クラウドERPの優位性はいつまで続くのか?

 2021.10.14  クラウドERP編集部

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クラウドERPを活用する企業は、競合企業に対して顕著な優位性を持っている。

クラウドERPが可能にする迅速な拡張、子会社や各部署への容易な展開、またソフトウェア及びハードウェア含めた不要な運用管理などが主な理由です。まさにこのことは、長年NetSuiteが市場に対して力説してきたことです。実際、クラウドERP:不公正な優位性というタイトルでNetSuiteのCEOであるZach Nelson氏が同社のイベントSuiteWorldで基調講演を行った。

では一体、この優位性はどれ程知られていて、これから先どれ程長く優位性で在り続ける事が出来るのでしょうか?

60%がクラウドerpの導入をまだ行っていない

たとえばIDCのソフトウェアビジネスソリューションズグループで副社長を務めるMike Fauscette氏による調査データでは、クラウドERP導入企業はそうでない企業よりもビジネス変化や成長に俊敏に対応する能力を有する状況はまだ続くとのことだ。

Fauscette氏が19カ国 4,000を超える企業について行った調査によると、回答者の60%近くが、クラウドのERPを用いていないという。ERPの人材管理に関する分野でも概ね同じような数字を指し示している。

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しかし、その一方で残り40%のクラウドERPを導入している企業は、永遠にこの優位性を当てに出来るという訳では無いかもしれない。同調査によれば、回答者の20%が、自らのERP機能の一部をクラウドに移す計画だという。Fauscette氏のデータは、クラウドERPだけでなく、クラウドシステム全般への強い傾向を示唆している。

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47%の企業がクラウドERPを活用する計画

また、業界アナリスト企業であるガートナー社は、47%の企業や組織が次の5年の間にクラウドERPを備える計画をしていると述べています。もっとも、Louis Columbusの考えではGartnerの数字はあまりに低過ぎるものであり、2層ERPの採用がその原因となっているということだ。

業界のアナリストが適切な予測をしていると仮定すると、多くの企業がクラウドerpを今後数年のうちになんらかの形で採用するでしょう。早期導入企業の優位性がいつまで続くのかというよりも、採用しないことで効率性が除外され競合優位の状況を見出せなくなると予測するのが妥当なのでしょう。

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