クラウド会計ソフト:6つのメリットとありがちな2つの誤解

 2016.08.10  クラウドERP編集部

グローバル標準のクラウドERP

2014年12月頃に4.8%だったクラウド会計ソフトのシェアは、約半年間で10.0%の2倍に伸びました。業界を牽引する存在でもある「freee(フリー)」は2013年3月のローンチからわずか3年でユーザー数を60万事業所まで伸ばしています。

このように、会計ソフトにおいてクラウド化は破竹の勢いで拡大しています。2016年に入り少々伸び悩んでいるようにも思えますが、クラウドサービスを日常的に受け入れている層へのアプローチ(いわゆる第1フェーズ)が完了したといったところでしょう。

今後はこれまでクラウドサービスを認知していなかった層や、クラウドに対し不安を抱えている層へのアプローチが重要となってきます。

そこで今回は上記のような方に向け、クラウド会計ソフトが持つメリットと多くの方が持つ誤解を紐解いていきます。なぜ、クラウド会計ソフトはここまでシェアを伸ばしているのか?そして一体何が誤解なのか?

この2点を知り会計ソフトに関する視野を広げていきましょう。

クラウド会計ソフト6つのメリット

1.外出先でも自宅でもシステム利用OK

そもそもクラウド会計ソフトとはインターネット経由で会計ソフトを利用するサービスなので、PCへのソフトウェアインストールやサーバ上にシステムを構築する必要はありません。

インターネット環境とPCさえあればカンタンに導入することができるのです。

クラウド会計ソフト以外の環境だと一般的に「会社、あるいはインストールしたPCでしか利用できない」というのが当たり前でしたね。

しかしクラウド会計ソフトならインターネット環境とPCさえあればいいので、使用する場所やデバイスを選びません。

経営者は出張先や外出先から会社の経理状況を確認でき、従業員に対しては自宅などから出社せずに仕事をするリモートワークを提供することができます。もちろんリモートワークを提供しない企業でも様々なメリットが受けられます。

各製品から専用のスマートフォンアプリなどもリリースされているので、業務効率化することは間違いないでしょう。

2.銀行、クレジットカードなどの取引明細を自動で仕訳

皆さんの企業では商取引における銀行やクレジットカードの取引明細をどのように仕訳していますか?おそらく、経理担当が取引明細とにらめっこしながら一つ一つ手作業で管理画面へと打ち込んでいるのではないかと思います。

これがかなり神経を使う業務なので、この仕訳業務を簡素化することができれば経理担当の業務効率化に繋がり労働生産性がアップするでしょう。

クラウド会計ソフトでは様々な銀行やクレジットカードにおける取引明細を自動で仕訳できるようになるので、従来のような仕訳業務は必要ありません。

ただし手形や現金での取引が多い場合は手作業で入力しなければならないのでそこまで、この点にそこまでメリットを感じることはないかと思います。

銀行やクレジットカードでの取引が主流ならばかなり大きな業務効率化になりますね。

無料Eブック:わかりやすいマンガ形式で解説!会計ソフトの選び方 まるわかりガイド

3.複式簿記知識がなくても操作がカンタン

クラウド会計ソフトと聞くと「複式簿記などの知識がなければ使用できないのでは?」と考えがちですが、実際そのようなことはありません。

むしろ必要な知識は最低限なものであり、誰でもカンタンに使用できるのが特徴です。

税務申告ソフトの選び方
NetSuiteと会計パッケージの違い

ですのでこれまで会計処理を税理士に任せてきた会社でも内製化をすることができるでしょう。会計処理を内製化することで会社の経営状況についてより深く知ることができるといったメリットや、税理士にコンサルティングなどのサービスへ注力してもらえるといった二次的なメリットがあります。

4.インターネット経由だから情報共有もカンタン

インターネット経由で利用する会計ソフトだからこそ、情報共有のメリットは最大限に活用すべきです。

例えば複数拠点を抱えている会社ならば会計ソフトを拠点間で共有することができるので、日次や週次で売上げデータを本社へ送信する必要がなくなります。

会計ソフト」について詳しくは、こちらの「会計ソフトの種類とそれぞれの特徴とは」記事で是非ご覧ください。

本社からしてみても各拠点の状況をリアルタイムに可視化できるので経営戦略の判断材料とすることができるでしょう。

また、情報共有できるのは組織内だけでなく顧問税理士など外部ステークホルダーとも共有できます。特に最近ではクラウド会計ソフトを使用している税理士が多くなってきているので、製品を合わせることでさらに質の良いサービスを受けることができるのです。

