでなけらばシステムを利用することができませんが、クラウドでは基本的にどのデバイスからもシステムを利用することができるのです。

例えばデスクで行っていた作業を自宅に帰ってから継続するといったスタイルや、出勤せずに仕事をするリモートワークなどの実現も可能です。こういったスタイルでの業務はセキュリティに十分気を配る必要がありますが、ビジネスの幅が広がることは間違いありません。

特に経営者は1日中デスクの前にいなくともデータを可視化できるので、これまで以上にフットワークが軽くなります。

5. 海外拠点で同一のシステムを利用できるためナレッジを蓄積できる

オンプレミス環境のERP拠点間で共有できるよう構築した経験のある方は、かなり苦労されたことかと思います。拠点ごとでインフラを調達しなければならないことからコストもかなりかかったでしょう。運用管理に関しても苦労するものです。

しかし、クラウドERPであればインフラ調達する必要がないので、拠点間でも非常に簡単かつシンプルいシステムを共有することができます。

各拠点から生成される売上げデータなどをリアルタイムで確認することができるので、経営指針を迅速に判断することができますし、現場社員からしても毎日売上げを集計して本社へ送る必要がないので業務効率化にもつながります。 

例えば、クラウドERP「NetSuite」が提供する「NetSuite OneWorld」では、機能として20の言語に対応し190以上の通貨や為替レートを一元的に管理することができます。国や言語の壁を越えてデータを一元化することができれば、これまで見えていなかった事象までを可視化することができるでしょう。

6. ランニングコストが月額固定なので費用対効果が見えやすい

クラウドでは基本的にユーザーベースで月額料金が決定するため、毎月かかるコストがはっきりと目に見えています。対してオンプレミスでは運用・管理にかかる人件費やサーバ障害・バージョンアップ時の対応など可視化しづらいコストが多いのです。

このため、クラウドでは費用に対しどれくらいの利益を生んでいるか?つまり費用対効果が見えるのでシステムを評価しやすくなります。

7. 必然的にセキュリティ対策やBCP(事業継続計画)対策につながる

クラウドではデータを自社ではなくベンダーに預けるという観点から、セキュリティ性に不安を持つ企業が少なくありません。しかし実際はクラウドを利用した方がセキュリティ性が高いというケースがほとんどなのです。

特にセキュリティ専門家がいない企業ではこの傾向が顕著に現れます。ベンダーにもよりますが、クラウドでは基本的に最新のセキュリティ技術を搭載し、さらに冗長化などもしっかりと取れています。また、災害時のために自社でBCP対策を取ることは難しくても、クラウドでは常にBCP対策が取れているので安心して利用できるのです。

ERP視点のメリット

8. 統合されたデータベースでヒト・モノ・カネの動きが見える

ERPは会計ソフト受注管理システム生産管理システム顧客管理システムなど、企業経営に必要な基幹系システムを一気通貫で提供しています。全てのデータベースは統合され、一元的にデータ管理することができるのです。

従来のオンプレミス環境ではデータがシステムごとに点在していたため、必要なデータを収集するだけでも多くの時間が必要でした。

この時間を一気に短縮できるのはERPが持つ大きなメリットの一つです。

9. 連携の取れたシステムで業務効率化が促進される

各システムが独立して稼働していると、二重三重の業務が発生することは珍しくありません。例えば顧客から発注を受けた際、まずはデータを販売管理システムに入力します。そして請求書を発注して会計システムへ入力し、必要製品数を生産管理システムに入力するなど非常に手間を生んでいました。

しかしERPではシステムごとに連携が取れているので、販売管理システムにデータを入力すればそのまま各システムへと反映されるのです。一つ一つの作業は小さな効率化かもしれませんが、塵も積もれば何とやらで最終的には大きな効率化に繋がります。

10. 各データが集約されたダッシュボードで意思決定を迅速化できる

ERPでは各システムから生成されたデータをダッシュボードで一元的に管理・閲覧することができます。また、必要な情報だけを表示するようカスタマイズすることも可能です。

市場競争の激しい現代ビジネスにおいて、スピーディな経営を実現させるために必要なものは迅速かつ正確なデータです。データがなければ経営戦略の策定も意思決定もままなりません。

このデータを常にリアルタイムで可視化できるという点は、競合に差を付ける大きな追い風となるでしょう。

まとめ

最後に今回の要点をまとめておきます。

  1. 低コストかつ迅速な導入を実現
  2. 運用・管理不要でトータルコスト削減
  3. バージョンアップ対応不要で常に最新のシステム
  4. 場所もデバイスも選ばない業務スタイルの実現
  5. グローバルで同一システムを利用可能
  6. 月額固定で費用対効果が見えやすい
  7. セキュリティ対策やBCP対策になる
  8. 統合データベースでヒト・モノ・カネの動きを把握
  9. 連携されたシステムで大幅な業務効率化
  10. 必要な時に必要な情報で経営戦略・意思決定の迅速化

いかがでしょうか?クラウドERPを導入することで、これだけのメリットを享受することができます。ただし注意して頂きたいのが、「ただ導入すればメリットがある」というわけではないことです。

クラウドERPでは導入に向けた体制構築、並びにデメリットについてもしっかりと理解していなければなりません。

これらの点にもしっかりと気を配りつつ、メリットを最大限に活かせるクラウドERPの導入を目指してください。「クラウドファースト」は今やグローバルスタンダードでもあるのです。

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