ここまでのお話をまとめると、仕訳されたデータがまず総勘定元帳に格納され、次に集計されて残高表に格納され、最後に貸借対照表と損益計算書としてレポートされるというのが、財務会計システムの大まかな流れということになります。
これらの処理はその実行のタイミングに関して大きく2つに分かれます。まず、仕訳を行い総勘定元帳テーブルを更新する処理は、お金の出入りが発生するたびにデータが入力されテーブルが更新されるオンライン処理です。
一方、総勘定元帳の金額を集計して残高表テーブルを更新する処理と、貸借対照表と損益計算書を作成する処理はバッチ処理で行われます。これらのバッチ処理は、締めと呼ばれるタイミングで実行されます(図1)。
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締めとは、決算を行う際にシステム上でいろいろな勘定科目について、データの整理を行った上で、集計とレポート作成を実行することをいいます。決算とは、企業が社外に会社の状況を報告することをいい、通常半年に一度行います。従って、締めも半年に一度行われることになります。
最近は、決算を3ヶ月に一度行う会社が多くなっていますし、決算を行わなくても、社内での情報として会計データを活用するために、毎月、締め処理を行う会社も出てきています。このため、財務会計システムの締め処理のタイミングはどんどん短くなってきていることになります。
[SMART_CONTENT]
ERP入門: 財務会計システムとは(第1回)~財務会計システムと勘定科目
ERP入門: 財務会計システムとは(第2回)~利益
ERP入門: 財務会計システムとは(第3回)~ 仕訳
ERP入門: 財務会計システムとは(第4回)~ 総勘定元帳と残高表
ERP入門: 財務会計システムとは(第5回)~ 貸借対照表と損益計算書
ERP入門: 財務会計システムとは(第6回)~ 締めと決算
クラウドERP実践ポータル編集部
クラウドERP実践ポータル編集部は、クラウドERPの導入・選定に特化した実践的な情報を提供する専門家チームです。基幹システム刷新を検討中の企業担当者に向け、最新の市場動向、導入メリット、失敗しないための選定基準を、現場視点のナレッジとして整理・発信しています。複雑なIT用語を排した分かりやすい解説により、企業のDX推進を実務レベルで支援することをミッションとしています。
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