5.連携先が豊富でビジネスの幅が広がる

クラウド会計ソフトは銀行やクレジットカードだけでなく、様々な連携先を持っているのであらゆる面で業務効率化を図ることができます。

例えばSuicaといった電子カードなどに対応しているので外出時の交通費などを瞬時にシステムへと反映させることができます。

その他ネット通販や請求書作成サービスなど様々な連携先を持っているので、ニーズに合わせてビジネス幅を広げていくことができるでしょう。

6.常に最新のシステムが利用できる

PCにインストールするわけでもなければサーバ上にシステムを構築するわけでもないクラウド会計ソフトは、ベンダーが保有するサーバ上で稼働しています。

このためユーザーとしては運用管理に一切タッチする必要はなく、ベンダーに一任している状態です。

となるとこれまで面倒だったバージョンアップへの対応は皆無。何もしなくても常に最新のシステムを利用することができます。

これまでサーバ上で会計ソフトを稼働して運用管理していた会社にとっては、負担の大きい業務を一気にゼロにできるのでかなり大幅な業務効率化が期待できます。

クラウド会計ソフト2つの誤解

毎月費用がかかるからコスト増になる…

インストール型のやサーバ上に構築する家計ソフトにかかるコストはパッケージ購入時のみ。一方クラウド会計ソフトでは毎月費用が発生するのでコスト増になるから導入したくないという方が多いようです。

確かにクラウド会計ソフトは毎月のランニングコストがあるので、一見してコスト増になってしまうと考えがちですね。

しかしこれは最も誤解されている点でもあります

⇒コストパフォーマンスはかなり高い

まずインストール型などの会計ソフトは1度しかコストがかからないという点ですが、既にこの時点から誤解があります。製品自体を購入する際は1度きりのコストですが、その後の運用管理を忘れてはいけません。

バージョンアップ対応や障害発生時に対応、バックアップなど様々な業務が発生します。そしてそこには必ず人件費という“見えないコスト”がかかっているので、しっかりとしたランニングコストが存在するのです。

これに対しクラウド会計ソフトでは月額費用は発生するものの、運用管理が不要なため大幅な業務効率化につながっています。つまりランニングコストに見合ったメリットがしっかりとあるのです。

また、月額利用料という形でコストが目に見えているのでクラウド会計ソフトに対する費用対効果も測定しやすいでしょう。

こうしたいくつかの点から、クラウド会計ソフトの方が従来の会計ソフトよりもコストパフォーマンスに優れていると言えます。

[SMART_CONTENT]

クラウドサービスってセキュリティに不安が…

クラウド会計ソフトから生成される会計データは社内ではなく、ベンダーが管理するサーバ上で保管されることになります。

「データが社外へ出てしまう。しかもインターネット経由で」という事実にセキュリティ面に弱いのでは?と考える方が多いようです。

しかし実は、これも大きな誤解でした。

⇒自社独自のセキュリティ体制よりも安全

まずクラウド会計ソフトを始めとした多くのクラウドサービスではセキュリティ面にかななり気を配っています。「顧客データを預かる」というサービスの特性上当然のことですね。

SSL暗号化通信といったスタンダートなセキュリティはもちろん、複数のセキュリティ認証をクリアしていたり複数データセンターに分散管理していたりとかなり堅牢なセキュリティ体制を敷いています。このため、実は自社独自にセキュリティ体制を敷くよりも安心なケースが少なくないのです。

「我が社のセキュリティ体制は万全だ」と言える企業はどれだけいるでしょうか?むしろ中小企業などはセキュリティへの対応が後回しになりがちで、十分な対策を取れていないことが多いと思います。2016年に入りサイバー攻撃が尚も増加している状況下では、クラウド会計ソフトを導入することが自然とセキュリティ対策にもなるということなのです。

また、複数データセンターへ分散処理してくれているおかげでBCP(事業継続計画)対策にもなりますね。日本は地震などの自然災害によっていつ事業継続が難しくなるかわからない状況なので、この点もセキュリティで評価すべきポイントです。

まとめ

いかがでしたか?今回はクラウド会計ソフトが持つメリットと多くの方が持つ誤解について解説しました。もちろんメリットだけでなくデメリットも存在しますが、それはまた別の機会に紹介していきたいと思います。

ただ、従来の会計ソフトより有用性が飛躍的に伸びていると感じて頂けたのではないでしょうか?事実、だからこそクラウド会計ソフトのシェアが伸び続けているのです。

平成28年度の確定申告は来年の2~3月に行われますので、会計ソフトを入れ替える時期はそのころになるかと思います。まだまだ時間はあるので1度じっくりと検討してみてください。

最後に、会計ソフトだけでなく販売管理ソフト在庫管理ソフトなど複数のソフト導入をニーズがあり、尚且つそれぞれが連携の取れた環境を構築したいという方には「クラウドERP」をおすすめします。

参考記事:おすすめの会計ソフト17選

わかりやすいマンガ形式で解説!会計ソフトの選び方 まるわかりガイド

RECENT POST「会計ソフト」の最新記事


クラウド会計ソフト:6つのメリットとありがちな2つの誤解
わかりやすいマンガ形式で解説!会計ソフトの選び方まるわかりガイド
【事例】あきんどスシロー

RANKING人気資料ランキング

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング

New Call-to-action