在庫管理システムとは(第7回)~ 在庫の最適化

 2013.06.24  クラウドERP編集部

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前回『在庫管理システムとは(第6回)~在庫と会計』では、企業としては、機会損失と売上原価の低減のメリットも出しつつ、無駄な在庫は持たないという、「在庫の最適化」を目指す必要があることをご説明しました。今回は、実際に在庫の最適化を行うための参考値となる指標と、在庫の補充方法についてご説明します。

在庫の最適化の指標、在庫回転率と在庫回転期間

在庫の最適化を行うための参考値となる指標の代表的なものに、在庫回転期間と在庫回転率があります。

在庫回転期間とは、その商品が入荷され、そして出荷されるまで平均何ヶ月(何日)要するかを示した指標です。別の言い方をすると、何ヶ月分(何日分)の在庫を持っているかを示すものであるということです。例えば、在庫月数は「在庫高(月平均)÷売上高(年間)× 12」で表わされます。ある品目の月平均の在庫高が50 で、年間の売上高が100 だったとすると、「50 ÷ 100 × 12 = 6(ヶ月)」となり、この品目を入荷して売り切るまでに半年かかると見なします。在庫回転期間は、短いほうが販売の効率が良いと見なせますが、短すぎると品切れを起こしている可能性も出てくるので注意が必要です。

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在庫回転率は、先ほどの在庫回転期間の逆数であり、一定期間に在庫が何回転したかを示す指標です。「売上高÷在庫高」という計算式で表わします。例えば、年間の売上高が100 で、月平均の在庫高が50 の商品があったとすると、「100 ÷ 50 = 2(回転)」となり、年間に「入荷→売り切り」のサイクルが2 回行なわれたことを意味します。こちらは、回転数が多いほうが販売効率も良いと言えます。

在庫回転期間も在庫回転率も結局は同じことを示しているのですが、販売の効率性に着目したい(回転率)のか、何ヶ月分の在庫を持っているのかを把握したい(回転期間)のかなど、分析の視点/目的の違いによって使い分けをすることになるでしょう。

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在庫補充の発注、定量発注点方式と定期発注点方式

在庫の最適化を考慮して在庫を補充するための発注のやり方には、定量発注点方式と定期発注点方式の2つがあります。

定量発注点方式では、あらかじめ決められた在庫量(発注点)を下回った時点で、一定の数量を発注します。定期発注点方式では、定期的に在庫の量を確認し、需要予測ななどに基づいて、その都度、数量を計算して発注を行います。この2つの方式は、図1のような商品の特性に応じて使い分けられます。

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定量発注点方式の場合、発注点に到達したかどうかは、常に発注担当者がモニタリングしておく必要がありますが、このような監視・アラートはシステムで処理することで、担当者の負荷を軽減し、発注ミスを防止することができます。また、発注量も決定しているため、担当者の承認のみで自動的に発注を行う処理も可能です。


ERP入門: 在庫管理システムとは(第1回)~ 在庫の目的①
ERP入門: 在庫管理システムとは(第2回)~ 在庫の引き当て
ERP入門: 在庫管理システムとは(第3回)~ 在庫の目的②
ERP入門: 在庫管理システムとは(第4回)~ 在庫管理システム
ERP入門: 在庫管理システムとは(第5回)~ 在庫金額計算
ERP入門: 在庫管理システムとは(第6回)~ 在庫と会計
ERP入門: 在庫管理システムとは(第7回)~ 在庫の最適化

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国内クラウドERP利用実態調査レポート:矢野経済研究所

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